2011年08月13日

2011.8.13 SUMMER SONIC OSAKA Vol.1

 誰が何と言おうとも、夏と言えば夏フェス。

 というわけで行って参りましたSUMMER SONIC。今年は大阪会場で起こったこと2日間をありのままにレポします。当記事では1日目について書いていきます。2日目に関してはまた別記事になります。

 その前に今回のSUMMER SONICの大阪会場について軽く説明。

 会場は2007年以来大阪にある人工島・舞洲で行われています。以前は南港で行われていたのですが騒音で問題になったそうで、それでこの会場に移されたという背景があるそうです。舞洲と言えば2008年大阪オリンピックを見込んで大阪市が多額の投資を行って建設された土地なんですが、誘致失敗で完全に無駄金になったというのは知っている人ならご存知の通り。野球場やアリーナ会場も建設されてますが、お世辞にも有効活用されているとは言い難い状況。土地の大半が公園エリアなので、騒音の心配はこの地だとほとんどないというのが大きなメリットでしょうか。

 アクセスはJR桜島駅からシャトルバス。今年は地下鉄のコスモスクエア駅からも運転されるようになりました。幕張会場と比べても非常にアクセスは悪いと言っていいでしょう。特に桜島便の帰りのシャトルバスは混雑と駐車場の関係で桜島駅から隣のユニバーサルスタジオ駅まで約10分間歩くことを余儀なくされてます(20時くらいまでなら桜島駅から乗れるという話らしいですが)

 ステージは3つあります。大きいステージから順にOCEAN STAGE、MOUNTAIN STAGE、SONIC STAGEになります。去年まではもう少しステージがあったのですが今年は3個に縮小されました。

 メインステージのOCEAN STAGE、サブ的位置づけのMOUNTAIN STAGEともに野外でのステージで、収容人員は数万人単位になりますが、MOUNTAINの方は入場制限寸前までいくステージが2日目にありました。それについてはおいおい書くことになります。MOUNTAIN STAGEは昨年までで言うSKY STAGEにあたり、OCEAN STAGEからの距離が近くなって体力消費という面ではかなり楽になりました。その代わりOCEAN STAGEの音が物凄く聴こえるという大きな難点が生まれていますが…。

 灼熱地獄とも言って良い会場の中で唯一屋内ステージになるのが舞洲アリーナ内に設置されたSONIC STAGE。アーティストを見るだけでなく、避暑や体力回復を目的としてこの会場に入る観客が多いのは言うまでもありません。幕張会場は幕張メッセがメインなので、QVCマリンスタジアム以外は基本的に屋内が中心になりますが舞洲会場の屋内エリアはここだけです。夏フェスと言えば全て野外というのが当然ながら基本ですが、例えば四大フェスの中でRISING SUN FESTIVALやFUJI ROCK FESTIVALはそれぞれ北海道、新潟の山の中という条件でそれほど暑くはなりません。ROCK IN JAPANはひたちなかなので当然かなり暑いですが木々の多い土地でもあるので日陰エリアはかなり多く存在しています。

 サマソニ大阪では日陰エリアは探さないと見つからないというイベントです。さすがに海沿いなので多少風はありますが、それよりも厳しい暑さがはるかに勝ります。来年以降このイベントに行く人は他フェス以上に万全の対策で行くことを強くお薦めします。はっきり言って高校野球が行われている甲子園球場の外野席の方が何倍も楽です。

 ちなみに自分が思う対策としては以下の通り。

・当然ながら帽子は必須
・Tシャツの代えは最低でも2枚
・タオル持参は当たり前、2枚以上持って行くくらいで丁度良い
・日焼け止めクリームは何度も塗る
・制汗スプレーも必須
・冷凍飲料も持参必須。最低でも3つは持って行くべし(鞄に入れてタオルに巻けば15時くらいまで十分持ちます)
・熱中症対策に塩系の飴も必須
・レジャーシートもあった方が便利
・クロークは1000円かかる上に帰りの時間帯は出すのにも一苦労なので注意
・出る汗の量で行く回数は必然的に減るとは言え女子はトイレの行列にも注意。更衣室も1ヶ所しか存在しない
・無理をせず、見るのが不可能だと思ったら潔く諦めるべし


 特に今年は出店や水分補給エリアでさえも30分以上並ぶという事態が発生したので尚更水分に関しては重要になります。そもそもソフトドリンクを買う時点で250円かかります。水分はあらかじめ持参することを強く推奨します。ただアルコールに関しては自分が下戸なので要領を得たコメントは出来ません。その点は悪しからず。。。(ちなみにビールは600円、かき氷は500円でした)

