2013年09月23日

2013.9.23 テレビ朝日ドリームフェスティバル2013 3日目 in 国立代々木競技場第一体育館

 今年テレビ朝日は開局55周年を迎えました。テレ朝といえば何と言ってもミュージックステーションで、この番組は1986年から今年でついに28年目を迎えます。年末のスーパーライブももう恒例行事で昨年ついに20周年を迎えることができました。そんなテレビ朝日がこのドリフェスを初めて開催したのが2年前。B'zを筆頭に超がつくほどの豪華ラインナップでチケットはあっという間に完売、早くも秋の風物詩となりそうな雰囲気を漂わせつつ今年で3回目の開催。9月21日〜23日の3日間開催でしたが今回はその3日目の様子をレビューします。出演アーティストは以下のラインナップ。

・ナオト・インティライミ
・Soner Pocket
・中島美嘉
・西野カナ
・三代目J Soul Brothers
・いきものがかり


・ナオト・インティライミ
 個人的にこういう形で見るのはこの約1年ではや3回目。見た場所も福岡、幕張なのでもう遠征するたびに見ている気がするのですが。ステージはこれまで見た時と同様にテンション高く。まずは挨拶がわりにノリノリの楽曲「Yeah!」ですがこれはアルバム曲。その次はシングル曲の「ナイテタッテ」ですがやはり恒例という会場全員90度回転、というわけにはなかなかうまいこといかず皆さん探り探り。今回のオーディエンスはもう大多数が初見という形でした。MCでは”いきなりアルバムの知らない曲から皆さんに乗って頂いて…”と喋ったり、そのMCでは今回の出演者の代表曲のタイトルを混じえて意気込みを語ったりするなどまさに絶好調。喋りだけでもお金を取れそうな感じでしたがやはり本業は歌い手。というわけで「今のキミを忘れない」は冒頭マイク無しでのアカペラパフォーマンス。その歌声はアリーナ一番後ろでもはっきりと聴こえていました。
 「おまかせピーターパン」「カーニバる?」とこういうイベントではお馴染みのラインナップで会場を温めるだけ温めて最後は「恋する季節」をギター弾きながら披露。今まで見た時と比べると今回は初見の人が多くかつトップバッターというわけでやや抑えていた印象もありましたが初見の人にとってはやはりインパクトが強く素晴らしいステージと感じたことは間違いないでしょう。
Nice catch the moment!(初回限定盤)(DVD付) [CD+DVD, Limited Edition] / ナオト・インティライミ (CD - 2013)恋する季節 / Universal Music LLC旅歌ダイアリー / ナオト・インティライミ, 石井竜也 (CD - 2013)

