2013年08月10日

2013.8.10 SUMMER SONIC 2013 1日目 in 舞洲サマーソニック大阪特設会場

 早いものでサマソニ大阪参戦も4回目になりました。昨年は1日目だけでしたが今年は2日間両方行ってきました。2日間あるので記事も2つに分けてます。まずこちらでは1日目に見たステージについて書いていきます。

 会場についての説明をまず。基本的に2年前に書いたこの記事を見てもらえればいいのですが、舞洲へ向かうシャトルバスについて言うとまず今年はコスモスクエア駅のバス乗り場が駅前広場ではなく更に広いスペースを使えるようになったことで非常に使いやすくなりました。また昨年炎天下の中で2時間待ちという事態が発生したことでかなり多くの人が桜島駅に流れたことでほとんど待ち時間なくバスに乗れたという報告も多数見られました。その一方で桜島駅は1時間待ちという長蛇の列が発生してしまいましたが…。ちなみにコスモスクエア駅へシャトルバスが走りだしたのは今回が3回目。前回の反省を踏まえて徐々に改善されて定着に向かっている様子がうかがえます。

 相変わらず日陰が非常に少ない過酷な状況下でしたが今年はオアシスエリアが増設され、テント設置がかなり増えたことで無駄な空きスペースがかなり少なくなりました。暑さ対策に関しては相当に改善されましたがそれでも時間帯によっては日陰を探すのが難しい状況であることはやはり変わらず。この辺りはもうサマソニ大阪ならではの特性として捉えざるを得ないのかもしれません。今年は21世紀以降最も暑い日と重なったことで特に熱中症対策が重要性を増していました。個人的には塩飴持参、凍ったドリンク5本(パウチ3、ペットボトル2)で凌ぎきることが出来ましたがこうなると荷物がやや大きくなるのが、特にフロントエリアに入る場合は難しいところ。

 というわけでステージのレビューに入ります。まずは1日目に見た以下のステージについて書いていきます。

・SCANDAL(MOUNTAIN STAGE)
・MISIA(OCEAN STAGE)
・CARLY RAE JEPSEN(MOUNTAIN STAGE)
・CYNDI LAUPER(MOUNTAIN STAGE)
・Mr.Children(OCEAN STAGE)
・TWO DOOR CINEMA CLUB(SONIC STAGE)


・SCANDAL(MOUNTAIN STAGE)
 初めて見た時は4年前、「夢見るつばさ」のリリースイベント時でまだ制服をコスチュームにしていた頃。もう雰囲気がガラリと変わったということが登場した瞬間あらためて強く思いました。ボーカルのHARUNAはいい女感が半端ないですし、ギターのMAMIは髪の毛を水色に染めたかなり派手な格好。ベースのTOMOMIも可愛い印象から美しい印象に変わっていて、ドラムのRINAもそんな印象でした。何より4人の個性がビジュアル面からもはっきり出ていて、その時点で昔よりもはるかに魅力的なバンドになっているなぁと感じました。
 さてステージですが演奏された曲は全て比較的新しいナンバー中心。「24時間プラスの夜明け前」「LOVE SURVIVE」「サティスファクション」と古くても2年前までにおさめてます。新曲「下弦の月」から「Kill the virgin」の流れはかなりインパクトありました。「Kill〜」はTOMOMIボーカルにHARUNAがコーラス&電子ドラム、RINAがキーボードを担当してましたが、なんだか80年代前半の山下久美子や矢野顕子辺りを思わせるような印象を持ちました。この曲に今のSCANDALの充実ぶりを感じ取ることが出来たような気がします。ラストは「会わないつもりの元気でね」「太陽スキャンダラス」、計7曲のパフォーマンスでした。
 ステージの魅せ方は昨年見た時と比べても格段に良くなっていて大変に好印象ですがやっぱりちょっとHARUNAの声量が明らかに足りてないです。声質は良いのですがそれをうまく保とうとし過ぎていて声が抑えられてしまっている印象。明らかにMCの方が声出ていたのでこの辺は何とかしてもらいたいです。TOMOMIの歌声は相変わらずの癒し系で「kill the virgin」は特に素晴らしかったです。地味にMAMIの歌声が良いと思ったので、彼女メインの曲がもうちょっとあっても良かったと思いました。RINAは演奏面とビジュアルで役割がかなり大きいような印象でした。もうデビューから結構年月が経ってますが伸びしろはまだまだありそうな気がしました。今活動している日本のガールズバンドの代表は事実上もうこの人たちとしか言いようがない状況になっているので、本当に頑張って欲しいと思います。
下弦の月(初回生産限定盤A)(DVD付) [Single, CD+DVD, Limited Edition, Maxi] / SCANDAL (演奏) (CD - 2013)SCANDAL OSAKA-JO HALL 2013「Wonderful Tonight」 [DVD] / SCANDAL (出演)SCANDAL JAPAN TITLE MATCH LIVE 2012 -SCANDAL vs BUDOKAN- [DVD] / SCANDAL (出演)

