2013年09月22日

2013.9.22 私立恵比寿中学オータムデフスターCOMECOMEツアー2013〜 デラックス・ジャム・ジャンボリー・ネオ〜 第2部「未確認中学生ヘンリーナッツ/降臨」 in Zepp Namba

 スターダストプロモーションからは近年ももいろクローバーZが大ブレイクしたのは皆さんご存知の通りだと思いますが、近年同事務所からはそのフォロワーとして妹分と言えるグループが多くデビューしています。その一番手が私立恵比寿中学、略してエビ中と呼ばれる面々です。ももクロ結成の翌年、2009年にエビ中も結成されました。いくつかのメンバー変更を経て2012年に「仮契約のシンデレラ」でメジャーデビュー。「King of 学芸会」「永遠に中学生」というのがコンセプトになるでしょうか。

 今回のZeppツアーは12月8日に行われるさいたまスーパーアリーナ単独公演に向けてのツアーという位置づけになるそうです。作品としては7月にリリースされたメジャー1stアルバム『中人』を引っ提げてという形。このアルバムが聴いてみたらまあ想像以上の名盤でして(レビューはこちら)。それで今回興味を持って調べたらちょうど今ツアーのチケット一般発売の直前。このチャンスを逃すと今後のチケット入手は難しくなるかもしれない、というわけで今回足を運ぶことにしました。なお今回はアリーナではなく2階指定席からの観戦、したがってオーディエンスの様子もある程度書いていきたいと考えています。

 Zeppツアーは14時からの部と18時からの部の2部構成、いわゆるアイドルのライブに多い構成なんですが今回は18時の部のみのレビューになります。あとネタバレ含みます。それだけは注意するようお願いします。なお当レビュー作成にあたってはこのまとめサイトを参考にさせて頂きました。

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 既にエビ中の名前とその評価はアイドルファンに知れ渡っていると思いますが全国的な知名度はまだまだ、それゆえにオーディエンスはいかにもアイドルファンと思わしき男性が多くを占めるかと思いましたが、確かにその割合は多いですが意外とカジュアルな男性がいたり普通に若い女性もそこそこいたりといった感じの客層でした。もしかしたら自分みたいに興味本位で一度気軽に見てみようかという人も多かったのかもしれません。開演前にまずはマネージャー?と思わしき人(おそらくは校長ではないかと)から諸注意。高くジャンプしすぎないこと、喧嘩の元になるようなことはしないこと、光りすぎる光り物を出さないことなど、ざっくり言うと迷惑をかけるなということでした(要はこういう内容です)。個人的にアイドルのワンマンライブに行くのは初めてだったりするのでこういう注意があるのは結構新鮮な印象もありましたがこのジャンルでは当たり前のことなのでしょうか、逆に言うとそういう事例も過去に多くあったのでしょうか。少し気になりました。

 さてライブの方はアルバム収録曲の「あたしきっと無限ルーパー」からスタート。「禁断のカルマ」「パクチー」と3曲続けてまずは披露。演出はDJ風に曲名タイトルが書かれたレコードが回るといったビジョンが表示されて曲間の繋ぎに力は入っている印象でした。個人的に曲名タイトルが表示されるのは曲を知らない人にとっても大変に分かりやすい演出で良かったです。「禁断のカルマ」の冒頭とラストを担当する真山りかの声はライブでも素晴らしい声質でしたね。「パクチー」は畳み掛けるように存在するソロが圧巻。この3曲歌った後にメンバーそれぞれ自己紹介。アイドルらしくオーディエンスによる合いの手も多数ありました。

 基本的には3〜4曲単位のセクションに分かれていて、次に歌われた4曲は「売れたいエモーション」「仮契約のシンデレラ」「Lon de Don」「梅」。「売れたい〜」は何と言いますか大変に元も子もない歌詞という感じで。「仮契約〜」は何度聴いても本当に作り込まれた楽曲だなぁとあらためて。「Lon De Lon」は初聴。何というかロンドンでした。何となくあやまんJAPANっぽい曲だなあとも思いました。「梅」もいい曲ですね。そして4曲通してあらためて聴くとソロパートの割合の多いこと多いこと。サビの一部以外はほとんど全部ソロパートで、例えば2人で歌うシーンとかがほとんどなかった気がしました。またメンバーの特性をあまり把握していないからそう感じただけかもしれませんが誰か一人が特別目立つということがこのグループにはあまりないような気がしました。まあ廣田あいかの声はかなり独特なんですが(今のところ唯一認識できるメンバーだったりします)、少なくともパート分けにおいてはこれといった大きな特徴は見いだせませんでした。だからこそ良いとも言えますが。

