2015年10月07日

2015.10.7 Perfume Anniversary 10days 2015 PPPPPPPPPP「LIVE 3:5:6:9」 in 広島グリーンアリーナ

 2015年、Perfumeは一つの節目の年を迎えました。結成15周年、メジャーデビュー10周年。今年はそのアニバーサリイヤーという触れ込みで10日間様々な企画をやってきました。試験の上位者だけが参加できるライブ「P.T.A.サミット」、3人組を一同に集めた「三人祭」、ダンスコンテスト、初のドキュメンタリー映画の先行上映会。そして日本武道館4days、広島グリーンアリーナ2daysという形で迎えたツアー「LIVE 3:5:6:9」。今回はその最終日、10月7日に開催された広島グリーンアリーナでの模様をレポートしていきます。では早速どうぞ。

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 10月7日の広島はPerfumeのツアーファイナルであるとともに、広島東洋カープが勝てばクライマックスシリーズ進出という大一番がマツダスタジアムで行われる日でもありました。というわけでこの日の昼の広島はあちらを見ればカープユニ、こちらを見ればPerfumeグッズを身に着けた人であふれ返った状態。お昼どきのお好み村ではPerfumeゆかりの店である「あとむ」にファンの行列ができ、それ以外の店でもPerfumeファンあるいはカープファンの人が多数。ほとんど”占拠されている”と言っても過言ではない状態でした。おそらくライブをやっていた時間帯はほぼ全てのお店でカープの試合が流れて、みんなでカープを応援したことでしょう。なお試合はカープが1安打しか打てず残念ながら敗戦。当然ながら公演後はすぐ広島駅に行くのを避けて本通の商店街を歩き、お好み村近くの店でつけ麺を食べたのは言うまでもありません。

 というわけでマツダスタジアム、ではなくグリーンアリーナの話に入りましょう。ちなみに場所は旧市民球場のすぐ奥にありました。7年前に広島に行った時はまだ市民球場が本拠地だった時で、カープの試合も見ましたがその時はグリーンアリーナのことを全く意識せず。久々に行くと市民球場はすっかりイベント会場と化していて、跡形はあまりなかったです。グリーンアリーナは広島を代表するライブ会場で、楕円形の形状。キャパシティは普段はおよそ8300らしいですが今回は中央にステージを作り、360度全方位から見える形。ですのでおよそ10000人収容という形になるでしょうか。ビジョンは上部も勿論ですが、アリーナ向けに下の方にも作られていました。照明や映像演出など、ステージ全体を見渡すにあたって言うと今回はアリーナよりスタンドの方がより楽しめた内容だったかもしれません。ちなみに今回私が見た席はスタンドの最前列、そういう意味では一番の良席でした。ビジョンにはエーザイ「チョコラBB」のコマーシャルが今回も。Perfumeとの繋がりは今年で3年目、終演後に無料配布されるのもいつの間にか恒例になりました。

 オープニングのカウントダウンに始まり、せり上がりの形で3人が登場。最初に演奏されるのは「FAKE IT」。いきなりのバッキバキのアゲアゲナンバーを投下します。次いで披露されるのは「NIGHT FLIGHT」、こちらも今回のツアーで久々にセトリに加えられました。曲が流れていなくてもフライトアテンダントと分かるその動きは何度見ても鮮やかに決まっていますね。次はメジャー2ndシングル「コンピューターシティ」。次にやってくれるのかなと個人的に軽く想像していたら本当にやってくれました。少しビックリです。そして今年発表になった「Pick Me Up」では曲に入る前に一瞬の早替え。真っ赤な衣装に包まれた3人はとても鮮やか。硬と軟を織り交ぜたような振り付けにもまた、15年間にわたる彼女たちの進化の結晶のように感じたのは言うまでもありません。

 4曲終わっていつものご挨拶。”3人揃ってPerfumeです!”というのは結成時からのお約束で、当時はここまで続くとは想像もしていなかったよう。というわけで15年前に戻って挨拶が決まった時のことをVTRのように再現。


