2017年03月06日

2017.3.6 学天即奥田 35th Anniversary party G3〜Namba IDOL Summit in なんばグランド花月

 今年の3月3日に、THE MANZAIで3度決勝進出した漫才師・学天即のツッコミ奥田修二が35歳の誕生日を迎えました。彼はものすごいアイドルファンだそうです。高校時代のモーニング娘。に始まってAKB48を経て、ももクロ・エビ中・しゃち・でんぱ・アプガ・チャオベラ・ベビレ…、キリがないほどのDDだそうです。そんな彼の生誕祭として企画されたのがこのイベント。ダメもとでオファーしたらノリノリで引き受けてくれたという出演者はチームしゃちほこNegiccoBiSHの3組と、でんぱ組.incから彼の推しメンでもあるらしい夢眠ねむ。HPに説明も何も書いていないので、最初はアイドル3組集めて数曲歌ってトークショーみたいなものをやるのかと思いましたが、全然違いました。関西のお笑いの殿堂・なんばグランド花月だからこそ実現したイベント、早速レビューしていきます。

 小さい時は毎週のようにテレビでよしもと新喜劇を見ていた私、漫才も大好きで毎日のようにYoutubeで見るくらいなのですが、なんばグランド花月に足を運ぶのは今回初めて。せっかくなのでこのイベントの前に本公演・午後の部も鑑賞。当日出演していたのは学天即、メッセンジャー、笑福亭仁智、大木こだま・ひびき、坂田利夫(シンクタンク他とコント)、西川のりお・よしお、西川きよし、オール阪神・巨人の面々に新喜劇は内場勝則班(他に安尾信乃助・烏川耕一・島田一の介・吉田ヒロ・池乃めだかなど出演)でした。台本無視で暴走しまくる坂田師匠と、何を喋るか想像できるのに笑わずにいられないこだまひびき師匠の漫才が個人的には特に印象深かったです。終演した頃にはNegiccoとBiSHが特典会。久々にNegiccoの3人とお話しましたが、相変わらず剥がしの時間は長め。握手の手を離さないNao☆ちゃんの対応が特に素晴らしかったです。

 本番は19時半開演。緞帳が上がった表れたセットは先ほどの新喜劇の使い回し。奥田さんを中心に若手の方々で進める新喜劇、先ほどの本番はホテルでしたがここでは喫茶店仕様で話を進めているようです。奥田さん主演で、彼の嫁役がねむきゅん。三重県伊賀市出身なので一応関西圏、普通に関西弁で芝居に溶け込んでいました。勿論「かわいいやなんて〜」と言いながら男性団員の顔をお盆で叩くギャグも忘れていません。駆け落ち同然で結婚した2人ですが、そこにねむきゅんの妹の酒井藍がやってきます。更に吉田裕と松浦真也が演じる借金取りが乗り込んできます。急にものすごくリアルな新喜劇らしくなってきました。分割でいいはずの500万円を一括で返すことになってしまった2人、そこでねむきゅんのコネを活かして?アイドルイベントを開いて借金返済しようという流れに。勿論そのくだりで、ねむきゅんはここぞとばかりにでんぱ組.incの良さを宣伝しています。また久々に彼女たちのライブもあらためて見たいところですが。