・MISIA(OCEAN STAGE)
 オレンジを基調としたかなり派手なスタイルで登場。生バンドに女性コーラス3名も加えてかなり豪華な編成。冒頭からいきなりの名曲「BELIEVE」にデビュー曲「つつみ込むように…」を披露。「つつみ込むように…」では例の冒頭の最初の叫び。度肝抜かれました。一体どうやったらあんな声を出せるのかと聴くたびに思うのですが、あらためて聴くともう言葉が出ないですね。しかもキーも15年前と全く変わることなく。歌がうまいとか歌唱力とか、そういった次元を完全に超越した存在であるということを再認識。生で見た女性の歌い手の中では間違いなく一番の歌唱力だったように思います。
 この後は夏のアッパーなナンバー2曲(「MAWARE MAWARE」「HOLIDAY」)。MCで落ち着かせた後はかの名曲「Everything」。ギター一本の演奏から徐々に盛り上がっていくという構成でした。新曲「幸せをフォーエバー」を経てラストは「THE GLORY DAY」。「THE GLORY DAY」も圧巻の内容でした。全体的には実にフェス向けのセットリストで、特にアラサー世代にとってはドンピシャだったのではないでしょうか。欲を言うと「逢いたくていま」「明日へ」辺りもやってくれれば完璧でしたが贅沢は言えません。そもそも彼女の歌声を聴くことが出来ること自体が最高の贅沢ですからね。
THE TOUR OF MISIA BOX Blu-ray 15th Celebration / MISIA (出演)Super Best Records-15th Celebration-(初回生産限定盤)(DVD付) [CD+DVD, Limited Edition] / 布袋寅泰 (演奏) (CD - 2013)THE TOUR OF MISIA 2007 ?ASCENSION?/MISIA (初回限定生産盤)

・CARLY RAE JEPSEN(MOUNTAIN STAGE)
 2008年アルバム『Tug of War』でデビュー、昨年発表された『Kiss』に収録されている「Call Me Maybe」が大ヒット、瞬く間に世界のトップに躍り出ました。1985年生まれ、個人的にはもっと若いと思ってたので意外でした。MOUNTAIN STAGEに着いた時にはかなりの人数が集まっていて後ろの方で見る形になりましたが遠目から見てもスタイル抜群。セクシーな衣装で早々に魅了していました。
 パフォーマンスはテンポよく10曲近くの持ち歌をどんどん歌唱していきます。どの曲もポップでリズムカルで聴きやすくノリやすく、80年代後半辺りから連綿と続いている女性ポップシンガーの流れを組んでいる感じでしょうか。サービス精神も満点でステージから降りて歌うこと三度、そしてラストの「Call Me Maybe」では前方にいたオーディエンスを1人ステージにあげて一緒に歌うという驚愕のパフォーマンス。かわいい女の子でしたが明らかに感動で涙が出ていました。間違いなく一生経験できない最高の思い出になったことでしょう。結論としてはやはりトップスターにふさわしい素晴らしいステージングだったと言えるのではないでしょうか。
Kiss: International Deluxe Edition [CD, Import] / Carly Rae Jepsen (CD - 2012)Tug of War [Import] / Carly Rae Jepsen (CD - 2008)Curiosity [Import] / Carly Rae Jepsen (CD - 2012)

