2011年08月14日

2011.8.14 SUMMER SONIC OSAKA Vol.2

 2日目の記事です。この日は前日と比べると風がそこそこあったので、案外SONIC STAGEへの避難なしに1日乗り切ることが出来ました。グッズを買った後に自分が見たステージは以下の通り。ほとんど女性です(汗

THE DOWNTOWN FICTION(MOUNTAIN STAGE)
THE PRETTY RECKLESS(MOUNTAIN STAGE)
YUI(MOUNTAIN STAGE)
Perfume(MOUNTAIN STAGE)
木村カエラ(OCEAN STAGE)

BEADY EYE(OCEAN STAGE)…前半のみ
AVRIL LAVIGNE(MOUNTAIN STAGE)

THE DOWNTOWN FICTION(MOUNTAIN STAGE)
 途中から後ろの方で適当に見ていたという状態でしたが、その限りでは若手らしく非常に熱いステージを演じていたという印象でした。8月3日に1stアルバムがリリースされたばかりというまさに新顔の中の新顔。「I Just Wanna Run」(Youtube)が非常に評判高かったみたいですが、確かに実際聴くとキャッチーな上に盛り上がる楽曲で、聴いていて非常に気持ちの良い曲です。いずれにしても今後に注目したいバンドであることは間違いないでしょう。

Let's Be Animals [Import, From US] / Downtown Fiction (CD - 2011)

THE PRETTY RECKLESS(MOUNTAIN STAGE)
 この人たちも新進気鋭のバンドです。ボーカルのTaylor Momsenはまだ17歳だそうですがその若さに似合わないくらいの格好良さ。金髪のロングヘアーを振り乱して一心不乱に激しい曲を歌いまくってました。メチャクチャカッコ良かったというか、ある種のオーラも感じました。日本人の同年齢の女性アーティストでこういうタイプは今いないですからねぇ。

 ステージは満杯の人でした。かなりの人数がこの後のアーティスト目当てであることは容易に想像できますが、彼らを魅了させるには十二分の内容だったと思います。大変迫力のあるステージでした。

Light Me Up [CD, Import, From UK] / Pretty Reckless (CD - 2010)

YUI(MOUNTAIN STAGE)
 この人のステージを見るのは2年前のROCK IN JAPAN以来2年ぶりなんですが、2年ぶりに見るとやはり少し大人っぽくなった印象。ですがそれは外見だけで、MCでの独特のかわいさといい人っぷりは全く変わってなかったどころかむしろその時を上回っていたように感じました。

 現時点での最新シングル「HELLO〜Paradise Kiss〜」からスタート。「GLORIA」「CHE.R.RY」、そしてこれも今年の曲である「Your Heaven」とヒットしていてかつ名曲が続きます。外は雲ひとつない青空で、風はあるものの陽射しはきつく、MCでは「何度も熱中症に気をつけて」と喋っていました。「一人だけ日陰でごめんね」とも言いつつ。

 3.11の被災者に捧げるという名目で「翼をください」も演奏。「知っている人は一緒に歌ってください」というMC通りサビでは大合唱。そんな穏やかな時間帯の後は「It's My Life」「Rolling Star」「I do it」とロック色の強い楽曲3連発。ラストはこちらも最新シングルのカップリング曲「YOU」で後味よく締めました。

 海外のミュージシャンと比べるとお世辞にも歌唱力があるとは言い難く、特に声量に関してはJ-POPの範疇で考えても小さい部類に入ると思います。でもその中で顔の筋肉を最大限に使って表情を崩しつつ歌う姿、MCを初めとして所々に見せるかわいい仕草と言動は間違いなく彼女以外に出せない魅力で、プロのミュージシャンとして魅せるという意味で考えるとやはり素晴らしいステージであることは間違いありません。考えてみたら彼女も2005年デビューですっかり中堅とも言えるキャリアを築いています。それでもほとんど人気が落ちず持続しているのはひとえに彼女の楽曲制作能力とパーソナルな部分、その両方に裏打ちされているということがあらためて再確認できたステージでした。

HELLO~Paradise Kiss~(初回生産限定盤)(DVD付) [Single, CD+DVD, Limited Edition] / YUI (演奏) (CD - 2011)

