2014年09月21日

2014.8.9〜9.5 Perfume 5th Tour 2014「ぐるんぐるん」 in 日本ガイシホール他計3公演

 大変長らくお待たせしました。8月1日から始まったPerfumeのシングル「Cling Cling」に合わせて行われた全国ホールツアーの様子をレポしていきます。ツアーのファイナルが9月21日・国立代々木競技場第一体育館ということで、この日までセトリを始めとする演出等はここだけの秘密、ということをあ〜ちゃんに言われましたのでそれを守った次第です、はい。MCに関してはTwitterで既に広めてはいましたが…。

 今回私が参戦したのは全14公演中3公演です。8月9日・マリンメッセ福岡の1日目、8月20日・大阪城ホールの2日目、そして9月5日・名古屋の日本ガイシホール1日目。福岡と大阪はスタンドでしたが名古屋はアリーナでしかも相当ステージに近い場所で見ることが出来たので今回は名古屋公演で見た時の感想を中心に記していきます。

 会場についてですが、何度も行っている大阪城ホールは省略するとしてマリンメッセ福岡と日本ガイシホールは初来訪になりました。マリンメッセ福岡は九州最大級のアリーナ会場でしたが大阪城ホールに比べると規模は案外小さめ。スタンド席最前列のチケットになりましたがそこからアリーナの段差は全くなく、ほぼアリーナと同じ目線でステージを見る形になりました。ガイシホールは全国に多くあるアリーナ会場の中でも屈指の音の良さで評判ですが幸か不幸か今回アリーナ席だったのでどこまで音が良いのかはちょっとピンと来ない部分もありました。ですが非常に天井が高く、確かに音響は良くなりそうな感じでしたね。
 福岡は駅からかなり距離があるので博多か天神までシャトルバス、名古屋は駅からかなり近いですが最寄りの笠寺駅は結構小さい駅なので帰る時に入場制限がかかります。どちらの方がアクセスが優れているのかはちょっと判別しにくいですがいずれにしても大阪城ホールや東京の各会場の方がアクセス面では相当優れているという印象でした。まあこればっかりは地方との差がそのまま出る部分にもなるので仕方ないでしょう。

 というわけでいよいよレビューを書いていきます。ではどうぞ。


 昨年末のドームツアー、一昨年のJPNツアーも参戦しているので毎度感じることではありますが相変わらずPerfumeのライブは開演前の雰囲気が独特です。開場前からこれまでのPVやライブでのコスプレを身につけた方々も相当いらっしゃって部分的に撮影会みたいになることもチラホラ。既に開演するその日が始まった時からライブは始まっているといった趣で準備万端。会場内ではこれもいつも通り15分ごとに流れるCM。今回もチョコラBBのエーザイが協賛していて、本人が出演しているCMが流れます。公演終了後には無料でそのチョコラBBが全会場で配布されました。素晴らしい企業だと思います。そして日本ガイシホール公演では同日にワールドツアーの協賛がデルタ航空に決定というニュースを受けて、早速そのCMも追加されました。
 今回はなぜか館内の注意事項等の案内放送に「はーい!」という返事をするノリがありました。でも「以上のことが守られない場合は退出していただくことがございます…」に対しては「えー!」という返事。流石にツアー途中のMCであ〜ちゃんから直々にお叱りがあったらしく、ツアー折り返しの名古屋に入る頃にはそういった声は存在しなくなりました。
 ライブ開演時間になると会場が暗転するまで手拍子が続きますがSEがテンポを変えるのに対してオーディエンスの方もしっかり合わせてます。えらく対応力高い方々だなぁと思いましたがこんなのは完全に序ノ口でした。

 というわけで開演前の時点で既に語ることが多々あるわけですが、ステージ上には球体状のオブジェがあります。そこにオープニング映像が流れてどーんと解体した中には3人の姿。PVと全く同様のセットの下で今回のツアータイトルにもなった「Cling Cling」が披露されます。数々の作品を世に出している種田陽平氏が監督、MCでも喋っていましたがそんなすごい人に21時間撮影してもらったことにあらためてビックリしたのだとか。それにしても登場した瞬間のオーラはもう完全に別次元のものでした。ライブに実際に行って体感しないと分からない部分があるので説明は難しいのですが、ドームツアーとはまた一つ階段を昇ったような雰囲気を十二分に感じさせるものが最初の時点で既に存在していましたね。

 最初のブロックは「Handy Man」「Clockwork」「レーザービーム (Album-mix)」。ステージ上には3つ高い台があって、1コーラスごとに入れ替わり立ち替わり。セットは「Cling Cling」仕様ですが照明などでそれぞれの曲に合わせた雰囲気にしっかり仕上がっていました。「レーザービーム」で文字通りの光線がバシバシと出現するにはもう万人の予測通りとも言えますが、やはり実際に目にすると大変美しいものです。「Clockwork」の世界観と”わーわーわー”の手の動きはあらためて見ても良いですね。今後のツアーでも是非定番として見せてほしいとも思うわけですが。

