2012年03月27日

2012.3.27 KIRIN CHU-HI 氷結 presents Perfume 3rd Tour「JPN」 in 大阪城ホール

 ツアー初日から、いつの間にか2ヶ月が経ちました。その間に新曲発表やレコード会社移籍、さらに世界進出を大々的に発表するなど大きな変化がありました。今回は3月27日の「JPN」ツアー大阪城ホール1日目の様子をレポしたいと思います。

 前回でも書きましたが今回はオフィシャルブログ直々にネタバレ厳禁を謳っています。そのため当ブログでもセットリストや演出の細かい所などは載せません。早くても5月26日、ツアー最終となる沖縄・宜野湾海浜公園屋外劇場でのライブが終わってからの掲載になります。と言ってもちょっとくらいはネタバレするかもしれないので、特に今回のツアーを見に行かれる方は「続きを読む」以降の文章を見ないことを推奨します。

 前回のレポでおおよその事は一応書いてるので、今回は少し構成を変えて書くことにしましょう。今までのレポと比べて、かなり自分の感想がメインの文章になっています。箇所によっては同意できない方も多いかもしれませんが、あくまでも自分の思ったことをそのまま書くということで。

 今回のライブで自分が見た席はスタンド前から3列目、舞台正面よりほぼ左側から全体を見渡せる位置でした。ステージの演出全体、更にはアリーナやスタンド後ろ側のオーディエンスの光景もバッチリ見えるので俯瞰的に見渡すには最高の席だったように思いました。

 演出についてはネタバレになるので今は細かく書きませんがまあ凄かったです。ステージや照明自体もそうなんですがそれ以上に感じたのが、メンバーやスタッフからもオーディエンスを楽しませようと心から感じるような演出にしてること、それに尽きるのではないでしょうか。

 2ヶ月前だけでなく、2008年や2009年、昨年のフェスでもPerfumeのステージは見ているんですが、毎回必ず共通しているのがオーディエンスと一体になったライブをしているということ。それは今までもそうだったんですが今回は今まで以上にそういうことを感じたライブだったように思いました。

 「今日は自分達のライブをしにきたというよりは、皆さんのライブを観にきた感じでした」。今回のライブはアンコールのMCで出たかしゆかのこの一言で全てが象徴されています。1万人、立見席まで出してギッシリ埋まっている大阪城ホール。その観客がジャンプしたり手を上げたり、あ〜ちゃんのお言葉通りに踊ったり。これはスタンドから見ても凄い光景です。じゃあこれをステージ上にいる3人から見ると…?もちろん敢えて乗らずにじっくり見ている方もほんの若干名いらっしゃいましたが(スタンドなので)、神戸での公演と比べてもオーディエンスのテンションの高さと楽しんでる笑顔は半端無く凄かったように思います。

 後半辺りからは、体ではノリノリに動きつつもこんなことを考えながら見ていました。「Perfumeの海外進出は絶対に大成功する」。根拠は特になく自分が勝手に予感めいたものなんですが、ライブに参加して、音楽に乗って踊るのはすごく楽しいと感じる部分は万国共通のように思えたんですね。PTAのコーナーは共有しにくいかもしれませんが、手の振りなんかは例えば「上」を「up」という具合に簡単な英語にすればいいだけなので問題ないですし、テクノポップな音と可愛いキャラクターは受け入れられる要素も多いと思いますし、昨年『カーズ2』で「ポリリズム」が使われたことで他の邦楽アーティストよりも多少受け入れられやすい印象もありますし。それとメンバー3人の前向きさと現状に満足しない挑戦的な姿勢、全てのファンを大事にしていると思わせるMCでの説得力。「ファンの皆さんを愛してます」という言葉は一流になるアーティストならば全員ライブで何度も言っていると思うんですが、これだけ「本当にそうなんだ」と思わせる人たちはPerfume以外ほとんどいないようにも感じてしまうんですね。まあ一流アーティストで個人的にライブを見た経験がない人も多くいるので断言してはいけないと思いますが、でも今日のライブを見るとどうしてもそう感じてしまうんですよ。

