2016年06月25日

2016.6.25 私立恵比寿中学JapanホールKeikiiiiツアー2016〜the snack bar in gakugeeeekai〜 in 神戸国際会館こくさいホール

 私立恵比寿中学は今年でメジャーデビュー5年目を迎えます。4月にはメジャー3rdアルバム『穴空』も発売されましたが、売上・内容ともに高い評価を得ています。4月に始まった今回の全国ホールツアーは来週東京国際フォーラムAでファイナルを迎えますが、その一つ前となった神戸国際会館こくさいホール公演に行ってきました。神戸は2014年11月にワールド記念ホールでワンマン開催の実績がありますが、このホールでの公演は初となります。また個人的には2013年9月のZepp Namba公演以来のエビ中学芸会なのでかなり久々、その間にメンバーも変わっています。現メンバーでの学芸会を見るのは今回が初となります。では早速レポしていくことにしましょう。

私立恵比寿中学 年忘れ大学芸会2015「エビ中のオールアトラクスター」 [Blu-ray] - 私立恵比寿中学
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 前回Zeppのライブに行った際はアイドルのワンマンライブに行くこと自体が初体験。その時はそれっぽい男性中心ながらも”意外とカジュアルな男性がいたり普通に若い女性もそこそこいたり”という感想でしたが、さすがに3年近く経ってホール公演SOLD OUTとなると客層は広がります。勿論それっぽい男性も多くいますが、推しのメンバーTシャツを着ている女性も全く珍しくないですし、親子連れのファンもチラホラ。周りを見ても若い人もいれば、普段はサラリーマンをやってると思われる方もいて実に様々。ここ最近ライブハウス単位のワンマンに足を運ぶ機会も増えましたが、やはりこういう色々な客層を集めることが出来るのがホール・アリーナでワンマン出来る条件になるのかとあらためて感じました。

 チャイムが鳴り、「ebiture」が流れてオーディエンスが続々と起立。サイリウムも光り始めて本番の準備に入ります。放送代わりのトラックが流れた後に幕が降りると、セットはドーナツをメインにしたスイーツがモチーフになっています。まずは挨拶代わりに最新アルバムから一曲「ゼッテーアナーキー」、装いも新たにあらためて同アルバムに収録された「エビ中出席番号の歌 その2」。3年前に足を運んだ際は廣田あいか以外顔どころか名前さえも憶えてない状況で、なかなか大変なものがありましたが今回はさすがに予習済。それでも認識しきれないメンバーもいましたが、この曲でバッチリといったところ。インディーズ期に発表された「ザ・ティッシュ〜とまらない青春〜」「えびぞりダイアモンド!!」がこの後に続きます。「えびぞりダイアモンド!!」は全会場固定ですが、もう1曲は「オーマイゴースト?〜わたしが悪霊になっても〜」「チャイム!」「売れたいエモーション!」など、今ツアー内で色々変えているようです。

 出席番号の歌にある通り、安本彩花メインのもとMC。安本彩花・松野莉奈・柏木ひなた・中山莉子・星名美怜・廣田あいか・小林歌穂・真山りかの順で自己紹介。必死のパッチという言葉をここぞとばかりに使う柏木ひなた、六甲ライナーとポートライナーが走る神戸はぁぃぁぃランドと話す廣田あいか、明石焼のダシを蒸発させるという意気込みの小林歌穂、神戸牛と神戸ビーフの違いが分からないと言う真山りかといったところがインパクトありました。ぽーちゃんこと小林歌穂はPVで見てもすぐに分かる個性とルックスの持ち主ですが、ライブでもそれは同様でした。なぜか中山莉子が慌てるという台本のもと次の曲に入ります。「パクチー」「大人はわかってくれない」「仮契約のシンデレラ」。メジャー1stアルバム『中人』時代の3曲です。この3曲は各会場ごとに順番・曲目色々変わりますが(他会場だと「梅」「誘惑したいや」「禁断のカルマ」など)「パクチー」はここにきて今ツアー初披露だったようです。全会場で今回歌われている「手をつなごう」は、柏木ひなたの歌い出しアカペラが聴きどころ。そこから繰り広げられるステージは、客席も含めて最高にハッピーな空間が作り上げられていました。

 2回目のMC。神戸についての話題で、元町とか異人館とかのワードが出てきましたが、そこからロープウェーでメンバーの母親が撮った自撮りが自撮り出来ていないという話題になり、更にJKの小林歌穂は自撮りしないという話になり…という感じ。早い話が内容あちこち飛びまくりのグダグダなMCでした。8人のメンバーが一遍に喋るとよく分からないですね。何よりツッコミ役・まとめ役が全くいないのが気になってしまいました。一応MC担当の安本彩花がメインで回すようにはなっていますが、やはりなかなか。あと全員永遠の中学生の設定なのに”JK”と普通に口走るところがなかなか面白かったです。Wikipediaには”その設定は曖昧で、常に忠実に設定を守っているグループではない。その設定のゆるさもエビ中の特徴である”とありますが。ここをもう少しまとまりのあるトークに改善するか、あるいはそのままユルい感じで続行するか。後者の方が愛らしい気もしますが…。