Perfume(MOUNTAIN STAGE)
 YUI終了後、MOUNTAIN STAGEでのオーディエンスの入れ替えはほとんどなし。一方的に前へ流れる人波。開演時間を前にフロントエリアは早くもモッシュ状態。東京で入場規制になったというPerfumeのステージは大阪でもほぼ満杯で規制寸前。

 ギッシリ入った状態でステージスタート。舞台上手から出て来た3人はオレンジの衣装。早速「FAKE IT」「ねぇ」「レーザービーム」と比較的新しい曲3連発。スクリーンに映し出される3人もステージに立っている生身の3人も言うことなしのかわいさ。

 3曲終了したところでMC。のっちが喋り始めるものの、噛み噛みのグダグダ。挙句には「オラ、みんなに会いたかったぞ!」とドラゴンボール風な挨拶。そりゃあ〜ちゃんのツッコミが入るのも仕方がないわけでして。かしゆかも暑さのせいかテンション高めで、自分でも何を言っているのかよくわからないような雰囲気。そして「男の人ー!」「女の人ー!」「そうでない人ー!」でお馴染みの声出し。このネタは前日ステージ進行を担当したABCの某アナウンサーがほぼそのまま使ってたんですが、彼はこの3人の許可を得てたんでしょうか。

 今日は新旧の曲織りまぜて、ということで演奏されるのは2008年1月のヒット曲「Baby crusing Love」。まもなく公開の映画『モテキ』で使用されるそうで、その絡みでの選曲かもしれません。その後は2010年の夏の大ヒット曲「VOICE」。そして例のPTAのコーナー。

 まずは発声練習的なものから始まって♪上の歯〜下の歯〜でお馴染みの「はみがきじょうずかな」。今年も日本各所で夏フェスが行われてますが童謡を歌う姿を拝めるのはおそらくPerfumeのこのステージだけと断言していいかと思います。この場面に直接遭遇するのは自分は初めてですがさすがに予備知識としてある程度はこちらも習得済み。ただ知らない人は間違いなく面食らったものと思われます。

 そして次が凄い。今年の夏フェスからやり始めたという話ですが♪夏夏夏夏ココナッツ!愛愛愛愛アイランド!とまさかの「ふたりの愛ランド」。字面としては漢字の部分をメンバーが、カタカナの部分をオーディエンスが歌うという形。繰り返すだけならいいけどもまさか原曲の音源まで流すとは。ビックリしましたよ。これ1984年の曲ですよ。石川優子とチャゲですよ。メンバー生まれてないんですよ。いくら夏だからと言ってもこれを選曲するスタッフもスタッフだし、とびっきりの可愛い笑顔で歌うメンバーもメンバーだし、ノる方もノる方もだし、そして何より完璧にライブ空間として成立していますし。その場では大爆笑しちゃいましたが、考えれば考えるほどツッコミどころは尽きません。

 ラストはイェイイェイのウォウウォウからサバイバルダンスでウルトラソウル。やっぱり2、3年前と進化しているということなのでしょうか、ウルトラソウルにもしっかりSEが入っていました。楽曲や踊りなどが進化しているのはここ最近の活動を見ていても明らかですが、まさかこの部分までこんなに進化しているとは。もはや言葉にならないですね。

 そして「チョコレイト・ディスコ」「ポリリズム」と鉄板の終わり方で収束に向かいます。こんなの見せられたらここまでずっと突っ立っていた観客もディスコ!でジャンプするわけですよ。大体ノらない人はほとんど最初から最後までノらないもので、それを3人のパフォーマンスで動かしている訳ですからね。これは凄いですよ。

 最高潮の盛り上がりのまま大阪での楽しい時間はあっという間に終了。去り際に発したあ〜ちゃんのこの言葉がとても印象的でした。「今日のポリリズムは一生忘れません!」いつレコード会社との契約が切れてもおかしくなかった4年前、それが今やハリウッドの映画で使われる存在になったPerfume。色々な意味で感慨深い一言でした。

