2018年07月01日

2018.7.1 LiSA LiVE is Smile Always〜ASiA TOUR 2018[eN]〜 in 大阪城ホール

 Girls Dead Monsterの2代目ボーカルとしてメジャーデビューしたのが2010年、ソロでは2011年ミニアルバム『Letter to U』でデビュー。以来アニメ主題歌とライブを中心に年々実績を作り上げ、今年5月発売となった初のベストアルバム『LiSA BEST -Day-』『LiSA BEST -Way-』はオリコンCD売上1位・2位を同時獲得。メジャーな音楽番組出演も徐々に増えてきて、いよいよジャンルを超えて誰もが知っている国民的歌手になろうとしています。いや日本だけでなくアジアでのライブも毎年開催しているので、国際的歌手と言った方が適当でしょうか。
 今回のツアーは武道館・大阪城ホール2daysの後にアジア5箇所を回る日程、アリーナツアーは昨年にも開催されていますが大阪城ホールのワンマンは今回が初。その2日目、このツアー4日目にして日本公演ラストとなるライブに足を運んできました。ではどうぞ。

LiSA BEST -Day-(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付) - LiSA
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LiSA BEST -Way-(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付) - LiSA
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 大阪城ホールに到着したのは開演20分前。もちろん多くの人で賑わっています。私はワンマン初参戦ということもあって遅めの到着ですが、早くから来た人も多かったようです。オフィシャルグッズは半数近くの商品が完売していました。特にTシャツ全種完売というのは、他のライブでもあまり見た記憶がありません。実際周りを見渡しても、ほとんどの人がオフィシャルのTシャツを身に着けてペンライトを装備しているように見えました。客席も立見席が出るくらいでほぼ完売。僅かにスタンド最上段が残っていたくらいでしょうか。ステージのはKブロック側にメインが作られて、そこから中央付近に小島が作られる形。メインの形状はグルッと花道が設けられて、その内側にバンドセットが設置されています。したがって座席は360度用意されていて、ビジョンが設けられる関係上前方スタンド上段は空けていますが、通常のアリーナ公演よりは確実に用意された席数は多いです。開演5分前のアナウンスはFM802のDJ・豊田穂乃花が担当。ライブ終了後にそのままインタビューして、番組でオンエアするそうです。当日は撮影用のカメラも入っていて、おそらくはDVD・ブルーレイ化かWOWOW辺りで放送されるかという形になるのでしょう。多くのLiSAっ子と言われるファンだけでなく、業界内からも極めて期待されているのがよく分かります。オーディエンスは男女比7:3くらいで、見渡す限り20代が半数近くを占めているでしょうか。ただ城ホールということもあって、客層に大きな偏りはなく万遍なく集まっている印象でした。



 ライブはまず映像からスタート。今回のツアータイトルは[eN]ということで、そのために作られたキャラクターのアニメーションが英語音声で再生されます(日本語字幕あり)。おそらくこれは先のアジアツアーでもそのまま使用されるのでしょう。細かい内容は憶えていないですが、何やら[eN]というのは一通りの意味ではないとかなんとか。やがてバンドメンバー・にゅーメンズの5人が登場、LiSAは中央にある円形のステージに立ちます。最初に披露されたのはデビューアルバムの1曲目に収録されている「Believe in myself」をアカペラで1コーラス。力強い歌声が広い会場に響き渡ります。その直後に響き渡るキーボード・あっきー(白井アキト)の演奏。披露されるのは定番曲「Rising Hope」。彼女の中ではトップクラスに知名度高い曲なので、さすがにワンマンに足を運ぶ立場で知らない人はほぼいないと思われますが、それを差し引いたとしても揃いまくっているLiSAっ子のコール。ペンライトも9割方同じ色で統一されていて、どの曲でどの色を照らすかというのも頭に入っているようです。それは次に演奏される「AxxxiS」「oath sign」についても同様。ライトはアリーナに何人かヲタ芸系の動きをしている方がいましたが、それ以外はほぼ同じ動きでシンクロしています。その率が高い現場は他でも多く見ていますが、激しいバンドロックだけあって余計に迫力が増している印象もありました。