 今回はPerfume bot(@prfmwords)に登録された分をそのまま拝借という形でMCレポしたいと思います。こんな感じであらためて挨拶した後はいつものようにのっちが客席に向かって喋ります。今回の10daysを振り返る形。かしゆかは後ろで髪を整えてから話に加わり、その後であ〜ちゃんがステージ下が出てきて3人揃います。PPPPPPPPPPは”パパパパパパパパパパ”と読むそうですが、言いにくいとの話題。というわけで観客みんなで”パパパ パパパ パパパパ”とゆっくり言ってもらうと”そんなゆっくりならみんな言えるわ”とあ〜ちゃん。というわけで一気に”パパパパパパパパパパ”と繰り返してもらったりするなど、相変わらず台本の存在を一切感じさせない自由なトーク。そして今回のツアータイトル"3:5:6:9”の意味について。


 というわけで今回のテーマはすごろく。どういうことかと言うと、ここからはすごろくで歌う曲を決めるということだそうです。というわけでステージがすごろくに変わります。マス目は10。曲目は「1mm」「シークレットシークレット」「未来のミュージアム」「彼氏募集中」「SEVENTH HEAVEN」「ねぇ」スウィートドーナッツ」「エレクトロ・ワールド」「だいじょばない」「微かなカオリ」
。これは本当に何を演奏されることになるか自分たちでも分からないので、やらせでもなんでもないと強調して説明していました。10面体サイコロを回して曲を決めます。ちなみに回す時に流れたSEは「Perfume」でした。
 最初に出た目は3。「未来のミュージアム」になりましたがあ〜ちゃんからやり直さない?というまさかの物言い。なんでもこの曲、ここまでの5日間で4回やっているそうで”呪われるのかな?”という話に。というわけでなんともう1回振ることになりました。4が出て引き当てた曲はなんと「彼氏募集中」。インディーズ2ndシングルです。ちなみに前日2回もやっていたそうで”昔の念が離れんのかね”とあ〜ちゃん。というわけで今度はやることにしました。
 曲前に解説といいますか教示みたいなのがビジョンに。そこにはスタッフへの指示もありました。担当マイクが曲中変わるのでこの企画は特にPAの負担が大変大きいようです。曲が出た当時はメンバーごとのマイクなど存在していなかったので何でもよかったそうですが今はもちろん個々に決められているようで。白いマイクの底面に名前がしっかり書かれています。ちなみにこのマイクはSPEEDや安室奈美恵も使ったことがある種類なんだとか。そしてパッパラー河合のプロデュース、彼が3人に対して描いたイメージがあるそうで、それぞれセーラームーンとおじゃ魔女どれみのキャラクターに例えて解説していました。イメージとしてはあ〜ちゃんがノーマル(赤)、のっちがボーイッシュ(青)、かしゆかが謎めいた(黄)みたいな感じらしいです。この曲の発表は2002年。メンバーが中学2年生だった時の曲です。”昔の楽曲、とても恥ずかしいですが26、7のいい脂の乗った女ががんばってやりますんで、どうか温かく見守っていただけますでしょうか? 手拍子、声出し、振付、全部歓迎です!”というあ〜ちゃんのMC。なお今回のMCはナタリーのレポからも拝借しています。一言一句はとてもじゃないけど憶えられないほどに情報量が多くかつ内容が濃いのもPerfumeのライブの特徴なので…。
 マイクスタンドを使って3人で歌うこの曲、確かに13年前に聴いてヒットする曲かと言われると絶対そんな曲じゃないことは断言できる内容です。でも大ヒットして今のポジションを築いた2015年にあらためて見ると、ものすごく貴重なシーンになります。あまりに楽しい気分になったからでしょうか、途中あ〜ちゃんの歌詞が出てこなくなる場面もありました。色々な意味で大変に凄まじい内容です。これをアリーナクラスでやるなんてことは発表された当時はきっと思いもしなかったでしょう。そして歌い終わりにあ〜ちゃんが”成仏成仏”と言う辺り、今後のライブで演奏される機会はもうないのではないでしょうか。

 1曲でえらく長文になってしまいましたが、ここまで演奏されたのはまだ5曲です。どう考えてもこの時点で演奏より喋りの方が長かったですがすごろくセクションはまだ続きます。次に引き当てたのはこれまたインディーズ時代の「スウィートドーナッツ」。なんだか凄いことになってしまいました。この曲にはサビの振り付けをみんなでやってもらうシーンがあるそうで、右手を後ろに持っていく部分を”毎度”と呼んでいたみたいです。しかし毎度というのはなかろうて、ということで今回はセクシーポーズに切り替わりました。”知らない人も多いかもしれんけど、すっごく分かりやすい歌なんで”ということで無事演奏されました。振り付けもメンバーは勿論、アリーナスタンドともにほぼ全員しっかり揃っていましたね。