 とまあ、運営の方は改善すべき点が多々あるフェスですがステージに関しては、少なくとも自分が見たアーティストは全て素晴らしいステージだったと言い切れます。前置きが非常に長くなりましたが1日目に見たアーティストは以下の顔ぶれ。

・GYPSY & THE CAT(MOUNTAIN STAGE)
・YELLE(MOUNTAIN STAGE)
・TWO DOOR CINEMA CLUB(MOUNTAIN STAGE)
・METRONOMY(SONIC STAGE)
・マキシマム ザ ホルモン(OCEAN STAGE)
・YUKI(OCEAN STAGE)
・X JAPAN(OCEAN STAGE)
・SUEDE(SONIC STAGE)


・GYPSY & THE CAT(MOUNTAIN STAGE)
 MOUNTAIN STAGEのトップを飾るのはGYPSY & THE CAT。オーストラリア出身の2人組。1stアルバム『Gilgamesh』がリリースされたのが2010年11月、サマソニは当然初参戦で、おそらくは日本に来るのも初めてという新進気鋭のグループ、注目度も高まります。

 2人組ですが登場したのはバックバンドも含めて4名。青を基調とした衣装でVocalの方はアロハシャツでカラフル。夏らしさを演出します。それは音楽面でも同様で、70'sから80'sを思わせる懐かしい感じのメロディーにキーボードの音、そして何よりVocalの絶妙なまでの声質の美しさ。洋楽初心者でもかなり聴きやすい音を奏でていた印象があります。それでいてJ-POPらしさがあるわけでもなく、ある意味彼らそのものをジャンルとして聴けるくらいの魅力があるということでしょうか。

 演奏されたのは計7曲。前半が落ち着いた曲、後半が勢いのある曲という形でセットリストが構成されていました。そのため時間が進むにつれて盛り上がり、結果的に最高潮でステージを終えたという印象でした。「Jona Vark」あたりはかなり憶えやすいので、聴いたことない人はまずこの曲から始めてみても良いのではないでしょうか(Youtubeへのリンク)。

ギルガメッシュ / ジプシー&ザ・キャット (CD - 2011)

・YELLE(MOUNTAIN STAGE)
 フレンチ・エレクトロポップスの代表選手と言って良いでしょうか。サマソニ出演は3年前のDANCE STAGE以来3年ぶり、今回は2011年リリースの2ndアルバム『Safari Disco Club』をひっさげての登場となります。女性ソロボーカルという形で紹介されていますが、実際の所はドラムとキーボードの男性を加えた3人組とも取れそうな雰囲気です。いずれにしてもライブツアーではこの面子で常に回っていることは間違いなさそうですが。

 ステージの方はもう初っ端から衣装に釘付けといった感じでした。ジャングルの木を模したような上着で顔を隠して登場、さぞかし暑そうな印象もありましたが雰囲気は抜群。おそらく今年のアルバムに合わせた衣装と思われます。その格好で1曲歌った後は上着をほっぽり投げて赤の豹柄の全身タイツ。非常にセクシーな格好で踊りやすい衣装です。

 後はひたすらディスコ!ディスコ!ディスコ!という感じで本人もオーディエンスも踊りっぱなしのステージになりました。ステージ上の彼女は縦横無尽に動きまくり踊りまくり、時には太鼓を叩くパフォーマンスもあったり。非常にエネルギッシュなステージを展開させていました。その太鼓とドラム・キーボードの生演奏が目立っていたのでなんだかエレクトロ・ポップという感じが薄れた気もしないではないですが、上々のステージと言って全く差し支えない内容であることは疑いない事実です。日本のアーティストでこういったタイプの人はまずいないので、そういう意味でも良いライブを目撃したと言って良いでしょう。

Safari Disco Club [Import, From UK] / Yelle (CD - 2011)

・TWO DOOR CINEMA CLUB(MOUNTAIN STAGE)
 北アイルランド出身の3人組バンド。ドラムがいないのでスリーピースというとやや語弊があるでしょうか。2010年に『Tourist History』でデビューしたばかりですが、サマソニには前年にも出演していて今回が2年連続。

 海外のフェスでもこの人たちのステージは好評判という話を行く前に聞きましたが、ステージを見て完全に納得。メロディーやボーカルの声・演奏も良かったですが、特にリズム・ビートの面でここまで素晴らしいと思わせるバンドを見たのは初めてかもしれません。ノリの良いエイトビートのリズム、「Do You Want It All?」にあるような癖になる7/8拍子のテンポ、「I Can Talk」にある"Ah, Oh, Ah Ah Oh"のコーラスなど聴いていて面白い部分がいっぱい。初見どころか今まで彼らの音を全く聴いたことない人でも楽しめるレベルではないでしょうか。