 3曲終わって挨拶を兼ねたMC。彼女は岐阜県関市出身ですが、思いっきり関西弁で喋ってます。その様子を見る限りでは、どう見ても関西出身の面白い姉さんです。20年くらい経てば普通に大阪のおばちゃんとして通用しそうな勢いでした。”楽しんでもらって?””ええんやでー!”何やら独特のコールも色々あるようです。そういえばほとんど全てiは小文字で統一していたり、必ず”今日もいい日だ”を締めのフレーズに使っていたり。アーティストならではのこだわりが独特の用語に表れる例は各々多くありますが、彼女の場合はそれがかなり顕著に出ているようです。初めてワンマンに行く立場としては多少戸惑いもありますが、よく考えるといつも行ってるPerfumeやNegiccoは初めてだともっと面食らいそうなシーンが多々あります。ですのでさしたることではありません。多分。

 ライブはここから立て続けに楽曲披露。「Rally Go Round」はバンドセットをグルッと囲む通路を、LiSAっ子とハイタッチとかしながら周ります。ビジョンに表示されているのはファンシーな映像と、曲によっては書体を色々変えて歌詞が表示される場面もあったり。爽やかなメロディーで聴かせる「No More Time Machine」に8ビットな編曲と映像が色を添える「エレクトリリカル」、黒い衣装に替わってダークに決める「EGOiSTiC SHOOTER」「L.Miranic」。こうやってあらためてワンマンで見ると、一曲一曲の世界観がそれぞれかなり作り込まれているのがよく分かります。「EGOiSTiC SHOOTER」が始まる前にビジョンでは”怨”の文字、確かにこれは"eN"と読みますね。それぞれのセクションでテーマが決まる構成のようです。LiSAの歌声を生で聴いて感じたのは何と言ってもものすごい声量。声質は彼女独特のもので一般的にボーカル向けと言えるかは意見分かれる面もありそうですが、人並み外れた声量と思いっきり歌うことを重視するパフォーマンスがかえって彼女の声が持つ説得力を大きく上げています。ただ「EGOiSTiC SHOOTER」「L.Miranic」のパフォーマンスは若干高音の出が良くなさそうで、「L.Miranic」のラストは随分伸ばしが短いと感じました。曲終わり、映像に合わせてバックバンド・にゅーメンズのインスト演奏。”LiSA、頑張れー!”という声援がいくつか届きます。暫しの間演奏、しかしそれが終わってもLiSAが登場しません。というわけでにゅーメンズの5人がトークで繋ぎます。



 ギター担当はいくちゃん(生本直毅)CO-K(高慶卓史)、ベースはゆーこー(柳野裕孝)。ドラムがゆーやん(石井悠也)でキーボードはあっきー(白井アキト)。急遽設けられたトークコーナー、とりあえずはそれぞれの出身地も絡めてどこから来たかという話題に。当然大阪から来た人が多いかと思いきや手を挙げたのは全体の半分ほど、全国から遠征で来た人も多くいるようです。武道館・城ホール4箇所全部来たという人も結構な人数でした。出身はCO-Kが高知、あっきーが神奈川県綾瀬市、ゆーやんが神奈川県大和市、ゆーこーが鹿児島の模様。高知や鹿児島から来た人もいるようですが、さすがに神奈川県綾瀬市となるとピンポイント過ぎて誰もいない模様。ちなみにあっきーとゆーやんは地元の美味しいラーメン屋をお互い紹介し合っているようで、大阪で1万人集めている中で思いっきり神奈川のローカルトークを展開する一幕も。結構な時間繋いでいましたが、まだ少し時間がかかるようです。というわけで暫しライブ中断。

 中断中に流れるのは「best day, best way」「Catch the Moment」「Rising Hope」など今日のセトリにも入ったもしくは入るであろうLiSAの代表曲。というわけで本番さながらにペンライトが光り、所定の箇所でコールも一斉に起こります。アリーナを見渡すと、曲に合わせてミックスを打つ猛者が2人ほど。その動きに会場から拍手も起こっていました。「Rising Hope」ではここぞとばかりに加わろうとする若者が10人ほど走っていましたが、さすがに警備員から止められていました。それにしても、急遽出来た間を温め続けるLiSAっ子には頭が下がるばかり。演者とファンの間にある絆の深さを、あらためて強く感じさせる時間だったように思います。

 30分ほど中断してライブ再開。先ほどのインスト演奏から始まって「DOCTOR」「Empty MERMAiD」。ビジョンには”演”の文字、再開後の登場は和傘を持ってという形でした。更に真っ白なドレスに早替えしてバラード「シルシ」を披露。まさしく魅せるステージを展開した後にMC。”待たせちゃったね”という第一声。