 1回目のMCは4名が登場。杏野なつ、星名美怜、松野莉奈、柏木ひなたが担当。背の高い子(松野莉奈らしいですが)がいじられているという流れでした。ちょっと天然入ってる気がしました。全体的にはかなりグダグダだったと思います。ちょっとこの辺は各人に思い入れがないと辛い展開だったかもしれません。リーダーごっこというのが流行っているらしいです。

 次のセクションは「大好きだよ」「誘惑したいや」「大人はわかってくれない」「チャイム!!」ですがこれがもう4曲とも素晴らしい名曲・名ステージでしたね。「大好きだよ」はほのぼのした雰囲気でもうかわいい!との声しか出なかったですね。「誘惑したいや」はアルバムの中でもすごく光っていた名曲ですが生で聴くとまた圧巻でしたね。早くもクライマックスという雰囲気を演出していたような気がしました。この曲と「大人はわかってくれない」はたむらぱん作詞作曲ですが彼女はエビ中の雰囲気に実に合った曲を提供しているという印象をあらためて持ちました。また彼女自身の楽曲も聴いてみたいとあらためて感じました。「チャイム!!」は青春という言葉が似合う楽曲。こういう楽曲をアイドルが歌うのは何と言いますか、まさに理想形という言葉が瞬時に思い浮かびます。

 2回目のMCは残りの5人。1回目の流れを踏襲してみんなでリーダーごっこ。「頑張るわよ〜」の連発。流れがあったせいか、1回目の4人よりはいい感じでまとまっていたと思いました。

 そしてラストのセクションは「頑張ってる途中」「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」「ザ・ティッシュ〜とまらない青春〜」。この3曲はパフォーマンスを見る限り今後も定番としてずっとやり続けそうな雰囲気でした。「放課後〜」は”MX!”の部分に合わせてXジャンプ。そしてやはり廣田あいかの歌唱がとんでもなかったです。で、地味に安本彩花も相当難しいパート歌ってるみたいですね。ラストは本当にポケットティッシュを投げるという演出もありました。

 アンコールは11月発売の新曲「未確認中学生X」。これも本当によく作られた楽曲で発売が非常に楽しみになりました。杏野なつが宇宙人を思わせる衣装で最初のセリフを担当、そのまま最後まで1人違う衣装でパフォーマンスしていました。キャラクターもなんか凄く不思議な感じになりきっていました。ちなみにこの演出は各ライブでそれぞれ別の人に回って12月のさいたまスーパーアリーナ公演で謎が明かされる、という話らしいです。ラストはインディーズ時代からの「えびぞりダイアモンド」「フレ!フレ!サイリウム」で終わる形。最後の曲はやはりオーディエンスの9割方がサイリウムを持っていました(まあ最初から持ってるんですが)。あらためて2階席から見ると本当に綺麗な光景で、まさにラストにふさわしい終わり方だったように思いました。


 というわけで大満足のステージでした。学芸会にしてはレベルが高すぎます。ただもっとより楽しむにはメンバーの特性を更に知らないといけないというごくごく当たり前の現実にも直面したような気がしました。アイドルのワンマンライブに行くのは実を言うと初めてだったのですが、今回見てあらためて一番感じたのはそこだったりします。やはり名前と顔が一致するのが一人だけで、名前さえも憶えてないメンバーもいる中で行くには若干ハードルが高いような気はしました。

 楽曲に関してはむしろそこまで憶えていなくても良さが完全に保証されている形なので大丈夫かもしれません。初めて聴いた曲も多かったのですがどの曲も満足度は大変に高かったです。それに乗じて一曲一曲のパフォーマンスも上々で、その意味では非常に楽しめました。コールの位置を覚えるともっと楽しめるかもしれません。今回は全体の演出やフリを見ること優先で2階のスタンドから見ましたが次に見る時はメンバーの表情が直に分かる位置で見たいとあらためて思います。ただこれだけのパフォーマンス・楽曲レベルの高さ、来年以降果たしてチケットが簡単に取れるのかどうかという大問題もありますが…。

posted by Kersee at 18:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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