 結成は2007年、アルバムはまだ一枚しかリリースされていないですがこのステージを見る限りだとそんなことは信じられない、というのが正直なところ。次のアルバムが待ち遠しいとともに、順調にいけば世界を代表するバンドになることは間違いないという印象を強く持ちました。10年後くらいにサマソニに出る時にはヘッドライナーになっているかもしれません。ポップな色合いのリズミカルなロックが好きな人なら洋邦の興味関係なくチェックすることを強くお奨めします。

TWO DOOR CINEMA CLUB/Tourist History: Deluxe Edition

・METRONOMY(SONIC STAGE)
 このステージはSONIC STAGEのスタンド席で見ていたのですが、3つ続けて野外の暑い暑いMOUNTAIN STAGEで見ていたこともあって途中意識が飛びそうになってしまいました。真剣にステージを見るならとてもじゃないですがスタンドで見るのはお薦め出来ません。最初のステージならともかく、それ以外ならもう休憩と割り切った方がいいと思います。

 さてこのグループもニューウェーブの色が強いバンド。シンセサイザーを使った編曲が非常に特徴的で、Youtubeをチェックした時点でその世界観に驚愕しましたが、このステージでも独特の世界観を存分に発揮していました。特に歌メロと全然合っていないシンセサイザーの演奏が目立った1曲目は印象に残りました。

 真ん中辺りはウツラウツラしながら見ていた状態なのであまり記憶には残ってないのですが(汗 ちょっとした機材トラブルがあった様子で、その分完璧に本来のライブ、というわけではなかったのかもしれません。ラスト近辺で演奏された「A Thing For Me」は事前に聴いていたこともあって自分の中では相当盛り上がりました。そしてスタンドから見る限りアリーナの様子はかなり盛況でした。もっとも個人的には今年のアルバムより3年前のアルバムの方が耳に合うかも…、というのが彼らのシングル曲を聴いた印象でもあるのですが。

English Riviera [Import, From US] / Metronomy (CD - 2011)

・マキシマム ザ ホルモン(OCEAN STAGE)
 ドラムのナヲちゃんが結婚出産後彼らのステージを見るのは初めてですが、ダイスケはん含めMCの面白さは相変わらず高値安定。THE BLUE HEARTSのカバーも途中であり。最後は例の恋のおまじないの後に「恋のメガラバ」で〆。

 …ごめんなさい、30分近く出店で並んで最初の方のステージに間に合わず、挙句その後もステージの後ろでかき氷買ってたりしてたのであんまりちゃんと憶えてないんですよ(汗)音はずっと聴こえていたのですが…。

 とりあえず個人的に記憶に残っているMCは「カレーが辛いと言って帰りますからね!」。この後のアーティストをリスペクトする発言でした。こんなのですみません。

3曲入りAAA(トリプルA面シングル)「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011〜2011」 [CD] / マキシマム ザ ホルモン (CD - 2011)

・YUKI(OCEAN STAGE)
 来年はデビュー20周年、ソロデビュー10周年、自身40歳の節目を迎えるベテランなんですが、彼女がステージから出て来た瞬間のみずみずしさは他の39歳の女性アーティストにはまず出せない魅力ではないかと思います。

 水色を基調にピンクを混ぜた衣装が最初からまぶしく輝いていますが、その衣装で「JOY」「長い夢」「メランコリニスタ」と踊りまくります。「JOY」の振り付けはそのPVで2006年のMVAのBEST VIDEO OF THE YEARに輝いた名作なんですが、それ以外にも歌唱と踊りでオーディエンスを魅了させます。YUKIの動きは非常に自然なダンスに見えて、かつ細かい所まで計算し尽くされているという印象で、その天然と人工のバランスがものすごく絶妙なんですね。だからこそ彼女独特の色気が年を経ても衰えないどころかむしろ進化させる、そんな感想をこのステージを見て強く抱きました。それにしても「長い夢」の回転数はかなり多いです。それこそフィギュアスケート選手の次に回転しているんじゃないかという勢いでした。

 今回のフェスは8月24日にリリースされるアルバム『megaphonic』のプロモーションの意味合いもあるようで、先行シングル「Hello!」の後に「裸の太陽」「wild ladies」「ないてる怪獣」と新曲が続きます。当然ながらオーディエンスの大半が知らないであろう楽曲なんですが、彼女の動きを見ていると全く退屈しないんですよね。曲に合わせた振り付けがとにかく面白くて色気があって引き込まれてしまいます。「ないてる怪獣」の最後のポーズはもはや反則に近いです。これはYUKIじゃないとまず絵にならないでしょうね。

