2014年10月25日

2014.10.25 藍井エイル Special Live 2014 in NHK大阪ホール

 4月にアルバム『AUBE』をひっさげて全国ツアーを行った藍井エイル、そのなんばHatch公演に行った時にあまりの素晴らしさに衝撃を憶えたわけですが(その時のレビュー)今回10月に大阪・11月に東京(TOKYO DOME CITY HALL)でスペシャルライブ開催ということでその大阪公演に行って来ました。その時の様子をレビューしていきます。なお全部の楽曲を把握しているわけではないのでセットリストは一部曲のみという形になりますが11月の東京公演に行く人はネタバレになる可能性もあるかと思います。その点だけ読む前に注意してください。



 2会場ともに完全SOLD OUTになった今回のツアー。したがってグッズ売り場は大行列で開演30分前から並ぶとおそらく開演に間に合わないであろう状況でした。それに合わせてかどうかは分かりませんが18時開演予定からはやや押した形に。暗がりの中で最初に演奏されるのは「AURORA」。のっけから青色に光るサイリウムが会場全体で動きまわります。激しめの曲が3つ続き、”今日は新曲をどんどんやっていきます!”という宣言を含めた挨拶がわりのMCの後また激しいナンバーが休みなしに3曲続きます。ジャンプや声を出してという煽りは当然として、頭振れ!というヘドバン指令までありました。バンド演奏が非常にパワフルかつ技術も高めなので全く違和感はなかったですね。カップリングに収録されるであろう新曲はものすごいクオリティの楽曲で、早くもシングル発売が楽しみになりました。それらの次は12月に発売される相川七瀬のトリビュート・アルバムでカバーする「BREAK OUT!」を披露。相川七瀬からも花輪が届いていたので何か繋がりあったのかなとも思いましたが、こういうことらしいです。

 一旦舞台袖にはけた後すぐに黒のワンピース風の衣装に着替えて「虹の音」を含むバラード2曲、その後11月に発売されるシングルのカップリングに収録される歌謡ジャズチックでエロティックな曲。途中で入るため息が完璧なタイミングで、曲の説明のMCにおいて作曲した黒須・ローリン・克彦も自画自賛していましたね。この後の2曲でまた少しずつ激しさを増してまた衣装替えのためバンド演奏の繋ぎ。重永亮介が率いるこのバンドメンバーの演奏もとにかく激しかったですね。ドラムとギターのソロの迫力はとんでもないものがありました。

 あとはラスト7曲、”大阪まだまだいけるか!”という煽りとともに最後まで激しい曲連発でした。新曲「ツナガルオモイ」の前にはさすがにMCありましたが結局本編のMCはほとんど曲の説明に終始した形。全19曲一気に突っ走ったような内容でした。「KASUMI」「INNOCENCE」「シリウス」そしてラストは「IGNITE」と見事なくらいに人気曲連発。今回のライブは"IGNITE・CONNECTION"というテーマがあったそうですがオーディエンスも曲に合わせて見事に動きが呼応。ステージとの繋がりを感じさせる部分も相当に感じました。

 アンコールは3年前の10月19日に発売されたデビュー曲「MEMORIA」、しっとりした聴かせる「Roses」、そして「サンビカ」。アンコールMCは大阪の人は何でもノッてくれるということで、なぜかステージ上にモデルガンとレーザーガンがあったので客席に向かって撃ったらやっぱりみんな撃たれたフリをするというノリ(ウェーブみたいになっていました)。オーディエンスと一緒に551の蓬莱のCM、”551があるときー””551がないとき…”を再現。面白かったのは照明も場面と見事に呼応していることですね。今回のライブは照明のセンスが今まで見たライブの中でも最上位クラスでしたが、こんなところまでリハーサルでやっていたのかなと思うと微笑ましくなってしまいました。ドラムの人が作り出すSEも大変に良かったです。そして最後はエイルの、全てのオーディエンスに感謝を述べるマジメなMCでした。”歌で皆さんにお返ししたいです”の一言が特に印象に残りました。全ての演奏が終わってバンドメンバーがはけた後も残ってマイク無しで挨拶していました。

 というわけで今回は見事なくらいの盛り上がりをみせたライブでした。半分どころか7割〜8割は激しい曲で占められていたのではないかと思います。おかげで汗もかいて腕も痛くなって大変でしたがそう考えると彼女とバンドメンバーの体力は凄まじいですね。そんなことをあらためて感じさせる内容でした。ラストにファン主導で三本締めが行われる限り、藍井エイルのライブは限りなく体育会系と思った方がいいのかもしれません。

 それ以外はおおよそ前回行った時と同じ感想ですが、今回はアニメ関連のMCがなかったこともあってアニソン歌手ではなくロックシンガーという印象の方が色濃く残りました。どこか薄幸さを感じさせるのは中森明菜のようでもあったり、激しく熱い歌声は浜田麻里のようでもあったり、憑依したかのような歌中の動きは鬼束ちひろやCoccoのようでもあったり。そして全体的に攻撃的な方向の歌中煽りMCはどう考えてもロック畑そのもの。バンドメンバーの演奏もそれに拍車をかけていますからね。当然ながら一緒に活動する人やファン層は他の女性アニメ系歌手と共通していますが、音楽的に考えると来年はROCK IN JAPANやSUMMER SONICなどアニメ界隈とは全く異なるロックフェスに参戦するのも面白いと同時にファン層も大きく広がるんじゃないかとも感じるのですがどうでしょうか。個人的にはまだまだこんなもので収まる歌手とは到底思えません。NHK大阪ホールは非常に好きな会場ではあるのですが、関西だともっとキャパの大きいオリックス劇場やフェスティバルホール、そして大阪城ホールを埋めるポテンシャルは十二分にあるので最終的にはそこでのワンマン実現を目指してほしいなあと切に願います。


posted by Kersee at 18:00| Comment(2) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
行きたかったです・・・もっとキャパの大きい会場でやってくれたらチケットとれたのにと思いました。
フェスといえば、昨年の「イナズマロックフェス」のフリーステージには出演経験があるらしいですね。イナズマは個人的に好きなアーティストの出演が多いこともありいつか行きたいと思ってますので、また出て欲しいです。もちろんサマーソニックなどの出演にも期待したいですね。

話は変わりますが、12月23日に大阪で行われるDo As Infinityのライブには行かれませんか? 私はもちろん今回も行く予定ですが・・・
Posted by えむけー at 2014年11月01日 00:24
>えむけーさん
 イナズマと関東の氣志團万博は最もノンジャンルなフェスの二大巨頭ですね。今年も結局行けずじまいでした…。DAIの方はまた別にメール送りましたので一旦そちらで…。
Posted by Kersee at 2014年11月03日 19:24
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