・CYNDI LAUPER(MOUNTAIN STAGE)
 言わずと知れた世界を代表するディーヴァ。親日家としてもおなじみで1990年にはあのNHK紅白歌合戦にも出場歌手として名を連ねています。今年デビュー30周年。
 今回はなんとその30年前の大ヒットアルバム『She's So Unusual』の曲順通り歌うということで、最初から「Money Changes Everything」「Girls Just Want To Have Fun」という名曲連発、早々にステージから降りてオーディエンスと一緒に歌うなど飛ばしまくってます。1953年生まれなので今年60歳です。さすがにルックスと喋りはいい感じにおばさんらしくなっていましたが歌声と動きのパフォーマンスのダイナミックさは映像で見たことがある80年代〜90年代のそれとは全く変わりなく。前ステージがちょうど新進気鋭のCarlyであったこともあって、多分全ての海外の女性ポップシンガーは最終的にこの人かMadonnaの域に達することを目標にしているのかなぁ、とステージを見ながら感じました。
 ただ気温は30℃台中盤。さすがにとんでもない暑さにやられたのでしょうか途中から日傘を差しながら歌ったり曲途中で数分中断する場面もあったりで全体的にかなり大変そうな状況でした。次のステージを見る関係で後半辺りで退出したのですがセトリをあらためて調べたところラストで演奏されたのは「The Goonies 'R' Good Enough」、所謂グーニーズのテーマだったそうで。個人的に映画は見てないですが小さい時にファミコンで相当やり込んだ思い出があったので後でそれを知った時はちょっと後悔しました。
Original Album Classics: Cyndi Lauper [Box set, CD, Import] / Cyndi Lauper (CD - 2010)グレイテスト・ヒッツ [Best of] / シンディ・ローパー (CD - 2004)She's So Unusual [Extra tracks, Original recording remastered, Import] / Cyndi Lauper (CD - 2000)

・Mr.Children(OCEAN STAGE)
 とりあえずこの日演奏された曲目を羅列すると「Worlds end」「NOT FOUND」「光の射す方へ」「Tomorrow never knows」「GIFT」「彩り」「ポケットカスタネット」「REM」「ニシエヒガシエ」「フェイク」「終わりなき旅」「HERO」「fanfare」「innocent world」。全14曲、うちオリコン1位獲得シングル曲は9曲。勿論アルバムのみ収録曲もあったもののここまで”音楽ファンでなくても誰もが知っているであろう曲”が並ぶとあらためて壮観としか言えないラインナップでした。文字通りの日本を代表するバンドということでオーディエンスの数はとんでもなく多く、開演時点ではOCEAN STAGEに入ることが出来ないくらいの状況だったとか。ファンの中には彼らのステージが始まるかなり前から前列を確保していた人もいたそうですが他のアーティストで全くノラないわ大きな荷物や椅子を持って来るわでたいそう顰蹙を買ったという話だそうで。特に直前OCEAN STAGEに出ていたTHE SMASHING PUMPKINSのメンバーは明らかに不機嫌な表情を見せていたという報告もありました。これだけ支持者が多いとマナーの悪い人が多く出るというのはもはや自然の摂理とまで言ってしまってもよい現象ではあるんですが、本当どうにかならないものなのかなぁということはやはり感じます。個人的には○○以外全て認めない・興味がない・興味を持とうとしないという類の盲目的な信者(≠ファン)の方は応援どころか音楽を聴く資格すらないとまで思っていますが。あとこの件に関してはTwitterを通してかなり大々的に広まりましたが、それに対する意見についても首を傾げざるを得ない・的外れとしか思えない部分が結構見受けられました。まあそれだけ大きな話題になることがミスチルの凄さと言えなくもないのですが。
 さて話が完全にそれてしまいましたのでステージをレビューしましょう。セトリは上の通り、メンバーは4人に加えてピアノに小林武史が入る構成。どうしてもMr.Childrenは楽曲やアルバムだけで語るにあたっても膨大な話題量になるのでなかなかステージの本質に入れない部分もあるのですがあらためて見ると、これは20年近くJ-POPのトップクラスに君臨するのは当たり前としか言いようがないパフォーマンスでしたね。やはり桜井和寿は天才なんですがただの天才ではないですよね。作詞・作曲・ボーカル・オーディエンスを乗せるパフォーマンス。この4つ全てにおいて秀でています。あらためて歌声を聴くと声量もそうなんですが一つ一つの言葉の出し方がすごく明瞭なんですよね。個人的に「REM」は初聴に近いスタンスだったんですがそれでもかなりはっきりと聞き取れたような気がしました。どう考えてもそういうメロディーじゃないですから余計に凄いことだなと感じさせました。あとMC時の言葉、「僕らに興味がない人でも是非心の片隅に残ってもらえるような、そんなパフォーマンスを目指してますのでもし良ければ是非興味を持って聴いてみてください」という何気ない挨拶に彼のスタンスが全て集約されている気もしました。
 勿論凄いのは桜井和寿だけでなく。ドラムのJENこと鈴木英哉も非常に力強い演奏で魅了されました。近年の楽曲では特に目立たないと言われがちなギターの田原健一ですがステージでは全くそんなことなく、特に中盤〜後半演奏された楽曲における存在感は絶大でした。ベースの中川敬輔の演奏も安定感があって良かったです。そしてサポートとして加わっていた小林武史のピアノ演奏も見事なもので、特に曲と曲の間の繋ぎには相当グッときました。
 楽曲については思った以上にロックナンバーを多く入れたという印象でした。あと定番曲の力はものすごいですね。個人的に最も思い入れのある「終わりなき旅」を演奏された時は涙を流してしまいました。「Tomorrow never knows」「GIFT」辺りでは会場全体が一体になって、という絵がバッチリでしたし、ラストの「innocent world」は後ろの方にいたにも関わらずサビの歌詞完璧な大合唱でしたからね。これだけのアーティストなのでワンマンライブのチケットを取るのはファンクラブにでも入らない限り至難の業、そういう意味で考えると本当に見ることができて良かったです。
Mr.Children 2005-2010 〈macro〉(初回限定盤)(DVD付) [CD+DVD] / Mr.Children (CD - 2012)Mr.Children 2001-2005 〈micro〉(初回限定盤)(DVD付) [CD+DVD] / Mr.Children (CD - 2012)LIVE Blu-ray Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012 / Mr.Children (出演)