 そしてすごろくセクション最後は3曲連続、観客にステージに立ってもらって一緒に振ってもらうという演出。選ばれたのはアリーナ、東西9列21番の席の方。30代〜40代と思われるいい声の紳士と、20代〜30代と思われるはるなさんという名前の女性でした。すごろくの結果選曲されたのは「エレクトロ・ワールド」「SEVENTH HEAVEN」「だいじょばない」。Perfumeの楽曲の中でも上位を誇る3曲が並びます。
 「エレクトロ・ワールド」はこの曲の盛り上がりでライブが成功するかどうか決まるという触れ込み。「SEVENTH HEAVEN」はイントロでグッと空気が切り替えるのと、天井カメラに目線を合わせてという内容。天井は非常に高いので頚椎を痛めないかどうかというトークもありましたが。「だいじょばない」は大きく体力勝負との文字、これに関しては3人口揃えて”私たちが一番わかっとる”とツッコミ。そしてこの3つの並びは普段のライブだと絶対にありえないとの話。というわけで曲終わりの立ち位置や方向、マイクをどこに置くかどう準備するかを入念にチェック。ほとんど公開リハーサルに近い趣で、そこはもう完全にプロフェッショナルの仕事そのもの。ちなみに360度ステージ、すごろくのコーナーは東・西・南・北どこを前にして歌うかという指示もありました。

 激しいダンスのエレワ、ゆったりそうに見えて実はステップなどが非常に難しいセブンス、そして体力勝負のだいじょばない。3曲立て続けに踊った後はなんと「GAME」。21世紀の名盤、そして個人的にPerfumeが好きになったキッカケであるアルバム『GAME』のタイトル曲。イントロが流れた瞬間に大歓声をあげてしまいました。ジャケット同様に光る棒を使う演出はセクシーさにカッコ良さも兼ね備えている見事な内容。そして360度ステージの周りにスクリーンが上がってきて、そこに映し出される映像と3人の動きがリンクする「STORY」。ブルーの衣装に切り替わって、リフト演出も入る「Party Maker」。ダンスユニットの真髄をこれでもかというくらいに見せつける圧巻の雰囲気の後に演奏されるのは「Dream Fighter」。非常に強い意志を持った歌詞が印象的な2008年のシングル曲ですが、これもまたツアーのセトリで歌われるのは久々のような気がしました。

 ここから更にノンストップでP.T.A.のコーナー。男子!女子!そうでない人!から始まりみんなで歯磨きした後に”T!S!S!”と一緒にくださいという教示のもと、よく分からない曲が流れます。

 これはTSS・テレビ新広島の放送開始オープニングで流れている「テレビ新ヒーローのテーマ」だそうです。実はアクターズスクール広島時代にあ〜ちゃんがレコーディングに参加していたそうで、もうかれこれ色々な想いを込めて何度も”T!S!S!”と歌入れしたことを話しておりました。ちなみに実際に使われたかどうかと言うとお察しください、とのことで今回はその時の苦い思い出を払拭したいとのこと。というわけで広島グリーンアリーナに”T!S!S!”コールが響き渡りました。なお今だから言える話、あ〜ちゃんはそのヒーローの安っぽさに驚愕したのだそうです。ちなみに今回の主催は広島エフエム放送と、テレビ新広島でした。アクターズスクール広島はテレビ新広島社屋の中にあり、結成時には『ひろしま満点ママ!!』という番組でレポートをしたこともあるそうです。広島民放4局の中ではやはり一番繋がりが深いようですね。

