2015年04月05日

2015.4.5 Negicco「Never Give Up Girls!!!&Rice&Snow」 in KYOTO MUSE

 Negiccoの結成は2003年、今年で活動13年目になります。彼女たちのステージを初めて記事にしたのが2013年のTOKYO IDOL FESTIVAL。まだ楽曲を聴いたことない段階で初めて見た時の感想は”結成10周年””えらく妙な曲を歌う人たち””3人ともどこか抜けているキャラクター”といったところ。ですがその時に初めて見た「アイドルばかり聴かないで」が相当に強烈な印象を残していて、まずはiTunesでダウンロード。次第にハマっていった結果アルバムも購入して、11月の「ときめきのヘッドライナー」リリースイベントではわざわざ2枚CDを買って握手会にも参加。この辺りから本格的にNegiccoが好きなアーティストの1組として認識されたように思います。昨年見たNegiccoのステージはTOKYO IDOL FESTIVALEspeciaとのコラボシングルのリリイベ。昨年のTIFではもう他のアイドルとは格が違うというレベルのパフォーマンスに達していて、早くワンマンライブを見に行きたいと強く感じたものでした。昨年発表されたシングル3作品、そして今年1月のアルバム『Rice&Snow』の完成度の高さからもその期待が高まったというものです。

 そんな中1月に関西も回る初の全国ツアー後半戦の日程が発表。関西では大阪・京都を回ることが決定したとともに5月5日、ついに決定した新潟でのホール会場でのライブ。迷うことなく京都と新潟のチケットを早々に購入。というわけで京都のこのライブを持って自分としても待望のNegiccoワンマンライブ初参戦になりました。MJでPerfumeと11年ぶりに共演、NGT48結成のニュースの中で話題に挙がるなどここにきて更に注目度が上がっているNegiccoのライブレポ、どうぞ。

Rice&Snow - Negicco
Rice&Snow - Negicco

 大阪、神戸と比べると京都でライブに行く機会はなかなかなくて、今回KYOTO MUSEは個人的に初参戦。ライブで京都に行くのもKBSホールのサカナクション以来2年ぶり。KYOTO MUSEのキャパシティは350、烏丸通沿いにあるライブハウスで阪急の烏丸駅出てすぐの位置。したがってアクセスは至極便利ですが当然人通りは非常に多く、会場前で待つにはなかなか難儀する場所でもあります。ちなみに大阪にもOSAKA MUSEがありまして、こちらは昨年ミナホで山崎あおい、LUI◇FRONTiC◆松隈JAPANを見ましたが随分手狭な印象でした(キャパシティは同じく350)。また今回参戦しませんでしたがNegiccoが回った大阪の会場はOSAKA RUIDO。これも昨年ミナホでピロカルピンのステージを見た場所でしたがキャパ300。はっきり言って今のNegiccoには手狭にも程があるだろうと思いましたが、当然ながら大阪京都ともチケットはソールドアウト。一応今回の京都公演は当日券も出ていたようですが。客層は思いのほか30代〜50代と思われるオジ…紳士の方々が多く、先日行ったでんぱ組.inc大阪公演の女性の多さとかなり対照を成していました。まあ比べる数が全然違いますが…。

 『Rice&Snow』収録曲が流れる会場。舞台が暗転して大歓声、京都公演オープニングを飾るのは「光のシュプール」。このツアーでは会場ごとにセトリを相当変えているそうで、MJでも歌われた最大ヒット曲であるこの曲も組み込まれていない公演があったり。詳しくはかえぽのブログで各会場のセットリストが載っているので見て頂ければと思いますが。「フェスティバルで会いましょう」で盛り上げて「クリームソーダLove」で癒しを与えてくれて、「イミシン☆かもだけど」で萌えさせて頂いて。ここで自己紹介を兼ねたMC。

 京都駅の綺麗さにビックリした”ぽんちゃ”ことMegu、『ガメラ3』の聖地巡礼で一時期月一のペースで京都を訪れていたというNao☆、高校の修学旅行で行って以来だけどその時の思い出がまるで出て来ない”かえぽ”ことKaede。京都に来たというのに昼に食べたのはカレーライスだったというぽんちゃ。父親と一緒に車中泊をした思い出で、嬉々としてガメラが破壊した建物について語るNao☆。擬音で無理矢理誤魔化そうとするかえぽ。のっけから3人ともツッコミどころ多々あり過ぎで拾いきれない程でした。特にNao☆ちゃんのMCの自由っぷりはPerfumeのあ〜ちゃんばりの域に達していたでしょうか。以前からかなり天然な印象もあった彼女ですが、この公演を見る限りさらにパワーアップしているようです。なぜか東京の新潟物産館の話になって、東京にあるのに新潟人ばかり来るというトーク、京都はいいよねという話になってそれじゃ他の地域をDisる、DisccoになっちゃうよというNao☆の発言が大変に面白かったですね。

 ですがそのMC以上に進化しているのがパフォーマンス。次のブロックで披露されたのは「愛のタワー・オブ・ラヴ」「BLUE, GREEN, RED, AND GONE」「二人の遊戯」「Space Nekojaracy」「パジャマ・パーティー・ナイト」ですがこれが凄まじいクオリティ。「愛の〜」以外は『Rice&Snow』で見せた新境地と言えるナンバーですが、楽曲で表現されているクールさが振付にも完璧に反映されていました。首都高をテーマにした「BLUE〜」に80年代SFチックな「二人の遊戯」、電グルリスペクトを感じさせるネコジャラシ。この3曲の流れは今公演最大ハイライトと言っても良いのではないでしょうか。ここまでカッコ良い雰囲気を出すことが出来るアイドルは彼女たちを置いて他にいないでしょう。この後にみんなで盛り上がるパジャマパーティーに移行する流れも素晴らしかったですね。