・TWO DOOR CINEMA CLUB(SONIC STAGE)
 2年前のサマソニであまりのパフォーマンスの素晴らしさに思わずCDを買ったという縁もあって、実はその後の楽曲を全く聴いていなかったりもするのですが折角の機会ということで、裏にMUSEやEARTH WIND&FIREがあったにも関わらずこのステージに向かいました。
 ステージではその時と同様に見事な演奏で仕上げていました。ただ初めて聴いた曲に関して言うと2年前ほどのインパクトはなかったかな、という感じもしました。どの曲もやや短めの演奏時間で仕上げていて、またいずれも終わり方が「ジャン!」という感じで鮮やかなので見ていてすごく気持ち良かったですね。SONIC STAGEということで照明もギターやドラムのリズムに合わせて実に細やかに派手に決めていたのですがあまりの細かさにちょっと目がチカチカしてしまいました。ドライアイスの吹き上げ方といい、トリのステージということでとにかく派手なステージ演出にしていた印象がありましたがこの人たちは演奏自体が素晴らしいのでそこまでしなくても別にいいんじゃないかな、という感想も抱きました。
Tourist History [Import] / Two Door Cinema Club (CD - 2010)Beacon [Import] / Two Door Cinema Club (CD - 2012)Beacon: Limited [CD, Import] / Two Door Cinema Club (CD - 2013)

posted by Kersee at 11:10| Comment(3) | 音楽フェスティバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ミスチルはライブDVDはよく観ているんですが
生は一度も無いので(というかチケットとれない)
DVDでも素晴らしさは十二分に伝わってくるのに
生で見たらさらにとんでもない事になるのは
想像できますw
ファンのマナーについては水樹奈々関係でも耳に
するので他人事ではないなと、本当にごく一部
の人なんでしょうけどその一部のせいで
ファン全体がイメージが悪くなるのは恐ろしいです。
Posted by カワセミ at 2013年08月12日 21:43
>カワセミさん
 メジャーなアーティストだとこういう時のライブマナーは、ある意味ファンの質を問われる重要な機会なのかもしれないですね…。こういうことやるのは本当にごく一部の人とはいえ。
Posted by Kersee at 2013年08月13日 08:32
ミスチル以上にその次のMUSEのライブが圧巻でした。
ミスチルが前座にみえるくらいすごかったです
Posted by at 2013年08月13日 22:35
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