 本日のYUKIはMC曰く絶好調。7曲歌ったところで次はラスト、本人まだまだ歌い足りない、見ている方も「もう?」という印象でまだまだ見たいというのが正直なところではなかったでしょうか。ラストは2007年リリースの「ワンダーライン」で〆。文字通り、あっという間のステージでした。フェスでここまで時間が過ぎるのが早いと感じたステージも珍しいと思います。やはりYUKIは凄い方でした。

megaphonic(初回生産限定盤) [CD+DVD, Limited Edition] / YUKI (CD - 2011)

・X JAPAN(OCEAN STAGE)
 大体ステージが入れ替わる時は多少後方に人が流れる傾向があるものですが、YUKIのステージが終わるや否や完全に前の方に人が流れました。前方にいた人で後ろに行けた人はほとんどいなかったかもしれません。今回のSUMMER SONICは開場以来の人の多さらしいですが、その大きな要因になったのが間違いなく彼らのステージ。2007年の再結成後東京ではいくつかのライブをやり、2010年は北米、2011年は欧州、南米でツアーを行いますが大阪での生のライブはなんと「DAHLIA TOUR 1995-1996」以来15年ぶり。関西のファンからしてみれば期待度は否が応にも高まります。まあ関西以外からも相当多く来ていたようにも思いますが…。

 荘厳なSEが鳴り、しばらくしてメンバー入場。大歓声。まず演奏されるのは今のところ最新曲となる「JADE」。いきなり炎もバンバン上がる激しいステージ。しかし今回のステージの濃さを振り返るとこれはあくまでも軽いジャブ。

 次の曲のイントロが鳴った瞬間会場一斉に大歓声。1994年に大ヒットした名曲「Rusty Nail」。TOSHIの声は言うまでもなく男性には有り得ないほどの高音なんですが、17年経っても全くキーを変えず当時とほとんど変わらない調子で歌ってます。彼は音楽から離れていた時期も数年間あったはずで、それを考えると驚異という言葉しか出て来ません。

 メンバーが一旦ステージからはけて、舞台上手に残るのはSUGIZO。バイオリンの独演が始まります。しばらくしてYOSHIKIのピアノが加わり、さぞかしロックというよりクラシックという雰囲気。そう思うや否やすぐに馴染みのある、いやむしろロックを愛する日本人にはDNAレベルで刻み込まれてると言っても過言ではないあのメロディーが流れます。そう、「KURENAI」。イントロ部分をピアノとバイオリンが競演。正直信じられない光景でしたが、これさえもまだこのステージの完全なハイライトでないのはしばらく経ってからわかること。TOSHIのあの「紅だーーーーーーー!!!!!」の叫びと共に始まる演奏。もう夢かうつつかどうかも区別がつきません。

 TOSHIのMC。挑発的な言葉で乗せるMCは全盛期の彼らそのもの。しばらくしてYOSHIKIにマイクが渡ります。X JAPANの歴史はある意味大阪で築かれた部分もあって、当時のオーディエンスがいなければ今の自分達はなかった、今回多くのオーディエンスが集まってくれたことに心から感謝という内容を話しているうちにいつしか東日本大震災のこと、そして先日亡くなったTAIJIの話になり、いつしかYOSHIKIの目に涙がこぼれ出します。そして亡くなった人のために1分間皆さんに黙祷をしてほしいという話になり…

「黙祷ーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

 かなり唐突に大声で叫ぶわけです。傍から見ていたら、あるいは伝聞で聞けば思わず笑ってしまう話なのかもしれませんが、会場にいる限りでは笑う所は全くありません。本当に1分間、会場は静寂に包まれました。中には日本語のわからない外国人の観客もかなりの人数いたはずなのですが彼らさえも一言も言葉を発しません。

 そしてライブ再開。「Born to be Free」「I.V.」と新曲が続きます。明らかに音はロックなんですが、見ている方はもはやこの音楽が何のジャンルなのかわからない雰囲気。クラシックとかオペラとか、並のロックには到底敵わない崇高なオーラが音全体に満ち溢れています。そんな中でTOSHIがオーディエンスに何度も煽ります。「I.V.」ではサビに英語詞のコーラスがありますが、もう何回も歌わせてました。2回や3回というレベルではありません。それこそTOSHIやYOSHIKIが満足するまでという感じで、正確には数えてないのでわかりませんが最低でも10回は歌ったと思います。そうです、ライブというのはアーティストだけでなくオーディエンスも重要な構成要素。演者と聴衆が一体になる、これが最高のライブの醍醐味。もちろん場が場なので聴衆が無理する訳には当然いかないわけですが、ある意味それはライブの原点に立ち返った内容と言っていいのかもしれません。