 最初に登場したのはBiSH。このステージは写真撮影可能でした。
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 前回初めてTIFで見た時は「BiSH−星が瞬く夜に−」6連発だったので本当の良さもヘッタクレもなかったですが、今回はそれを含めて7曲をMCなしノンストップで披露。オーディエンスを含めた熱気は前回でも十二分に感じましたが、ステージを見てあらためて新しく思ったことが複数。まずメロディーがほとんどがソロパートで構成されているということ。次に花いちもんめやダチョウ倶楽部など、コントチックな振付の曲が複数存在しているということ。そして何より、どの曲も非常に高い熱量で良い曲に仕上がっているということ。パフォーマンスやキャラクターはともかく、プロモーションに関してはBiSのように奇を衒う必要は全くないように思いました。もしかすると数年後エイベックスを牽引するのは彼女たちになるかもしれない、そんなことを感じさせるには十二分のパフォーマンス。IDOL Streetに所属しているどのアイドルよりもヒットするならば痛快そのものですが、BiSHのファン(=清掃員)の女子率は見る限り思いのほか高かったです。その可能性は正直申し上げると、かなり高いと考えて良いのではないでしょうか。
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 次に登場したのはNegicco「SNSをぶっとばせ」から始まって「アイドルばかり聴かないで」、3曲目に放り込むのは「ねぎねぎROCK〜私もお家に連れてって〜」。アイドルイベントで2曲目のようなナンバーを放り込めるのはNegiccoだけですし、3曲目の雰囲気も同様。後半は喫茶店のセットをうまく使って、Nao☆ちゃんがカウンターっぽい所に移動。ネギ料理を連呼したところで最後はたこ焼き!で締めるNao☆ちゃん、オチもバッチリ決まっていました。ツアーの告知をしたところで後半は「愛、かましたいの」「さよならMusic」「ねぇ、バーディア」で畳み掛けます。「愛、かましたいの」では途中グリコのポーズで決めるシーンもあり、こうやって地方に合わせてサービスを入れる辺りがベテランの証ですね。今回のイベントでは数で言うと一番ファンの割合が低いように感じましたが、熱気は他2組と変わらないかそれ以上のものがありました。最初はアウェイでも気がつけばホームの雰囲気に仕立てあげる、Negiccoらしさがふんだんに出ているステージでした。来月足を運ぶ全国ツアー、それ以降の現場もあらためて行くのが楽しみになりました。
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 3組目はチームしゃちほこ。こちらは久々のオリジナルアルバム『おわりのはじまり』をひっさげての登場、1曲目はそのアルバム収録曲「START」。2曲目は「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」、ヘドバン連発で思いっきりロックでした。MCを挟んだ後の「Chérie!」は全く対照的なかわいい楽曲、その後の「J.A.N.A.I.C.A.」はええじゃないか!らっせーらー!という具合でまさに大盛り上がり。4曲終わった後に奥田さんが出てきて、紫の大黒柚姫ちゃんが小噺。東京のライブで客席から5000円と手紙が飛んできて、名古屋からは10000円が飛んできた、だからここでも、ないないないない…。というわけでラストは文字通りのタイトル、「抱きしめてアンセム」。演奏するだけで圧巻間違いなしのナンバーですが、ラストは団員とNegiccoも登場して全員で激しいダンスを踊ります。明らかにこの日この場でしか見られない神ステージでした。
 前回TIFで見た時も思いましたが、このグループは5人とも歌がうまくて全力です。それと同時に、先日病気で脱退した安藤ゆずの存在も非常に大きかったようです。ここ数年なかなか新譜どころでなかったのも、ハッキリとした理由が存在していますね。近いうちにアルバムレビューも書くことになるはずなので、またその時にあらためて彼女たちについて色々書きたいと思います。
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 3組とも見事なまでに神ステージで、この3組を選んだところにアイドルへの愛をあらためて感じさせるものでしたが、新喜劇パートはまだ続きます。母親役のすっちーが登場してアメをまいたり吉田裕と例のくだりをやったり、アイドル14人も舞台に登場して芝居は進み、借金は返済できることになったようですが利息分を更に払えということで、ねむきゅんがヤクザ2人に誘拐されるという展開。
 何とかしてねむきゅんを救い出そうという部分では3組とも芝居に参加。チームしゃちほこは自己紹介で吉田裕を倒そうとしますが全く効かず、最終的に手で叩きます。リアルに浣腸した人がいたようですが、誰なのかは分からずじまい。BiSHは4人がアイドルっぽいポーズをとった後、あまのじゃく担当のモモコグミカンパニーはリボンを取ります。池乃めだか師匠から伝授された「長さが一緒や」のギャグ、彼女の身長は確実に150cm以下のようです。メガネ担当のハシヤスメ・アツコもボクシングの経験があるようで倒そうとしますが、見事に返り討ち。どうやらサンドバッグと呼ばれていたようで、これも新喜劇の座長・川畑泰史の持ちギャグ。この2場面は団員アイドル全員がコケる演出、完璧に決まっていました。Negiccoの3人は例の乳首ドリル。わざわざ棒が白と緑のネギ仕様で用意されていました。やはりなかなか難しかった部分があったようですが、何とか形にはなっていました。3組の中で一番リアクションが大きかったのはチームしゃちほこの面々で、特にヤクザが逮捕されて一斉に叩くドタバタした場面でどさくさ紛れに乳首ドリルをやろうとする秋本帆華が素晴らしかったです。
 エンディングは全員揃って、奥田さんが挨拶。誕生日を祝おうというところですが、祝われる対象は3月6日が誕生日のBiSH無口担当・リンリン。彼には内緒のドッキリで締める形になりました。「アイドルは舞台袖で見るものじゃない、舞台の前で見たい」と最後に仰ってた彼とは、もしかするとどこかのアイドルイベントでリアルに顔を見られる機会があるかもしれないですが…。Negiccoだけでなく、しゃちやBiSHのことも新喜劇も芸人もますます好きになる充実した1日でした。本当に素晴らしいイベントだったので、出来れば来年もやってくれたらものすごく嬉しいと思っているのですが、どうでしょうか。

posted by Kersee at 19:30| Comment(0) | 音楽フェスティバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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