2016年08月11日

2016.8.11 大阪☆春夏秋冬 東阪ワンマンライブ「BEAT〜鼓動〜 IN OSAKA」 in なんばHatch

 TOKYO IDOL FESTIVALは先日終わったばかりですが、かと言ってアイドルのワンマンがこの時期に組まれていないわけではありません。むしろTIF直後だからこそ大きなワンマンを入れることが、ここ最近は多くなっています。昨年のTIFで一躍大注目を浴びた大阪☆春夏秋冬は、早くも今年のTIFでHOT STAGEに抜擢。それも初日1番手です。そんな彼女たちが8月になんばHatchとZepp Tokyoでワンマンライブ開催、早速行ってきました。なおレポにはZepp Tokyoへ向けてのネタバレが入る可能性あるので、そちらに足を運ぶ人は事前に読まない方が良いかもしれません。

「ハチハチ」LIVE!! (初回限定盤) (DVD付) - 大阪☆春夏秋冬
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 なんばHatchに足を運んだのは昨年の藍井エイルワンマン以来1年ぶり。2度足を運んだ彼女のライブの時は大変広々とした会場という印象でしたが、このステージはかなり大きい花道ステージが作られています。2階席は全く開放されていなく、関係者席は下段の下手側後方。最大で1500人近く入る会場ですがざっと見たところ入りは500人程度でしょうか。神戸VARIT.辺りならSOLD OUTになるのだと思いますが、ちょっと現状の集客と比べれば会場はやや大きすぎる印象がありました。もっともその分かなり目の前でメンバーを見ることが出来るとともに、モッシュなども起こりようがない状況だったので見やすさという点では最高でしたが。

 5分ほど押して開演。ダンサブルなナンバーが早速会場に響き渡ります。黒服のバックダンサーがまずは登場、その後に登場するメンバー7人は白を基調としたもの。登場してから最初のボーカルまでどれくらいあったでしょうか。体感ではおよそ1分半ほどだったと思います。それまでひたすら力の入ったダンスを見せつけていました。まずはテンション高いナンバーを3曲。続くゴダイゴ「Monkey Magic」のカバーにQueenの「We Will Rock You」のカバーはしゅかしゅんオリジナルの日本語詞もつけて。圧巻だったのはその後のメンバー紹介。音楽を流しながら一人ずつ花道ステージでソロダンスを披露するという内容。ダンス歴は全員が最低でも7年は経験しているという実力の持ち主。極めて本格的な迫力あるダンスに会場がおおいに湧きます。MAINAのボーカルは既にアイドル界隈で大きな話題を呼んでいますが、踊りも全員凄いのがこの大阪☆春夏秋冬の特色。これがハッキリと証明されていました。

 続くセクションは男女のカップルが出てきたりするなどドラマ仕立ての演出。歌も海外のダンス・ディスコミュージック色の強い内容から90年代のJ-POPに近いメロディアスな内容に移り変わります。何度も書くようにMAINAのボーカルはアイドルの枠を完全に通り超した存在なんですが、サビや高音以外の声を張り上げない部分では18歳という若さがやや出すぎていたような気がしました。逆に言うとそこが唯一と言って良い上手くなるための余地とも言えます。もっともこの若さでこういう曲を歌うというのが凄いのですが。これまた大変素晴らしい完成度ですが、MAINAが歌う横で一人ずつ声をかけたり頬を寄せたりするような振り付けは端的に言うと”よく笑えずに歌えるなぁ”という印象でした。まあ当然事前に何度も練習して過去にも歌っていると思われるのですが…。少しずつ歌われる曲のテンポが速くなって披露された「SHINE」では、メガネが特徴的のANNAが早くも感動で涙を見せています。

 数十名の男性ダンサーが場を繋げるヒップホップダンスが終わると後半戦。トップクラスの定番曲を惜しげもなく披露。ここでのMAINAの歌唱はもはや”無敵”という言葉に尽きます。オーディエンスの雄叫びも凄まじいものがあったのですが、全く負けていません。勿論それは6人のダンス・コーラスも同様。というより冷静に聴くとコーラスも結構な声量、これまた他のグループだったらメインボーカルとしても全く差し支えないほどでした。

 アンコールは2度。1度目のアンコールは「Let you fly」。一旦退場した後すぐに再登場した7人が一人ずつ挨拶。7人とも感動で目に涙を浮かべながら、一番最初に挨拶した最年少のRUNAは特に大泣きでした。辞めたいと思ったこともあったけどここまで来れて良かった、来年はZeppを埋めたい、アイドルの枠を飛び越えた活躍をしたい…などなど7人が思いのたけを自分の言葉でしっかり喋っていたのが印象的でした。ラストを締めるのは新曲である「雑草」。この挨拶の後で聴くと、最も大阪☆春夏秋冬らしさをよく表している熱の入ったバラードでした。最後に写真撮影、マイク無しで全員で挨拶。そこにはオーディエンスだけでなく彼女たちに携わった全ての関係者に対しての気持ちがこもっていました。


 2016年8月11日という日が、ひとつの到達点でありひとつの通過点であり、またひとつの始まりであることを感じさせる素晴らしいライブでした。おそらく現時点での持ち歌ほぼ全てが披露されたのではないでしょうか。会場のキャパ的には大きすぎた印象もありますが、ステージとして見ると広い舞台を本当にダイナミックに使っていて、狭いライブハウスではないこの会場を選んだ意義を非常に感じさせるものでした。70's〜90'sのロック・ダンス・ディスコを融合させたような音楽性は「Let you fly」「C'mon!」などの定番曲で少しずつ広がりつつありますが、90'sのJ-POPを感じさせる楽曲もよく形になっていて、持ち歌の引き出しの広さも感じさせた内容。勿論今後も新しい曲は多く加わるはずで、そういう意味では歌えるジャンルの広さも期待させるものでした。それはひとえに歌唱力・ダンスの完成度が大変高いからこそ成せる業であることは間違いありません。
 このライブ中、彼女たちのようなアーティストが過去日本にいたかどうか考えていましたが、結論としては「いない」という形に落ち着きそうです。4月のベビレとの対バンでも感じたことですが、彼女たちはもはやアイドルの枠に収まる存在ではありません。TIFキッカケで知った人が多いということで、おそらくアイドルファンには知られている存在になりつつありますがそれ以外にはまだまだ。その認知度の低さが集客出来なかった理由であることは間違いないでしょう。逆に言うと彼女たちのパフォーマンスの凄さが広く知られれば、このなんばHatchを軽く埋められるようになるのは言うまでもありません。Zeppどころか大阪城ホールも夢ではないと思います。チケットも簡単に取れなくなることでしょう。そういう意味では今回非常に近い位置でステージを見ることが出来たのは、とても貴重な機会になりました。今後の課題はやはりまず知られるようになることと、何より新曲のリリースでしょうか。昨年12月にアルバム『EarlySeason』が発売されていますが、それ以降新作の発売がありません。すぐにでもリリースを決定させて、関東と関西でイベントを開催して欲しいところです。これだけ才能を感じさせる彼女たち、うまくいけばJ-POPの歴史を大きく変えるほどの存在になります。サクセス・ストーリーは実際のところ、始まったばかりと言いますかまだプロローグの段階なのかもしれません。彼女たちの今後の活躍、他のアーティスト以上に大きく期待したいです。

Early Season - 大阪☆春夏秋冬
Early Season - 大阪☆春夏秋冬

SHINE - 大阪☆春夏秋冬
SHINE - 大阪☆春夏秋冬
posted by Kersee at 16:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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