 そういう訳でOCEAN STAGE全体が暴れ回るだけ暴れ回ったわけですが、ラストナンバーは「X」。もうアレですよ、Xジャンプですよ。フロントは当然として後ろの方でも相当な人数が例のXジャンプをやっていました。ステージから見るとさぞかし凄い光景だったと思われます。最後はYOSHIKIもちゃっかりドラムを壊していて、もう有り得ないくらいに全力を出し尽くしていました。

 「Tears」が流れる中でHIDEとTAIJIに捧げるスクリーン、そしてギッシリ埋まった聴衆に向かって挨拶。時間は午後7時過ぎ、空は薄暗くなって夕焼けも見える頃。それはもうこの上なく美しい光景でした。2011年8月13日、大阪でまた一つの伝説が刻まれた、そう申し上げても全く過言ではないステージでした。おそらく自分が生きている間にこれ以上戦慄を憶えるライブはまず見られないと思います。例え自分が記憶喪失に陥ろうともこのステージだけは記憶に残る、それくらい凄い内容でした。こんなパフォーマンスをするのは日本どころか世界のミュージシャンでもこの人たちだけでしょう。

X JAPAN RETURNS 完全版 DVD-BOX / X JAPAN (出演)

・SUEDE(SONIC STAGE)
 RED HOT CHILI PEPPERSとPRIMAL SCREAM presents SCREAMADELICA LIVEと重なったこともあってか、SONIC STAGEに集まった人はやや少なめ。ラストはSONICのアリーナエリアで、かなり前方で見ることになったのですがその判断は大成功だったように感じました。

 SUEDEは1990年代前半に一世を風靡したUKロックバンド。2003年に解散後昨年に再結成、今回のサマソニは再結成後初の来日というわけでSUEDEとしては9年ぶりの出演。これまでに発表された5枚のアルバムのうち3枚が全英1位という、まさに90年代UKロックを代表するバンドと言って良いでしょう。過去にはボーカルのBrett Andersonの発言も注目を浴びたそうで、それだけカリスマ性のあるバンドだったということでしょうか。何せ彼らの音楽を自分が知ったのはこのライブのほんの数週間前の話でして…。楽曲は『SINGLES』を一通り聴いてタイトルと内容は一致せずともある程度頭には入れていましたが、やはり見終わった後はまだまだ予習不足ということを痛感しました。もっと聴いてれば間違いなくもっと楽しめただろうな、と…。

 さてステージですが、もうメチャクチャ凄かったです。ボーカルのBrett Andersonのアグレッシブさにただただ脱帽。マイクをぶんぶん振り回したり自分の体に巻きつけたり。あるいはステージから降りてアリーナで声援を受けながら歌ったり。「Animal Nitrate」「Can't Get Enough」「Beautiful Ones」あたりではオーディエンスも大合唱。MCもほとんどなくひたすら演奏、アンコールを含めると計18曲、1時間超ほぼぶっ続け。完全に圧倒されました。直前までレッチリとどちらにするか迷っていましたが、この人たちのステージを選んで正解だったとあらためて思います。

スウェード(コンプリート・エディション)(DVD付) [CD+DVD] / スウェード (演奏) (CD - 2011)

 以上で1日目のレポ終了。2日目は別記事にて。
posted by Kersee at 10:00| Comment(2) | 音楽フェスティバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こちらのブログにコメントするのは初ですね。お疲れ様です!

今年のサマソニは目玉どころが多くて、僕としても行きたかったんですけどね〜。羨ましい限りです。今年は運営が特に酷かったようですけど。

特にやっぱYUKIちゃんとXですね。XはTwitterでも大体の人が凄かった!って言ってましたね。明らかにXファンでないような人たちでも。本当に、世界中探してもこんなバンドは到底いないだろうなーって思います。ぜひとも生で観たかったですね〜。

2日目のレポも楽しみにしてます!
Posted by ミツ at 2011年08月18日 23:24
>ミツ様
 X JAPANの文章があんなに公式RTされるとは思ってませんでしたがw まあ凄かったです。これだけでも今年のサマソニに行った価値があったかもしれません。
Posted by Kersee at 2011年08月20日 01:18
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