 しかし2年ぶりに見て比較すると、本当に2年という時以上にパフォーマンスが進化していますね。外見だけでなく髪型などファッションも含めての可愛さ、中田ヤスタカプロデュースの楽曲(編曲はもちろんのこと最近はメロディーにも目を見張るものがあります)、細かい所までこだわりをみせる振り付け、言うまでもなく最高レベルのMC。もう伝説の域に達しそうです。この時代に生まれたということはすなわちPerfumeのパフォーマンスを生で見ることが出来るということ。そして日本に生まれたということは言わばPerfumeのライブを見られるチャンスが他国と比べて多いということ。更に言うとそのことで彼女たちを知るチャンスが出来たということ。ここまでいくと今の時代の日本に生まれて本当に良かった、ありがとうと神様に感謝したくなるぐらい。さすがにそこまでいくと大げさかもしれませんがステージを見終わった後の心境はまさしくそんな感じでした。そしてこれでもまだ全然今がピークと感じさせない3人。末恐ろしいです。

結成10周年、 メジャーデビュー5周年記念! Perfume LIVE @東京ドーム 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」【通常盤】 [DVD] / Perfume (監督)

木村カエラ(OCEAN STAGE)
 YUIやPerfumeと同様この人のステージを見るのもやはり2年ぶり。ただ彼女の場合その間に結婚・出産を経験していてその2組とは事情が全く違います。夏フェスももちろん2年ぶり、そしてサマソニに出るのは5年ぶりだそうです。

 早速登場。眩しいくらいの可愛さは以前と少しも変わるところがありません。序盤は新曲「喜怒哀楽 plus 愛」、アップテンポの「TREE CLIMBERS」、昨年発売の配信限定シングル「deep beep」と3曲歌ってMC。小さな体で縦横無尽に歌い回るパワフルなパフォーマンスもブランクを感じさせずさすがと言ったところ。

 そしてもはや結婚式の定番ソングとなった「Butterfly」。相変わらず聴かせてくれました、と書きたい所ですがこの辺りから、ほんの僅かなんですが2年前に感じなかった部分が少しチラつきます。結論を言うと少し苦しそうに聴こえたんですね。カエラの曲の中でもこの曲は高いキーの部分が極めて多くを占める曲。簡単そうにも聴こえますが、少なくとも原曲キーで歌うには結構難がある曲ではないかと自分は思っています。そしてライブではお馴染みの「circle」。会場全員がタオルをグルグル回す光景はやはり彼女のステージになくてはならない風物詩。

 MC。舞洲にある派手な建物にビックリしたという内容。とてもじゃないけどあの派手さは自分には真似できないという話。会場ちょっと絶句気味。そうです、これ大阪の人には笑えない話なんですよね(汗 でもこういう突拍子もないトークをするところもカエラの特徴なので、ここは一安心。

 後半は可愛い「Ring a Ding Dong」でスタートした後アゲアゲのノリノリで「BANZAI」「BEAT」「Magic Music」というセトリ。いずれの曲もカエラのステージでは欠かすことの出来ない曲。会場は大盛り上がりで最高潮でしたが、自分としてはやはり「BEAT」の6年前と今との声の違い(2年前は使い分け出来ていたような気が)、「Magic Music」の最後の歌唱が若干グダグダ気味になったのがちょっと気になったり。総じて素晴らしいステージであったことは間違いなく、この日初めて彼女を見たとしたら間違いなく大満足の内容だったと思いますが自分の場合2年前に見たステージが完璧だっただけに、そう思うとやっぱり出産を経てのブランクと変化はどうしても避けられない物なんだなぁ、という感想を抱かざるを得ない内容でもありました。

 でもステージ上のカエラは終始笑顔。こちらは2、3年前に見た時よりも印象に残っていました。そこからはプライベートが充実しているとともに、やっぱり彼女はライブが好きなんだなぁ、ということが推測できました。色々と心配もありますがやっぱり好きなアーティストであることは自分としては変わりないわけで、今後も応援したいです。

5years / 木村カエラ (CD - 2010)

BEADY EYE(OCEAN STAGE)
 OasisのボーカルLiam Gallagherを中心として2009年に結成されたバンド。サマソニはもちろん初参戦。

 事前に音楽を聴いてない上に、この後のステージの都合で前半しか見られなかったですが、感想としてはもうLiam Gallagherのオーラは半端ないとしか。ポケットに両手を入れて斜めの姿勢で歌うその姿は遠くで見ていても存在感抜群でした。Oasisという世界を制したバンドのボーカルが持つ訴求力と云う物を短い時間でもあらためて感じさせた、そんな印象です。
 BEADY EYE Brixton Academy,London,England April 3 2011( 1CD-R )