 次も人の曲です、という音頭のもといつも通りにイェイイェイウォウウォウとウルトラソウルを一緒に演じた後はあ〜ちゃんの動きに合わせて一緒に踊ろうのコーナー。手を振って稲穂、そしてモンブラン・だんご・ブンカッキー・スイートポテトの動きをみんなで演じた後は「ワンルーム・ディスコ」。一気に流れが切り替わります。いつもならここから4〜5曲続きますが今回はすごろくのコーナーで相当時間を消費しています。紙テープ演出が加わったこの曲の後は「チョコレイト・ディスコ」。この7年間でフェス含めてPerfumeのステージを見た回数は20を超えますが、このチョコレイト・ディスコだけはセトリから外れたことがありません。それだけ定番で人気であるとともに、外すことのできない楽曲だとあらためて感じます。実際私もディスコ!ディスコ!と右手を上げてコールしないとPerfumeを見たとは言えない領域にとっくの昔に達しています。

 本編ラストは「Puppy love」。ここ最近は「MY COLOR」がラストの定番になりつつありましたが今回はおなじみの上下上上下上下下。発表から7年経ち、この曲より難しい振り付け指導が多々入る今になると単純なものです。スタンドからアリーナを見る限り動きを間違える人は誰独りいませんでした。本当に恐ろしい揃い具合です。”客もプロ”というタグは声優系ライブのニコニコ動画によく貼られていて、実際確かにそうだと思いますがこれもまたそういう気分にさせられます。

 アンコールは花道から登場。3人がそれぞれ今回のツアーの感想と、Perfumeに対する想いを語ります。





 ちなみにアンコールのMCは全文ナタリーの記事に記載されています。昔だったら3人とも泣いていたのかなぁ、そう思いながら聞いていたらあ〜ちゃんがそのまま似たことを喋っていたことが印象に残りました。のっちがアンコールでここまで力強いと感じたのは初めてかもしれません。そしてあ〜ちゃんの言葉はやはり重みがあります。やりたいことが出来るようになるために120%の力で全力でやってきたというくだりは特に印象に残りました。

 アンコールは1曲のみで新曲。10月28日に発売される、ドキュメンタリー映画のテーマソングになっている「STAR TRAIN」。イントロから力強さ、いや頼もしさを感じる音に「Dream Fighter」を更に進化させたような歌詞。スクリーンが降りて2番では15年間の様々な場面が映し出されます。アルバム『GAME』でラストナンバーだった「Puppy love」を初めて聴いた時に終わりでなく始まりを示唆する楽曲だと感じたものですが、この曲もまた15年の集大成が今日この日のライブであるとともにまた新たな物語へのプロローグになるだろうという印象でした。1曲の重みをこれだけ感じることもそうそうないと思います。またあらためて音源で聴けるのを楽しみにしたいです。


 今年も気がつけば結構な数のライブに足を運んでます。その中には魅力的なアーティストもあって、ファンになって遠征するほどになりつつありますが…。自分としてはやはり最終的にはPerfumeに帰着するのかな、という思いをあらためて強く感じさせる内容になりました。すごろくで曲を決めるというアイデアもさることながら、それを実現させる難しさと凄さ。これはもう「プロフェッショナルの究極」と言わずして何と言おうかという心境ですね。バンドならそれでも照明を抜きにすれば演奏で多少は実現しやすい部分もありそうですが、ダンスユニットだとそれ以上に段取りが複雑であることをあらためて見せつけられたような気がしました。特にPAの仕事っぷりは驚嘆に値します。本公演ではこの難しい場面、全く支障なく実現していました。もうまさにプロフェッショナルです。そうとしか言いようがありません。3人は勿論のことライブスタッフもプロ、そして事あるごとに感謝を述べたPerfumeに携わった関係者もプロ、そしてこの日ライブに参戦した観客もプロ。アリーナクラスでこれだけ動きが揃うのは凄いことだと思います。特に稲穂のシーンにおける手の動きは本当に見事でした。
 行くたびに思うことでもあるのですが、それでもやはり今回ほどPerfumeのファンで良かったと感じたライブは今までになかったと思います。いや7年前にPerfumeを応援すると決めた、その選択は本当に間違ってなかった正しかったというのが正直なところでしょうか。それでも7年前にここまで今のPerfumeが凄くなるとは考えてなかったですが。時が流れて私も色々と考えることが多くなりましたが、それでもやっぱりPerfumeを好きであり続けたい、そう思わせるには十二分の内容でした。これ以上は何も言うことありません。次のツアーもおそらく足を運ぶことになると思います。最高のステージをまた見せてくれることを、心から楽しみにしたいです。

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posted by Kersee at 18:30| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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