2014年11月12日

2014.11.12 aiko LOVE LIKE LIVE TOUR VOL.17.5 in 大阪城ホール

 私が「桜の時」でaikoを好きになったのは2000年、今から14年も前のことなんですが今年ようやく、本当にようやくaikoのライブに初参戦できました。イープラスのプレオーダーでスタンド席が取れずに立見での観覧という形になりましたがそれでも大満足の内容で、正直立見でもよくチケットを取れたなぁというのが見終わってからの感想になります。というわけでそのライブがどんな内容だったのかを早速レビューしていくことにしましょう。



 凝ったオープニング映像がアリーナ画面に流れて、幕が降りて演奏された最初の曲は「運命」(2012・『時のシルエット』収録)。そこから続くアップテンポの楽曲は「be master of life」(2001・『夏服』)「エナジー」(2005・『夢の中のまっすぐな道』)「愛の病」(2000・『桜の木の下』収録)と盛り上がるナンバーをわざわざアルバム曲からチョイス。「運命」「エナジー」は2011年発売のベストアルバムにも収録されていないのでのっけからなかなかコアな選曲をしたという印象でした。もっともまだ2年前の「運命」はともかく他の3曲は過去のセットリストを見る限り、ライブでの演奏頻度は結構高いようです。客席内に配られたバンド型のサイリウム、束縛バンドというらしいのですがそこから放たれる光は鮮やかで大変綺麗でした。

 4曲終わって最初のMCですが、やはり関西出身で10年以上第一線で活躍している人はMCの質が違うというものです。まずは週の真ん中水曜日、真ん中モッコリという会場の半分くらいが世代的に分からない話題を経てちょうどこの日にシングル「あたしの向こう」発売日を迎えたということでライブ会場限定発売のシングル特典で一緒についている”着れないシャツ”の話に。実際買ってみましたが、確かにこれは間違いなく着ることができないですね。Tシャツの中にCDが入っているというデザインですごくかわいくてユニークです。本人は”作れば作るほど赤字になんねん”とおっしゃっていましたが。ちなみに同日発売はKinKi Kidsのシングルと西野カナのアルバム。自分のCDと合わせてなぜか他のアーティストのCDも宣伝したりしていました。

 放っておくといつまでも喋りそうな勢いでしたがさすがにそこはベテラン、しっかり区切りをつけて次の3曲、「花風」(2004・シングル)「サイダー」「キスの息」(2014・アルバム『泡のような愛だった』)を披露。「花風」はちょうど鼻風邪をひいていた自分に向けてくれたような選曲…ではないですが嬉しいチョイスでした。「サイダー」「キスの息」は直近のアルバム収録曲。「サイダー」の後に”炭酸水”が出てくる「キスの息」という曲順もまた良かったですね。

 再びMC。1度目のMCから感じていましたが観客とのやり取りが本当に多いです。何度も響き渡るaiko!コールを呼ばれるたびに応えるのは勿論のこと、観客との1対1の会話になるシーンが尋常じゃないほど多かったですね。そしてなにげに下ネタ好きであることも重要なポイント。もう気がつけば色々な女性アーティストのステージを見ていますが一番その手の話題が多かったかもしれないですね。ゴールデンボンバーの鬼龍院翔からつけられたアダ名には爆笑してしまいました。ちょっとこれはここで書くのは控えさせて頂きます。三つ編みにした後ろ姿があの形に似ているということで、それを説明したジェスチャーをみんなにもしてもらうというシーンはどう考えても女性歌手のライブとは思えない内容でしたが、それだけ親しみやすいということで。それ以外でも横から見た姿を見て数字の「5」というアダ名をつけられたことがあるとか会場内に配られた束縛バンドがつかないという客からの報告を受けて謝りつつ係員に変えてもらい〜と言ったりとか他にも多々あって拾い切れないほどでした。次にやる曲はサイリウムのつかない曲ということでそのまま続行します。

 新曲のカップリング「ドライヤー」、そしてバラード「気付かれないように」(2006・アルバム『彼女』)を披露。さすがに39歳になったことで夜2時の顔は見れたものじゃないらしい(本人MC談)彼女、ちょっと古い曲のアップテンポの高音は上がり切れていないこともありましたがバラードは本当に素晴らしくて。伸ばしのロングトーンは勿論のこと、その絶妙なほど温かい声質は生で聴くとあらためて天賦の才を感じさせましたね。もうバラードなら極端な話何を聴いても泣いてしまいそうな、そんな勢いでした。

 この日のステージはメインから一直線に向正面まで伸びている花道とその中間に小さな丸ステージという構成。メインも横に長く両端はちょうどスタンド席前列の正面の高さにセッティングされていました。「気付かれないように」が終わった後にインターバル映像が流れる間、中央ステージに移動してアコースティックな演奏。そこで歌われたのはまさかの「恋のスーパーボール」(2011)。再びアホな(これも本人MC談)MCを混じえて演奏されるは「ポニーテール」(2004・シングル「花風」c/w、「大切な人」(2014・『泡のような愛だった』)。しっとり聴かせるステージがここでは続きます。

 そして再びMC。ここではコール&レスポンスが中心。Perfumeのあ〜ちゃんが非公認で拝借したという「男子!女子!そうでない人!」から始まりましたがやはりここは本家。眼鏡は勿論レーシックも聞きますし、ちょっと間を置いて「…老眼の人」と聞いたりもしました。ブロックは「アリーナ!下段!上段!」は勿論のこと「立見!ボックス!」さらには「バンド!PA!カメラチーム!」ついには「警備員の人!」まで声をかけてしまいました。おそらくこれはaikoのライブでは日常茶飯事なんだと思います。ついでにコール代わりに年代も確認。どうやら20代女子が割合としては多い模様。でも60代の男子も頑張っていました。