 告知をメインにしたMC。DVD発売、トリビュートアルバム参加など多々あります。今日はNao☆ちゃんが絶好調で、観客に”いつ買うの?””今でしょ!”と言わせる煽りが多々。ただ彼女の煽りは結構独特で、オーディエンスがうまく返せなかったり間違えて返したりする場面もあったり。そこで”もー、バカッ!”とふくれたように言ってしまうNao☆ちゃんが大変に面白かったです。なお彼女がちょっと昔の流行語を入れる場面は他にもあって、歌中にアドリブで”ダメよダメダメ”と言ったり、他にもなんかありましたね。でも決して”あったかいんだからぁ〜””ラッスンゴレライ”を入れない辺りちょっとしたこだわりがあるのかもしれません。彼女にライブで使われたらブームが終了というサインにもしかしたら今後なるのでしょうか、それともたまたまなのかは次回のツアー以降で検証したいところです。

 前日行われた金沢でのライブ会場は金沢21世紀美術館。ピアノに長谷泰宏氏を呼んでアコースティックなライブをした模様。というわけでこの日は盛り上げ重視のセットリストにしたようでここからが大詰め。「ネガティヴ・ガールズ!」はBメロ台詞の部分をライブに合わせて大幅に改変、京都Ver.に仕上げていました。「あなたとPop With You!」「トキメキ★マイドリーム」、この2曲は他会場でもあまり選曲されていない楽曲のようですね。そしてやはりNegiccoのライブに欠かせないのは「圧倒的なスタイル」。当然のようにみんなで肩を組んでラインダンスをするわけですが、これは会場が大きくなるたびに凄さが増す光景になるのだろうなぁとあらためて思います。「さよならMusic」で本編ラスト。あまりの素晴らしい内容にもうラスト?と思わずにはいられない早さでした。

 アンコールはまず抽選会。今回のツアーで協賛しているサトウ食品とのコラボTシャツが10名の方に当たるという内容。当たった人は手を挙げてもらって、Nao☆ちゃんがその方々に合ったメッセージを作ってオーディエンスに繰り返してもらうというスタイル。当てた人に淡路島から来た人がいて、Nao☆ちゃんが阿波踊りをするも会場中総ツッコミという場面が大変に印象的でした。割合的に少ない女性の方に2名当たっていた場面ではやはりメンバー3人とも嬉しそうな表情していました。彼女のフリーダムっぷりはますますヒートアップ、ついには他の2人もツッコミ切れなくなってしまうという勢いでした。パフォーマンスは「自由に」「トリプル!WONDERLAND」の2曲。最後の最後まで盛り上がって終了。なぜかNao☆ちゃんがゲッツ!を連発しながら退場、その後に抽選箱を持ちながら笑顔で挨拶して舞台袖にはけるかえぽがすごく微笑ましく見えました。


 この2年間、TOKYO IDOL FESTIVAL以来色々なアイドルパフォーマンスを見てきましたが、その中でも今日のこの公演が一番凄かったんじゃないかなぁという気がしました。楽曲のクオリティの高さもさることながら、3人の歌のうまさもまた格別。特にかえぽは2年前よりも相当声量が増しているように感じましたね。ハモリも非常に上手かったです。さすがにMCで♪お願いします〜と事前の予定なしにノリで入れたハモリはグダグダでしたが(汗)会場の音の具合も良かったので余計にクリアに伝わった印象もあります。「圧倒的なスタイル」「ネガティブ・ガールズ!」辺りの定番盛り上げ曲から「二人の遊戯」周辺のクールゾーンまで、パフォーマンスも相当幅広く楽しめました。また本編で何度も記した通りMCの自由度もかなりのものでものすごく面白かったです。選曲も面白くて、コアな曲をやったと思ったら「サンシャイン日本海」「ときめきのヘッドライナー」「アイドルばかり聴かないで」辺りを外していたり。あまりの素晴らしさに時間が経つのが恐ろしく速く、あと1時間くらいは見たいと思ったほど。そしてオーディエンスの方も盛り上げるべきところで盛り上げ、大人な方が多いせいか聴き方を完璧に心得ている印象。アイドル現場は必ず誰か浮いた感じの人がいる印象もありますがこの公演に関して言うと全くいなくて、すごく快適でした。とにかくここまで不満を感じさせない、満足度の高いライブは滅多にないと思います。強いて言うと時間が短かったくらいですがこれも内容が素晴らしかったことの表れでしょう。

 残念ながらNao☆ちゃん誕生日の赤坂BLITZ公演は行けそうにないですが、5月5日の地元・新潟凱旋初ホールライブは参戦する予定です。今回ツアーの公演でこれですから否が応でも期待はものすごく高まります。ローカルアイドルの一つの到達点とも言える来月の新潟公演、おそらくアイドル史に残る伝説的な内容になるのではないでしょうか。個人的には今年最大のハイライトになるだろうと既に思っています。そしてこの一つの山を超えたNegiccoは最終的にどの領域にまでたどり着けるのでしょうか。結成13年目ですが彼女たちの物語はまだまだ続くことでしょう。ひとまず来月の新潟公演がどうなるか、ひたすら楽しみにしたいです。

LIVE & LIFE Negicco 2014-15 Winter [DVD] -
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新潟発アイドルNegiccoの成長ストーリーこそ、マーケティングの教科書だ -
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Melody Palette - Negicco
Melody Palette - Negicco

Negicco 2003~2012 -BEST- - ARRAY(0xc442950)
Negicco 2003~2012 -BEST- - ARRAY(0xc442950)

posted by Kersee at 17:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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