 続く『金八』メインの楽曲は「テブラデスキー〜青春リバティ〜」「ちちんぷい」「ハイタテキ!」「PLAYBACK」。「金八DANCE MUSIC」をやらなかったのはやや意外でしたが、他会場ではやっている時の方が多いとのこと。むしろ「テブラデスキー〜青春リバティ〜」「PLAYBACK」は選曲されていない方が圧倒的に多いらしいので、特に複数会場行くファンにとっては嬉しい悲鳴だったかもしれません。

 その後のMCはまず5人。安本・松野・中山・星名・真山といった面々でフリートークした後に、小林歌穂司会のもと廣田あいかをゲストに迎えてトークするという段取り。意外と?ポーちゃんの進行はしっかりしていて、設定もそこそこされていた様子。ぁぃぁぃ曰く、2人一緒になる振り付けは頭の匂いが気になる(シャンプーの香りとか)、もう一人の新メンバー・中山莉子の覚醒っぷりが素晴らしいとのことでした。

 ここからは最新アルバム『穴空』ゾーンに入ります。まずは青春系爽やかな「全力☆ランナー」、シングル曲の「夏だぜジョニー」。歌・踊りともに大迫力、そこから繰り広げられる「ナチュメロらんでぶー」。オープニングの安本彩花のロングトーンが完璧な出来でした。昨年夏のエビ中野外ライブで初披露されましたが、本当に何もかも素晴らしすぎる名曲だとあらためて感じました。続く「面皰」ではドーナツの穴から、面皰と書かれた化け物のようなセットが膨れ上がる形で登場。歌唱はやはりセリフ担当の松野莉奈が美味しい役割。ただ3年前にも感じたことですがエビ中はどの曲にもほぼ全員ソロパートが与えられていて、推しごとに聴きどころが必ず存在しています。これは彼女たちにとって本当に大きな強みになっていますね。「お願いジーザス」はフジファブリック提供の、歌い上げるパートが多い新境地。振り付けもカッコ良く、魅せる内容に仕上がっていました。

 MCはりったんが最近気になったことを当てるクイズコーナー。正解は消費税が上がってブロッコリーの値段が上がること、のようです。色々回答が出る中で、ぁぃぁぃが”昨日発表になった新しい新幹線・N700Sのライトの位置はどこになるのか”と答えるガチの鉄ヲタっぷりは流石でした。ラストは「参枚目のタフガキ」「春休みモラトリアム中学生」「MISSION SURVIVOR」「ポップコーントーン」。SFっぽい色で聴かせる「参枚目のタフガキ」以降は完全にオーディエンスも一体で盛り上げる態勢。タオル回し演出の「MISSION SURVIVOR」は紙テープ発射もあり、もしかすると曲を提供したKEYTALK以上にお祭り感満載のライブになっていたかもしれません。ラストの「ポップコーントーン」では、ポップコーンをはじめとするスイーツの小道具が加わります。大きなドーナツを浮き輪のように身につけていたメンバーもいました。

 全員揃って、MC担当あやかと、MBSラジオ『エビ中☆なんやねん』レギュラーの柏木ひなたの挨拶を経て、深いお辞儀をして一旦退場。もちろんアンコールの声が響き渡りますが、ステージでは先程ちらかしたポップコーン他を撤収するスタッフの姿が見えました。アンコールで披露されたのは「Lon de Don」、そして「スーパーヒーロー」。最後もまた深いお辞儀の挨拶が印象に残りました。


 一言で言うと、日本最高の学芸会だと思います。何と言いますか、本当に”元気をもらった”と感じさせるライブでした。その原動力はやはり”全力”、これに尽きると思います。歌唱力に関して言うと、音程は決して良いとは言えないものの声の出し方が全員素晴らしいですね。声量が足りないと感じさせるメンバーは誰ひとりいませんでした。特に先輩格である真山・安本・廣田の3人は安定感も抜群で素晴らしかったです。更に加えると安本彩花は3年前上手いという印象がそこまでなかったので(ボカロっぽい声とか言われていたような…)、余計に素晴らしいという感想が増幅されます。「ナチュメロらんでぶー」の冒頭ロングトーンは鳥肌と感動が一遍に押し寄せた感もあって、今ツアーのベストアクトの一つに数えられると思います。勿論ステージ上の動きも言うことなしの内容でした。そして何より楽曲の素晴らしさ。今回のアルバム『穴空』は過去3枚の作品以上に素晴らしい出来だと感じているところですが、こうして時系列的なセットリストにすると余計にそれが際立ちますね。どの曲も来年以降のツアーでセットリストに残して欲しい!と思ってしまいました。MCは、これがエビ中の味ということでもう慣れた方が良いといったところでしょうか。
 個人的には鉄道好きということでぁぃぁぃ推しなんですが、あらためて見ると真山ちゃんとあやか、ひなたちゃんの歌唱力も素晴らしいですし、星名美怜ちゃんは"Born to be idol"と言われるのは伊達じゃないかわいさですし、りななんもの背の高さも良い味出していて、りったんの伸びしろっぷりもなかなか。そして何よりぽーちゃん、今日は彼女が一番良い味出しているような気もしました。8人となると認識するのはなかなか大変ですが、その分認識できると楽しさはおおいに広がります。まあ当たり前の話ではあるのですが…。前回から今回まで2年9ヶ月かかりましたが、今度はもっと短いスパンで彼女たちの現場に行きたいですね。


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posted by Kersee at 17:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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