AVRIL LAVIGNE(MOUNTAIN STAGE)
 もうこの人くらいになると洋楽に興味ない人でも音楽好きなら大半は知っている存在でしょう。4thアルバム『Goodbye Lullaby』もビルボードで1位を獲得、言うまでもなく世界を代表する歌姫の一人。元々はNe-Yoが出演する予定だったのですがキャンセルになってこの人が代わりに登場、こっちの方が豪華じゃないのかという声もあったりなかったり。

 そのアルバムの先行シングルになった「What The Hell」からスタート。すごくノリやすい曲でした。序盤はこういったギターサウンドが目立つアップテンポな曲が続きます。いくつかそういった曲が続いた後一旦ステージ裏にはけて映像が流れ出します。大自然の中で歌う彼女のPV。これは2010年にリリースされた「Alice」。ここで一気に会場の空気が変わったように思います。

 ここからはバラード中心。「When You're Gone」を中心にバラードが続き、途中ギターソロもありました。良い曲ながらも少々会場が落ち着いた雰囲気の中でドロップされたのが超ノリノリの名曲「Girlfriend」。普段アヴリルの曲をあまり聴かない自分でもこの曲は耳馴染みがかなりありました。サビの部分はこのステージ最大の盛り上がりだったかもしれません。

 その後も新曲からデビュー時の曲まで様々な曲を見せてくれました。十数曲におよぶセットリストはヒットナンバーあり新曲ありで大変豪華な内容。ラスト2曲は1stアルバム『Let Go』からのナンバーでした。アンコールがなかったのがちょっと残念でしたがやはりヘッドライナーにふさわしいステージであることは間違いありませんでした。そして同時にヘッドライナーはやはり選ばれるべき人が選ばれるものなんだなぁ、とあらためて思いました。

 全体的に通しで聴くと思った以上にJ-POP色が強くてすごく聴きやすかったです。自分の周りにいた観客も若い女性が大半で、なんだかSUMMER SONICというよりa-nationみたいな雰囲気でした。バラードからアップテンポまで楽曲の種類も幅広く、当然歌唱力も確かで10年近く世界のトップを張るだけの存在感は十二分に感じさせてくれました。

Goodbye Lullaby [CD, Import, From US] / Avril Lavigne (CD - 2011)


(最後に)
 運営面では文句を言いたい場面が多々ありましたが今回見たアーティストのステージングはどれも超一流でした。アーティストの方々には今あらためて考えても感謝という言葉だけでは語れない気持ちです。来年も幕張か大阪かは別にしてサマソニには必ず行くことになると思うので、邦楽はもちろんのこと海外のアーティストに関しても新たな出会いを期待したいです。Thanks for Osaka and all musicians in Summer Sonic!

posted by Kersee at 10:00| Comment(4) | 音楽フェスティバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

自分も行きましたが、YUIが一番良かったように感じます!

歌唱力はまずまずでしたが見る者を魅了する力を感じました。
Posted by make sure that at 2011年08月19日 13:54
>make sure that様
 あの容姿と仕草は反則だと思います。そりゃ人気も続いて当然だとあらためて感じました。
Posted by Kersee at 2011年08月20日 01:19
レポートお疲れ様です。

やっぱり結論としては
「関西に居ても、もし金銭的に可能ならサマソニは幕張に行った方が良い」
ですかねぇ(苦笑)
幕張はビーチステージ以外は基本どこのステージでも直射日光からは逃げられますし(マリンでもスタンド席に行けば良い)。
でも今年YUKIとかYUIとか、大阪オンリーの人が複数居たのはなぜなのかな。過去そういう例はまず無かったですが。
Posted by aipo at 2011年08月20日 07:14
>aipo様
 結論としては結局そうなりますねぇ。2会場でここまで体力の消費が違うフェスというのもそうそうないと思います。大阪オンリーといえばCHEMISTRYもそうでしたが、過去を紐解いてみてもそういう年はなかったですね。不思議です。
Posted by Kersee at 2011年08月21日 20:55
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