 ステージは更に「キラキラ」(2005)「染まる夢」(2014・『泡のような愛だった』)「舌打ち」(2014・シングル「君の隣」c/w)「相合傘」(2002・『秋 そばにいるよ』)と続きます。「染まる夢」「舌打ち」では歌詞テロップも出る映像演出。「相合傘」ではタンバリンを鳴らしながら歌っていました。「キラキラ」だけに限らないですがライブ中アップテンポの曲では本当にあちこち動いて歌っています。両端からスタンド前列の人とハイタッチする場面も何度となくありました。

 ライブも終盤、「ボーイフレンド」(2000)は本当に前後左右走り回りながら歌っていました。アリーナの横の長さは83.4mということで花道の距離は60〜70mくらいになるでしょうか、結構な距離を走って歌いながら往復していました。このライブだけでも1kmくらい走った計算になるかもしれません。考えてみれば恐ろしいエネルギーです。圧巻の内容を見せた後更にアップテンポの「Power of Love」(2000・『桜の木の下』収録)そして曲中にバンド紹介…という名の大喜利が始まります。

 本日のお題は関西にちなんだ曲を即興で弾いてもらおうのコーナー。バンドメンバーにそれぞれのお題で曲を弾いてもらって、観客が何の曲が分かれば○、そうでなければ×、全くダメならXジャンプしてもらうという演出だそうです。まず最初に奏でられたのはグランシャトーのCMソング。ところがこれは最近関西でもあまり流れていないので反応はあまり良くありませんでした(私も思い出すまで時間かかりました)。昔はサンテレビ、かの有名な番組「おとなのえほん」とかでも流れていたそうで(その番組を知ってるaikoもaikoですが・笑)。ちなみに今日のMCではサンテレビという単語おそらく3回は耳にしました。関西出身の凱旋ライブならでは、ですね。その他演奏されたのは「アホの坂田」「世界の国からこんにちは」「なめたらあかん」「ホテル紅葉」「昔の名前で出ています」など。後者2つは若い人にはサッパリ分からないレパートリーで見事にXジャンプというオチ。

 そんな時間が15分〜20分ほどになるでしょうか、コーナーが終わった後再び「Power of Love」に戻ります。曲中にこんな長々としたコーナーが設けられるのも彼女くらいのもんでしょう。ラストは新曲「あたしの向こう」。新曲が発売されるたびにドキドキすること、そして発売日にライブで、それも地元大阪でのステージで歌えることに感謝しているといった内容のMCを歌う前にしていたのが印象的でした。

 アンコールは「シアワセ」(2007)「どろぼう」(2003・シングル「アンドロメダ」c/w)「明日の歌」の3曲。こうやってみんなとまたライブで出会うこと、いっぱい話をすることを楽しみにすること、そして来てくれる人にあらためて感謝の言葉を述べるアンコールMCでした。歌い終わったバンドメンバーと一緒に挨拶した後も花道を歩きまわってオーディエンスに挨拶、そして即興で歌を作るという今日の会場に来てくれた人だけに向けてのプレゼント。退場した後も非常に凝ったエンディング映像がビジョンに。時計を見ると大体開演から3時間ほど経っていてかなりの長尺でしたが全く長さを感じさせない、本当にあっという間に過ぎた時間でした。


 aikoのライブが凄いということは実際各メディアで何度も紹介されていますし、何よりテレビで歌っている姿を見れば一目瞭然なんですがいざ実際に行くとやっぱり想像以上に凄いということがあらためてよく分かる内容でした。曲といい歌唱といいMCといい照明その他の演出といいグッズといい、新たにファンが増える要素があっても減る要素が全く見当たらなかったですね。22歳でデビューして気がつけばもう39歳なのに毎年継続してここまでやっているわけですから、おそらくこの調子だとあと10年後・20年後・30年後もこんな感じでライブを続けているんだろうなぁということは軽く想像できます。MCで言う通りグッズに健康食品が加わるのも非現実的な話ではないかもしれません。現時点で200曲近くある持ち歌は最新アルバムを除くと結構入れ替わり立ち替わりの傾向が過去のセットリストを見る限りありそうです。なんだかんだでアルバムは全て何らかの形で入手はしているので個人的に楽しめるテリトリーは広いです。というわけでこれはもう来年以降もしばらくは継続して見に行きたいとあらためて感じました。というわけで今後遠征含めて行く機会はもしかしたら増えるかもしれません。少なくとも今回みたいな立見で見るのが最後にはしたくないので…。
posted by Kersee at 19:00| Comment(2) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。当日参戦してました!詳細レポありがとうございます。
私も結構ええ歳したオッサンですがLLP13add初参戦で同様の衝撃を受け、そのまま生まれて初めてファンクラブなるものに入会したクチです。
この公演もめちゃくちゃ良かったですが、センターステージのアコースティック3曲はLLR7会場限定CD+DVDに収録されています。できれば全編DVD化して欲しいですね。
LLR7も参戦予定とのことで、ぜひ揉みくちゃにされてきてください(笑)私は既に生還しましたが。なおセトリは2パターンあるようですよ。
Posted by ウミウサギ at 2015年06月07日 11:41
>ウミウサギさん
 コメントありがとうございます。LLR会場限定のメディアも次行く時には是非入手したいですね。7月のZeppツアーも楽しみたいと思います。
Posted by Kersee at 2015年06月10日 11:57
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