 4曲終わった後に3人揃っていつものPerfumeです!的自己紹介とツアー開演に際しての挨拶、そして水分補給&のっち→かしゆか→あ〜ちゃんと順次登場するパターンのMC。もう相変わらず色々と脈絡なしに喋っていて分からなくなるくらいですが、今回ぐるんぐるんした差し入れが各会場に届いていて、例えばチーズフォンデュやチョコファウンテン、綿菓子や回転寿司などなどがあったそうです。各イベント会社相当凝りに凝っていて、後で回る地域の会社は大変だろうなぁなんてことを話していましたが。福岡では珍しくグッズの宣伝、そして同日目と鼻の先にあるサンパレス福岡であ〜ちゃんにとっての師匠・aikoがライブしていたということでその方向に向かって呼びかけ。ちなみにaikoも同じように両日(2日とも双方同じ会場でした)MCでネタにしていたとか。
 そしてこれもPerfumeのライブではおなじみチーム分け。キョードー大阪に感謝ということで大阪2日目は「きょ」「う」「ど」、名古屋1日目では「コ」「メ」「ダ」といった具合。この名古屋公演の翌日に愛知県内のコメダ珈琲各店でPerfumeファンと思わしき方々が多数シロノワールと生レモンスカッシュを注文したのはこの時のMCが原因です。一部店ではレスカの在庫が無くなったという話もあったとか。ちなみに私も翌日千種店で同メニューを注文しました。美味しかったです。

 さて20分か30分ほどのMCを経て5曲目新曲の「いじわるなハロー」、それを歌い踊りながら飛島状のステージに移動して久々の「I Still Love U」。今回はシングルをメインにしたツアーなので懐かしい、あるいは意外な曲もセットリストに入っているとのことでしたがこの曲も久々でしょうか。これが収録されたアルバム『凵xの発売ははや5年前。月日が経つのは速いものだと感じさせますが。
 マイクスタンドが登場して前シングル「Sweet Refrain」のc/w「恋は前傾姿勢」。なお「Sweet Refrain」は今ツアー披露されず、次アルバムのツアーでやることになるのでしょうか。この流れだと収録されない可能性も出てきてしまいましたが。歌ってる本人が”なにかとビミョーな扱い”と明言してしまってますし…。

 というわけで7曲のみ、曲よりMCの方が長かったんじゃないかという感じで早くもインターバルに突入。いつものように凝りに凝りまくったビジョンとステージの映像演出&インストの後に飛島状のステージで披露されたのはおなじみ「エレクトロ・ワールド」。発売時期を思うと会場が豪華になり、そして衣装が本当に華やかになったなぁとあらためて感じるわけです。「シークレットシークレット」のPVを見た時のようにしみじみと、でも特に名古屋は本人を間近にしていたので手を振り踊りつつ見入ってしまいます。カラフルなPVの世界観がそのままステージ演出にも表れている「DISPLAY」を経てピアノのみの静かなイントロ。ですがそれが流れた瞬間に大歓声。「SEVENTH HEAVEN」。ちょうど7年前のシングル「ポリリズム」のc/wに収録された、ファンに長く愛されている名曲ですね。

 その後再びMC。客いじりというよりはオーディエンスとの対話コーナーと言った方が正確でしょうか。
 オーディエンスもここで指名されることを望んでいる方が多いのかどうか分かりませんが本当に強者揃い。車の中でコスプレに着替えてライブに望む男性とか、チョコラBBの被り物をしている方々とか小さい子どもを連れて見に来ているファンとか新婚カップルとかなぜか「樫野」「西脇」といった本名のボードを掲げているファンとか。やはりそういう方々がパッと見渡せば目立つので直接カメラを向けて対話するのは当然なんですがコスプレしなくても声はしっかりと届いているよボードにメッセージ書いてくれるのは嬉しいけど出来ればファンレターとして送ってもらえれば嬉しいかなという言葉もあったことは特記事項として取り上げたいところです。
 そして個人的に一番凄いと思ったのはファンの声が早口だったり遠かったりでステージに届かなった時に代わりに届けてくれるファンがいたということでしょうか。これは大阪会場で見た光景ですが、こんな形で通訳?してくれる人がいてそれを通して実際に届くということは今まで見たことがほとんどないです。彼らみたいなファンに支えられている、また呼び込むことが出来るのもPerfumeの素晴らしさの一つだと思わせた瞬間でした。そんなメンバー3人、名古屋で見る限りほとんどビジョンを見ずに直接遠くにいる人に向かって話していたことも印象的でした。あとParty Makerのコスプレをした人の凄さに感嘆してのっちが最後に発した「あんたがほんまもんのParty Makerや!」という一言は個人的に今ツアーのベストMCにしたいと思います。その絶妙なタイミングと関西弁にした意味の分からなさに横のあ〜ちゃんは大ウケでした。