 そうなると「仮に世界進出が大成功した場合、Perfumeが定める次の目標は何になるんだろう?」とも思ったり。今日の前半のMCで、桜の季節ということで「春一番」を売れない時代に歌ったという話題があって、「平成のキャンディーズです!」と最後にあ〜ちゃんが自ら言うシーンがあったんですね。「目標を掲げることでモチベーションを高めている」という言葉を以前メンバーのインタビューかTV出演か何かで聴いたことがあるので、一瞬それが頭をよぎりました。相撲でも「横綱になった後は引退しかない」という言葉をよく聞きます。大関止まりだったからこそ長く相撲を取って引退した力士も実際多いので尚更そう感じてしまいました。もしかしたらライブでPerfumeを見られるのもあと5年くらいしかないのかもしれない、と。それはまさにキャンディーズのように、全盛期のまま華々しく散っていくのかもしれない、と。

 ですがその疑問はアンコールのMCで解決しました。「私たちは日本が大好きです」「日本の素晴らしい音楽を世界に広めたい、それが私たちの目標」「でも日本のファンを見捨てたりは絶対にせんよ、日本が一番じゃけ」大体こんな内容のことをあ〜ちゃんがおっしゃってました。つまりこの3人がPerfumeである限りファンを悲しませるようなことは絶対しないんだろうな、と。彼女たちのモチベーションの源泉の一つにライブがあり、そしてそこに来てくれるオーディエンスが何よりも重要な要素なんだろうと。ラスト退場時にかしゆかがオーディエンスに向かって「愛してる!」と叫んでましたが、それは間違いなく本心だったように思います。「OMAJINAI☆ペロリ」でデビューした当時、広島の商業施設で自分たちのPVがビジョンに流れる下で、300人にビラを配って2人しか来てくれなかったエピソードをアンコールMCであ〜ちゃんが話していました。それと比べると今日は1万人。何と言いますか、奇跡的とも言えますが奇跡を呼ぶにもそうなる必然性がある、そんなことをMCから感じてしまいました。

 そして「日本の素晴らしい音楽を世界に広めたい」、この一言は今日のMCの中でもすごく耳に残りました。実際市場規模を考えるとJ-POPがUS, UKの音楽と比べて極端に世界に広まっていないという印象はあります。それはアーティストよりやや閉鎖的な日本の音楽業界に問題があるようにも感じますが、世界でヒットすることを目指すアーティスト自体もそこまで多くはいないようにも思います。もちろん言語の違いや文化、更には発声まで民族的に大きく違うのでその点で受け入れられない要素も大きいように感じるのですが、それでも一アーティストがこの一言を発するのは大変重要なこと。これまでも彼女たちを応援してきましたが、この一言で自分はますますPerfumeを応援したくなりました。

 今日のライブはメンバーのパフォーマンスやMCにも胸を打たれましたが、ファンのパワフルさにも凄味を感じました。自分の席の近くにいた人では阪神タイガースのユニフォームの背面に「NOCCHI 920」という名前・背番号に楽曲の歌詞まで書いてある人。残念ながら会場のカメラで捉えられることはありませんが、会場に入る前にも衣装のコスプレをしていた人が多々いまして、まあヴィジュアル系バンドのライブ辺りなら当たり前のことなのかもしれませんがその力の入れようには度肝を抜かされました。3人1組でメンバーに扮していたような団体も複数いましたね。前半にも書きましたが、今日のオーディエンスに驚いていたのは他でもないメンバー3人だったかもしれません。

 それにしても今日のMC、のっちの噛み具合は相当な物でした。開き直って「今何回噛んだでしょうか?」とオーディエンスにクイズを出してあ〜ちゃんに怒られる始末。そんなコミカルなやり取りも含めて今日のライブは噛みライブ、もとい神ライブと断言して良かった内容ではなかったでしょうか。

 パフォーマンスに関しては5月12日の日本武道館も参戦する予定なので、そこでもう少し詳しく書いていこうと考えています。当日は4daysのラスト。どんな凄いことになるのか本当にワクワクしてます。やはりPerfumeは21世紀J-POPの伝説に既に達しているのではないでしょうか。そのパフォーマンスを生で見ることが出来るわけですから、今を生きていることにただただ感謝したい、そんな気分です。

posted by Kersee at 19:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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