2014年03月15日

2014.3.15 東京女子流 4th JAPAN TOUR 2014〜Royal Mirrorball Discotheque〜 in Zepp Namba

 今年で活動5年目を迎えた東京女子流。これまで15枚のシングル、3枚のオリジナルアルバムをリリースしていますがそのほとんどの作品に-Royal Mirrorball Mix-というリミックスバージョンが主にカップリングで収録されています。通算で4回目を迎える全国ツアーは"Royal Mirrorball Discotheque"と題し、そのリミックス音源を主体としたライブという今までに例のない類のステージになりました。そのツアー初日となったZepp Nambaでのレポを書いていきます。なおツアーは5月17日、さらに6月15日に日比谷野外音楽堂でも生バンドを従えてのライブが予定されています。今回もまたネタバレを含むレポになるので、くれぐれもご注意お願いします。



 Zepp Nambaはライブハウスなので普段なら整理券発行順に入場するわけですが今回は椅子を設けて座席指定制にしていました。ざっと約700席ほどあったでしょうか。当日券の発売もあり、また2階席は開放されていなかったので本当に大丈夫なのかなと思わなくもなかったですが開演する頃にはほぼ席は埋まっていて、当日券入場と思われる後方の立ち見も結構いて特に問題はなさそうでした。昨年のツアーは色々なことがあってお世辞にも大成功とは言えない状況で、加えてファンの間では新曲の評判もあまり良くなかったようで心配事は絶えないということらしかったのですが年末の日本武道館単独公演はかなり好評だったよう。熱気は他の女子アイドルほどではないかもしれませんがそれなりの盛り上がりは開演前でもしっかり起こっていました。

 カラフルなドレスを着た5人が登場して開演、さっそく1曲歌います。これは新しい曲らしいのですがタイトルも何も言わなかったので真偽は今のところ不明。OPにしてはえらく落ち着いた入りかなとは思いましたが。そしてその後は早速リミックスバージョンのメドレーに入ります。もう色々な曲をやっていたので正直細かい内容は憶えていませんが、前半だけで10曲は優に超えていたのではないかなと思います。基本的に3〜4曲が一体になっているような感じで進行していました。そもそもタイトルと楽曲が自分の中で一致していない曲も多いので正直何がなんだかという心境にもなりましたが彼女たちの激しい踊りを見ているとそんな思いも吹き飛びます。そして演出面もかなり凝っていて、照明が暗転してドレスの電飾が光る演出があったり。でも紫のドレスなのにピンクの電飾だったり青の電飾だけが光ったまま曲が進行したりもしていてこの辺はどこか不完全、次のステージ以降で改善する余地ありの部分なのかもしれません。いずれにしてもこの原曲とは違うRoyal Mirrorball Mixメドレー、冒頭のMCで庄司芽生が「ついてきてくださいね!」と言っていましたが確かにこのライブが東京女子流初見という人には面食らった部分があるかもしれません。ただ逆に言うとその分ファンであればあるほど新鮮度が高まることは間違いなく、また今回のツアー以降でこういうセトリになることは他のアーティスト以上にまずなかなか訪れないこと明白で、それを考えるとすごく貴重なステージを見ている、そんな気分にもさせられました。

 そのリミックスアレンジされた曲が流れたまま一旦退場して着替えた姿は黒を基調とした衣装で、十字架が書かれたマントを羽織って登場します。そこで新曲、5月にシングルとして発売予定のその名も「十字架」という楽曲を初披露。これは5人が主演する映画『学校の怪談 呪いの言霊』のテーマ曲だそうです。雰囲気タップリの素晴らしい楽曲でした。マントを外してMCを挟んだ後さらに新曲2つ。1曲目は「Paint in Black」で、女子流の作曲やアレンジを多く担当している松井寛のアルバム『Mirrorball Flare』に収録されている楽曲。もう1曲もタイトルは発表されていましたが一応まだ公式として情報があがってないということで公表は差し控えますが、女子流の楽曲の中でもかなり振付が激しい楽曲で、MCでも”さっきの曲はみんなで一緒に踊ってもらって、こっちの曲はちょっと踊るには難しいかなと思いますけど”という説明あり。この3曲はいずれもパフォーマンス・演出双方相当に凝っていてレベルの高い内容で、極端に言うとこれらを聴けただけで今ツアーに参戦した価値があったかもしれないというほどでした。

 しばし5人の仲の良さを感じさせるMCを経た後再びリミックスステージ。こちらは「ヒマワリと星屑」「頑張っていつだって信じてる」「おんなじキモチ」、そして挨拶を経てデビュー曲「キラリ☆」という初期からの人気曲が続くラインナップ。この辺りは昨年見たTOKYO IDOL FESTIVALでも印象に残っていたナンバーなので素直にオリジナルとひと味もふた味も違う部分を個人的にも楽しむことができました。

 結構綺麗な終わり方だったのでそのまま終わっても満足なくらいでしたがアンコールもしっかりありました。ツアーTシャツを身につけて直近の新曲「Partition Love」のこれまたリミックスVer.とそのc/w「月の気まぐれ」。曲間にはグッズを主に宣伝する内容のMC。山邊未夢がわざわざTシャツ・タオルからダテメガネやステッカー等も全部身につけて紹介する場面が実にユニークで、メンバーも面白いMCが出来たと自画自賛。「月の気まぐれ」は初聴した時からライブでどう表現されるのかが楽しみなナンバーだったのですが実に美しい仕上がりで余韻もタップリ、ラストに持っていくには最適の楽曲だと思いました。


 というわけで終わってみれば大変に楽しむことが出来たライブでした。普段やっていることとは確実に違う内容でそこがどう評価されるかという点だと思いますが、自分としては非常に新鮮な気持ちで楽しむことが出来たライブだったと感じました。あとやっぱりあらためて見ても振り付けなどのダンスパフォーマンスは見事の一語につきますね。特に今回はリミックスを施した内容なので間奏・曲の繋ぎの部分で新たな振り付け、原曲よりも更に激しい動きになった部分もかなりありそうでしたが見事にこなしていました。あとあらためて見ると案外ほぼ手拍子だけで特に振り付けのない曲もあったりして、そこもなかなか興味深かったです。正直こんなダンスをやっていてよく生歌でみんな歌えるよなぁと感じました。そのボーカル面で言うと相変わらず新井ひとみは天才という一語に尽きましたが小西彩乃の方はまだ高音の出が若干苦しい印象、それでもスランプ期と比べるとだいぶ持ち直したということのようです。今回はMCも含めて中江友梨が特に目立っていた印象ですね。歌声が昨年見た時と比べて良くなっているような気がして、また大阪出身ということでよくいじられていました。ちなみに今ツアーからリーダー等の組閣が変更になったそうなんですがそれについての言及は意外にも全くなし。でもMCは新たにリーダーになった庄司芽生メインの進行になっていて、その辺個人としての自覚と言いますか、そういうのは密かにあるのかもしれません。

 いずれにしても今回は東京女子流というカテゴリの中でもJ-POP・アイドルのライブという大枠の中でも一つ違った味を見せているライブになっていて、行って損のない内容に仕上がっていたと思います。会場によっては当日券の販売もあるそうなので興味ある人は足を運んでみても良いのではないでしょうか。年齢同様楽曲やパフォーマンスも5年目にしてまだ進化過程の真っ只中にある東京女子流、次回のツアーもおおいに楽しみにしたいです。



posted by Kersee at 18:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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