・Sonar Pocket
 完全なる初見で、普段彼らの音楽を決して好んで聴いているわけでもないのでこういう機会でも見ることが出来ないだろうと思いながらステージを眺めていましたが、このグループも良い意味で印象が変わりましたね。「あなたのうた」「月火水木金土日。〜君に贈る歌〜」「好きだよ。〜100回の後悔〜」「キミ記念日〜生まれて来てくれてアリガトウ。〜」と実にソナポケイズム溢れる楽曲が4曲続くわけで、両手を挙げて左右に動かす機会がやはり大変に多くなるわけですがMCなどの喋りと合わせて聴くと本人たちの熱い性格がそのまま歌詞に表れているのかなとあらためて感じさせました。
 シングル曲はそんな感じだとしても次の「青空」「ソナポケ☆DISCO」はかなりテイストが違っていまして、MC以外あまりレコードを動かさず盛り上げに徹していたDJのmattyはギターも披露。これもまた熱いステージで会場は非常に盛り上がっていました。こういう変化を持たせた後に「花」「365日のラブストーリー。」という鉄板曲を持ってくるとその本来の路線の強さをものすごく感じさせるといいますか。「花」はこれまであまり聴いたことなかった楽曲ですがORANGE RANGEの同名異曲と肩を並べるくらいの名曲度を感じましたね。本当に良い歌詞を書いているグループだと思います。またなんだかんだで似たような曲が多いという印象は変わらないのですが、やはりライブを見ることであらためてその人気が持続している理由もわかったような気がしました。これからも現在の路線といいますか、その音楽に対する熱い気持ちをそのまま貫いてほしいとあらためて思いました。
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・中島美嘉
 この日出演したアーティストの中では一番キャリアが長くなります。それだけに代表曲も多いわけですが初っ端から「GLAMOROUS SKY」「LOVE IS ECSTASY」と激しいロックナンバーを披露してくれたのには痺れました。ただやはり耳の手術の影響が大きいのか音程がかなり苦しく、また元々声質は良くても発声が良いというタイプの歌い手とは少なくともテレビで見る限りでは感じなかったので特に高音がかなり苦しそうな印象でした。こういうアップテンポの楽曲なら何とかなるんですがバラードの「ORION」になると正直聴いていて辛いものがありました。ただ比較的最近の「Dear」、直近曲の「僕が死のうと思ったのは」は逆にその歌声が説得力を感じさせるといいますか、そんな印象もありました。
 2006年発表の「ALL HANDS TOGETHER」、当時はあまりヒットしていませんでしたがこの場で選曲する限り思い入れを感じさせました。会場全体がノリやすいという側面も大きくありました。最後は超定番曲の「雪の華」。この日の声の状態で歌うにはだいぶ厳しい予感しかしませんでしたが結果としては何とか成立という形でした。
 病気の影響か風邪なのかはっきりはしませんでしたがとにかく声がかなり苦しそうで、復帰後のテレビでの歌唱を見て不安を感じさせた部分があらためて見ることでそれをより顕著に感じた、というのが今回の印象でした。もう歌い手としては厳しいかもしれない、そんなことも歌唱中幾度となく感じましたがステージ上での彼女の歌に対する強い想いは歌唱にもMCにもはっきりと表れていたような気はします。それだけに今は祈る気持ちでしかいられない、そんな心境というのが正直なところですね…。
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・西野カナ
 DJ風のセットとDJを後ろに従えての歌唱。最初の「GO FOR IT!」「Believe」ではダンサーも出てきました。このアップテンポ2曲を最初に持ってきたのはやはり予想通りといったところでしょうか。あとは「会いたくて会いたくて」「君って」「涙色」「遠くまで feat.WISE」と全てシングルで固めて計6曲。一曲一曲が長いというのもあるんですけどやっぱり曲数を考えるとあっという間の印象でした。ステージはやはりとにかく歌唱力が素晴らしかったですね。女性ボーカルで今まで歌唱力の面で凄まじいと感じたのは今年のサマソニのMISIA、4年前のROCK IN JAPANのSuperfly・越智志帆がツートップなんですがその次くらいはあるでしょうか。声量・声のノビ・声質、その全てにおいて基本になっている発声いずれも言うことなしですね。音域も相当広いと思いました。
 MCは三重弁バリバリ。もうメジャーなシーンに立ってから5年になるわけですがここまで抜けない人も珍しい気がしました。その5年前には今回みたいな光景を見ることは想像できなかった、というMCでした。それ以外にも声援に対するタイミングが少しズレていたりなど、いわゆる”めんこい”という単語がすごく似合っている人だと思いました。生で見てまた自分の中で好感度が上がりました。機会があればワンマンも見に行きたいです。
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・三代目J Soul Brothers
