2013年11月14日

2013.11.14 SCANDAL HALL TOUR 2013「STANDARD」 in 神戸国際会館こくさいホール

 今年でデビュー5周年を迎えたSCANDAL、3月には大阪城ホール単独公演も大成功させアルバム『STANDARD』も絶好調、ますます今後に期待が持てる彼女たちの活動ですが今日行われたライブもそれを象徴しているかの内容でした。ちなみにツアーは12月3日の東京国際フォーラムがファイナル、したがってもう毎度のごとくの文言になりますがネタバレ含みますので注意お願いします。


 神戸ワールド記念ホールは開場時間の時点でかなりの列。今ツアーの関西公演、土日のオリックス劇場は1ヶ月以上前に早々と売り切れこの日の公演も平日興行にも関わらずほぼ満員。4年前にフリーライブを初めて見た時はまだ制服バンドという出で立ちだったこともあって男性ファンの方が明らかに多かった印象でしたが、今回も確かに若い男性中心でしたが女性客も結構いて、やはり以前と比べて客層は明らかに広がっているということを実感しました。まあ熱狂的なファンの中には特攻服を着ていた方も見受けましたが…。

 今回のセットは「和」を意識した内容で、神社をモチーフにしたもの。開演予定時間と同時に照明が暗くなり、「満員御礼」「商売繁盛」の垂れ幕が下がります。オープニングは今アルバム表題曲にもなっている「STANDARD」。会場勿論総立ち、パフォーマンス・照明などの演出もあって最初から熱気はピークに達していました。その熱気はMCの時間を除いて終始最高潮だったように思います。もうこの時点で今日のライブが素晴らしい内容になることを確信しました。アルバムの最初を飾る「Brand new wave」、そして2ndアルバム『TEMPTATION BOX』収録の「EVERYBODY SAY YEAH」で会場を熱気の渦に巻き込みます。

 1回目のMCを経て「オレンジジュース」「放課後1H」「打ち上げ花火」「8月」「声」と5連発。「放課後1H」はTOMOMIボーカル、「声」はMAMIボーカルの曲でそれぞれ以前のアルバムに収録されていた楽曲ですが、シングル曲ではなくこういった楽曲をセトリに入れるのはやや意外でした。MAMIさんちょっと歌詞飛んでいたような。それ以外の3曲は全て今アルバム収録曲。「打ち上げ花火」から「8月」の流れはこれ以上ないほどの内容だと思いました。一つ一つの楽曲の合間、照明が暗転する中で起こるメンバーへのオーディエンスのコールも凄く絵になっていましたね。

 2回目のMCはやや長め。ベースのTOMOMIが兵庫県出身ということでその時の思い出話や神戸の街が綺麗だという話。TOMOMIは神戸の阪急の駅で見た子どもが踊っている所を見たのがダンススクールに入るきっかけになったということで、神戸という街がなければSCANDALが結成されることもなかったという話。2年前のツアー最初が神戸でその時に初めて金髪披露ということで町中で必死に髪を隠して歩いたという話。そして今ツアーのMCで「SCANDALのスタンダードを決めよう!」というテーマを作ったらしく、MAMIの高らかな宣言とともに合議が始まります。神戸ということで今公演では中華料理のスタンダードを決めようという話で、4つの品目が決まるまで4人で延々とガールズトーク。”ラーメンやチャーハンはスタンダードを超えているよね”とか”点心は候補から外そう”とか”TOMOMIの提案はないわー”とか我慢できずに料理をコールするお客さんに向けて”ちょっとまだ待っててw”と応えたりとかする中、候補を出してオーディエンスに問うた結果、中華料理のスタンダードは麻婆豆腐ということになりました。なおTOMOMIは酢豚のパイナップルが許せないそうで、これもオーディエンスに聴いたところ神戸では酢豚のパイナップルを許せない人が多いそうです。ちなみに他の3人は許せるということ。演奏時とは全く違う雰囲気を垣間見た内容でした。

 というわけでライブに戻って「メトロノーム」「恋のゲシュタルト崩壊」とアルバムの中でも比較的激しめの曲、そして11曲目にしてようやくシングル曲の「下弦の月」では曲に合わせて本当に下弦の月のセットが舞台下手側上部に吊るされていました。「Weather report」でもそのままに、そして次の「会わないつもりの、元気でね」演奏中にセット転換、神社のセットからビルを模したセットに早替りしました。

 今回のアルバムは自分たちの中でも軸になる存在というHARUNAのMCの後「キミと未来と完全同期」。そして中田ヤスタカ提供曲の「OVER DRIVE」「太陽と君が描くSTORY」はタオル回しの演出もありました。本編ラストは「涙よ光れ」、そして「STANDARD」の再演奏の締めでした。

 アンコールは3曲。「スペースレンジャー」「SCANDAL BABY」「DOLL」。まさかの1stアルバム『BEST★SCANDAL』から3連発でした。「DOLL」で締めというのは個人的には嬉しかったですね。途中でRINAが喋った”曲の終わりにタオルを広げている所がすごくカッコいい”という発言、おかげで「DOLL」の最後はみんなタオルを回した後に広げていました。今後曲終わりにタオルを広げるのがSCANDALライブの習慣になるかもしれません。普段HARUNAがオーディエンスを乗せるわけですが今回はTOMOMIが「やったるぜ!」とかわいいポーズで乗せる一幕もあり。声が声なので余計にかわいかったですね。そんな感じで最後までホール中の全てが突っ走っていた内容、メンバーもオーディエンスも笑顔の幕切れでした。


 今年は例年になく色々なアーティストのライブを見ましたが、その中でも確実にトップクラスに素晴らしい内容だったように思いました。確かに歌唱は以前からも書いてる通り拙い部分もあるんですが演奏や楽曲のレベルはやっぱり相当高いと思います。特にMAMIのギターの見せ方はたまらなく良かったですね。MCや喋りにもメンバー間の仲の良さが非常に伝わりますし、更にライブ中何度か”もっと大きなことを実現したい”ということも喋っていて、このSCANDALというバンドはまだまだ面白いことをやってのける、そんなことを今ライブを見て確信しました。またオーディエンスからの熱気も凄くて、特に今回2階席から見ましたがそこでもコールの多さが印象に残り、そこから見た1階席前方は完全にライブハウスさながらの雰囲気。メンバーも”自分たちが楽しませるつもりが逆に楽しませてもらった”ということを述べていましたが、確かにオーディエンスの力がSCANDALをさらに成長させているようにも感じました。ガールズバンドのトップを目指したいということも言っていましたが、少なくとも今日本で活動している中では間違いなくトップクラスのガールズバンドだと思います。後々PRINCESS PRINCESSやSHOW-YA、ZONEやチャットモンチーなどを凌ぐ伝説になるかどうかは今後の活躍次第だと思いますがこの勢いと向上心があればそれも実現しそうな気がします。そういう意味では来年も必ず足を運びたいですね。

posted by Kersee at 19:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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