 大阪でこういったライブ中断は以前にもあったそうです。場所はZepp Namba、調べによると2016年7月24日。彼女は551の名物・豚まんが大好きだそうで、毎年冷凍したものを持って帰ったり、ライブ前に食べたりしているようです。その日はライブ前に結構食べていたらしく、話によると3曲目辺りで喉が詰まったのでしょうか、急に声が出なくなって中断、ということがあったようです。この日のオフィシャルブログのタイトルは”7.24豚まん事件”と記されていました。で、どうやらこの日も、ライブ前に豚まんを食べていた模様。これまた7.1豚まん事件としてLiSA界隈で未来永劫語られそうです。ただ”好きな食べものはやめられないよね”と言う辺り、今後大阪でLiSAのライブを見る時はこういうハプニングも予期しておいた方が良いのかもしれません。というわけで喉の方は全開、期待しかさせませんという強い意気込みで後半戦に入ります。

 3年前から練習しているギター、超初心者だった彼女も今では多くの曲を弾けるようになったということです。彼女のギター演奏も加わって披露されるのは「WILL〜無色透明〜」。小島ステージからピックを投げるシーンもありましたが、LiSAよりもにゅーめんずの1人の方が先に出て少し目立っていました。ここからは盛り上がる曲中心、「Hi-FiVE!」「ROCK-mode '18」「Psychedelic Drive」「コズミックジェットコースター」とどんどん続きます。曲が始まるごとに大歓声、どの曲も手の動き・ペンライトの光・コールも全てバッチリ。いつの間にか声も高音まで出まくっていて絶好調。途中ビジョンには”宴”という文字もあり。

 「Catch the moment」、2017年のLiSAを代表する超名曲。本人もこの曲に対する想いは強そうで、”みんなの声を聴きたい”ということでサビの全員合唱から始まります。勿論ライブではイヤモニを装着していて、ステージから離れていてもにゅーめんずの演奏音は十分聴こえるようですが、それ越しでもファンの声援がものすごいと話していました。おかげでテンポが狂うというオチもつけていましたが。個人的にも大好きで何度も何度もリピートして聴いた曲ですが、あらためて聴いても本当に素晴らしい歌詞です。「Mr.Launcher」と続いた後はドキュメンタリータッチの映像。それを経て披露されるのは今回のベストアルバム収録の「Believe in ourselves」。あらためて今日来てくれたファンやにゅーめんずに感謝を込めたMCを経て「Thrill, Risk, Heartless」「crossing field」。ラストはベストアルバムのタイトルになったこの曲を会場全員でコール、「best day, best way」。終演後は今回のツアー国内公演終了と10月からホールツアー開催の旨の報告、このツアーについてはいくちゃんがラストであること、4箇所バックに写真撮影とムービーも撮影されました。もっともムービーはにゅーめんずが挨拶して退場する寸前で、撮り亜忘れていたことに気づいてという形でしたが。



 ラストのエンディングムービーも、Twitterで公開されたのでそのまま掲載。




 MCではあらためてファンに向けて最大限の感謝を述べるとともに、”すごい曲を書くので””期待しかしないでください”と何度も自らハードルを上げていました。また、来てくれる人をいかに驚かすか、喜んでくれるかを考えて一体の空間を作りあげたいとも話していました。歌いっぷりにも表れていますが、彼女の生きざまはとても前向きでアグレッシブ、そして何よりも明るいです。それとともに、プロとしていかに来てくれる人を楽しませるかというサービス精神に満ち溢れています。3時間半という長さは中断含めてなのでハプニングがあった所以ですが、冗長さはなく極めて楽しく素晴らしい内容でした。満足度は当然高くファン離れも起きないはずで、まだ更に集客力を伸ばしてドーム公演辺りまで実現する可能性もおおいにありあり。アニソン・声優系、ロック系、更にアイドル系や歌姫系の要素も満たしている彼女のライブはもう女性ソロJ-POPの最高到達点を示しているかのようでした。アルバムのヒットを考えると今年の紅白歌合戦出場の可能性も高いはずで、そうなると更にLiSAっ子と呼ばれるファンは増殖されると思われます。今からファンになっても遅くないと言うより、今だからこそファンになる価値があると言っても良いかもしれません。次に行くのはホールツアーになるでしょうか、あるいは来年大阪城ホールかそれ以外のアリーナになるでしょうか。いずれにしても早いうちにまた足を運ぶことになるでしょう。その時をまた楽しみにしたいです。



posted by Kersee at 17:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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