 このグループもこういう機会でない限りまず見ることはないだろうなぁと思いましたが、いざ始まると女性の歓声がハンパなかったですね。おそらくこの日の観客の3〜4割が彼ら目当てだったように思います。
 「FIGHTERS」「SPARK」「花火」などシングル曲中心のナンバー、間にパフォーマーのダンスタイムもあってまさにEXILE一族のライブさながらの雰囲気、ラストは「君の瞳に恋してる」カバーで大変に盛り上がったステージでした。ただ1コーラス半メインの構成、あるいはファンの声援が大きすぎるというのもあるのか自分の周りでは座って休憩していた人が案外多く、その点では各人によって熱度の差がかなり違うような、そんな気がしました。パフォーマンス自体は上々といったところでしたがMCで盛り上げるタイプでもないので、その点多少難しいところなのかもしれません。
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・いきものがかり
 3日間のテレ朝フェスを通しての大トリはいきものがかりでした。まずは昨年の紅白歌合戦でも紅組トリで熱唱した「風が吹いている」をフルコーラスのバンド演奏で。続いて「気まぐれロマンティック」。おそらくはライブでも盛り上がる定番曲で、サビでオーディエンスの皆さん独特のフリ。8割くらいが初めていきものがかりを生で見るという割にかなりフリは揃っていたような。これが国民的アーティストの力なんでしょうか。オーディエンスの皆さん勿論立ったままMCを聞きますが水野良樹の”次はバラードが続きますので皆さん座っていいですよ”という声に促されて着席。全体的にものすごく謙虚なMCを終始展開していました。時々吉岡聖恵がツッコミを入れて、山下穂尊は足の指を骨折しながらステージに立っているという説明以外でほとんど喋っていなかったような。とりあえずステージで彼はあまり動けないので、その代わりと言ってはなんですが残り2人はガンガン動くという話でした。
 というわけで定番のバラード「ありがとう」「コイスルオトメ」。「コイスルオトメ」は7年前の楽曲ですが年月が経つたびに味わい深くなっている印象がありますね。その後はアップテンポな楽曲続きでノリノリです。「123〜恋がはじまる〜」「ブルーバード」「じょいふる」「笑ってたいんだ」「笑顔」。「ブルーバード」は2008年のナンバーということで、曲が始まった瞬間の声は他の曲より大きかった気がしました。「じょいふる」はタオル回しの定番、サビのリフレインが相当多くて原曲より倍くらい演奏してたような気がしました。アンコールは「マイサンシャインストーリー」、そしてラストにふさわしく「帰りたくなったよ」の2曲。「SAKURA」や「YELL」の披露はなかったですがそれでも名曲の連発で、あらためて楽曲のレベルの高さを実感させる内容でした。
 ステージも勿論素晴らしく、特に吉岡聖恵から放たれるオーラは尋常ではなかったです。もっと庶民的なイメージがありましたが、まあそのイメージは変わらないんですがここまで凄味を感じさせるとは思いませんでした。地位が人を育てあげるのかもしれない、なんてことも考えましたが。ただ歌声の調子は本調子ではなさそうな気がしました。高音部を中心に若干鼻声っぽく聴こえる部分もありました。ですが声量や伸ばしなど発声は本当に完璧でした。アルバム購入特典などで何年か前からワンマンライブには申し込んでいたのですが何回やっても当選した試しがなく、個人的には悲願数年でようやく見れたというところ。
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 以上です。代々木第一体育館は初めて来ましたが何と言いますか、アリーナだからそう感じたのかもしれませんが思ったより広いという印象がなかったです。音響はあまり良くないという噂がありましたが、まあそこまで酷いとは思わなかったです。良いとは決して思いませんでしたが。ただアリーナ後方だと予想以上に風が入ってきてちょっと寒かったですね。そっちの方が少し気になりました。
 やはりテレビ朝日主導ということで、ビジョンの映像などはかなり凝っていた印象でした。ここに相当投資しているんだなということは感じさせました。場内説明もテレ朝のアナウンサーが担当していたんでしょうか。その割にはやけに噛んでたシーンが多かったですが。インターバルの間には下平さやかアナが出てきてマスコットを紹介する、なんていうシーンもありました。あとやっぱり55周年ということを強調していたシーンが多かったですね。
 というわけで来年以降も恒例行事として行われることになると思います。ただ来年個人的に行くかどうかは顔ぶれ次第ということになりそうです。ちょうどこの日は滋賀県でイナズマロックフェスティバルも行われていましたし、そっちも気になるんですよね。
posted by Kersee at 15:00| Comment(0) | 音楽フェスティバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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