 その後に続いてお馴染みP.T.A.のコーナー。個人的にこれを初めて見たのは2009年のRIJなんですが一体いつからやっているのでしょうか。あの時は声出しから「survival dAnce」〜「ultra soul」を一緒に歌ってジャンプするという流れだったんですが勿論今はそんなものでは収まりません。「HIGH PRESSURE」か「ミュージック・アワー」(ツアー途中に曲変えたっぽいです)を歌い出してみんなで踊るというPerfumeのライブとは思えない内容も今回ありましたがこれもまだ序の口。今回はほぼあ〜ちゃんの無茶ぶりに他のメンバー2人やオーディエンスがついていくコーナーです。
 ドームツアーでサンタ!トナカイ!とあ〜ちゃんの動きに合わせてみんなで動くシーンがありましたが今回は夏ということで「すいか!」「サーフィン!」とそれぞれ言葉に合わせたジェスチャーをみんなでするわけです。でも突然「かきごおり!」とか「ゆきだるま!(ドームから流用)」「シロノワール(名古屋限定)」とか指示していない動きが出てくるので大変です。勿論そこが楽しい部分であることは言うまでもないですが。福岡会場ではみんなで手を振っている動きが稲穂みたい!という発言があって「いなほ!」「いなほ!」と連呼し始めるシーンがありましたが名古屋辺りではすっかり定着していました。あとは手と足を同時に動かすシーンを指示していましたがこれがまあ難しい。そう思ったわけですが周りを見渡すと8割方その通りに動けている印象でビックリしました。こんなコーナーを毎度毎度やっていたらそりゃあファンも鍛えられるわけですね。そう思わずにはいられなかった一シーンでした。

 ライブはいよいよ後半戦、ラストに向かって走りだすぞ!というわけで「Patry Maker」。更に加速度を上げて「GLITTER」。そしてまさかの「セラミックガール」。アルバム『GAME』収録曲でものすごく久々にライブで披露、本人たちも振り付けを忘れていてYoutubeの投稿動画で確認したという話もMCでしていましたがおそらくこの曲はそれに該当していたことでしょう。コール&レスポンスが定番の「ジェニーはご機嫌ななめ」「チョコレイト・ディスコ (2012-Mix)」と連発してラストは「Hold Your Hand」。ファンの方々に募って投稿してもらったみんなの手がビジョンに映り、そしてPTAのコーナーで練習したジャンケンする振り付けを間奏で。メンバーそれぞれがオーディエンスに向かってジャンケンします。非常に温かい雰囲気の中でライブが終了しました。

 そして勿論アンコールもあるわけです。今回は1曲のみ、各会場ごとに曲が違うそうですが概ね懐かしい曲ということは共通していて、「Puppy Love」「MY COLOR」「perfume」「wonder2」辺りが選曲されていました。自分が見たのは「Puppy Love」「wonder2」のステージでした。特に「wonder2」は古くからのアンコールの定番でしたが生で見たことがなかったので、個人的にこれを見ることが出来たのは非常に大きな収穫でした。


 以上です。今回はシングルを中心に回ったツアーであると同時に10月31日から行われるWORLD TOUR 3rdの前哨戦とも言えるもので、アンコールのMCでは初めてアメリカを回るステージということでそれに向けての思いを語る内容が中心になりました。”日本の音楽の素晴らしさを全世界の人に伝えたい”というMCを聴いてPerfumeのファンになって本当に良かったと感じたのは言うまでもありません。これを自信持って言える、そして実行できるアーティストが出て欲しいと個人的にずっと思っていましたからね。あ〜ちゃんが高い目標を持ってこれまで掲げていたことは全て叶ってきた、との話ですが今回はどうなるでしょうか。メンバー3人とも不安な部分もあると語っていましたがこれだけのファンが応援してくれていることがすごく自信になる、嬉しい、そして必ずまた日本に戻ってきてみんなに会いたいと話していました。

 それにしても今回ほどアーティストとファンの間の絆を感じたライブはなかったと思います。自分がPerfumeに肩入れしているからそう感じただけなのかもしれませんが、他のライブでは見られないだろうなぁというシーンがステージ以外でも多々ありました。その内容はほぼ本文に挙げた通りなんですが3会場見たということもあって、正直これでも半分書けているかどうかというくらいです。ステージの演者が凄いと思ったライブは今までにも多々ありましたがオーディエンスを凄いと思えるのはPerfumeのライブくらいだと思います。それを凄いと思わせるのもやはり演者の力でしょうね。しかもマナーが悪いとかそういうことは一切なく、またそういう動きが見られたら直接的に優しく注意してそれを聴くという反応の良さ。事実ボードの注意があった名古屋1日目の翌日にボードを挙げていた方は皆無だったそうです。TIFを見た直後だったから余計にそれを感じた部分もありますが、やっぱりアイドルと彼女たちを応援するファンは一度Perfumeのライブに行くことを宿題にしてもいいのではないでしょうか。

 このノリがどれだけ海外で通じるのかどうかですが少なくとも台湾やシンガポールでは日本を凌ぐほどの盛り上がりが発生していたことも番組で確認できています。アメリカで日本人アーティストが認められる例はなかなかないのですが彼女たちはどこまで走ることが出来るのか。そしてそれを通じて成長した姿をあらためてライブで見ること、これもまた来年以降楽しみにしたいです。

posted by Kersee at 16:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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