2018年10月22日

2018.10.22 aiko LOVE LIKE POP VOL.20 in 神戸国際会館こくさいホール

 今年デビュー20周年を迎えたaiko、恒例の全国ツアーLOVE LIKE POPも通算20回目。6月から全国で行われてる長期ツアーは、20回目にして初めてライブで訪れる場所もいくつかあるようです。今回の神戸公演も意外に久々で、2012年以来6年ぶり。当日の様子をレポしていきます。ちなみに個人的にaikoのライブに行くのは3年ぶり3回目ですが、2014年に足を運んだ当時は大阪城ホール、2015年はZepp Namba。ホールで見るのは今回が初めてとなります。そういう意味でも楽しみにしていた公演でした。

湿った夏の始まり[初回限定仕様盤](特典ポスターなし) - aiko
湿った夏の始まり[初回限定仕様盤](特典ポスターなし) - aiko

 ほぼ毎年足を運んでいる神戸国際会館こくさいホールですが、3階席から見るのは実を言うと初めて。2階席は何度かありますがここ数年はほぼ毎回1階席だったので、かえって新鮮。当然ステージからの距離はありますが、上から見下ろすステージはバンドセットの演奏が大変見やすいです。ドラムやキーボードの細かい動きは1階席だとなかなか見えないので、そういう意味では結構な良席と言えそうでした。音の良さは以前から何度も書いていますが、ステージから遠い場所でも見やすく作られている点を含めても、神戸国際会館こくさいホールは関西でもトップクラスの良ホールと言って良さそうです。

 開演時間から5分ほど押して場内放送。その後に待ち遠しいオーディエンスが手拍子の合図。オープニング映像には過去20年分のPVも入っていて、歴史の長さを感じさせます。「ストロー」のイントロとともに幕が降りてそのまま開演。その直前、影絵になっているaikoの動きも大変美しい絵になっています。シングルではないアルバム曲なので余計に懐かしい「エナジー」、最新アルバム『湿った夏の始まり』収録のスカアレンジ濃いめの新曲「あたしのせい」と勢いのある3曲が幕を開けます。今日も大変声量素晴らしいですが、前に見た時と比べて若干音程とフレージングの調子が良くないでしょうか。そんなことを少し思いつつ…。

 MCは相変わらず台本などを全く感じさせない内容で、その場の空気で進みます。ほぼファンの声援から話を広げています。この会場は最前列とステージとの距離が他と比べても近いようで、持ち前のサービス精神も思いっきり発揮していました。続いて披露されたのは「くちびる」「二時頃」「雨フラシ」。シングル「ストロー」のカップリング曲「雨フラシ」では曲をイメージした映像もビジョンに映し出されていました。

 再びMC。月曜日のライブということで、このために有休を使って…という話。今日のお客さんは案外”aikoのライブに行きます”で有休が通る人がいるようですが、何人の人がおばあちゃんを殺したのだろうという話も。そこから以前事務所に務めていた20代の人が認知症?を理由にして勝手に会社を欠勤してそのまま辞めたという話も。aikoがそれをやると年齢的に若干リアルで無理、そういう予防は歩くのが一番良いらしい、なぜだか分からないですがMCでも落ち着きなくあちこち歩きながらやるようになった、それを受けて”歩くのが一番良いよ!”という観客の声援で見事にオチ。綺麗に?次の演奏に入ります。「陽と陰」「Loveletter」「瞳」

 「瞳」はaikoを代表するバラードですが、生であらためて聴くと本当に沁み入るような名曲です。そういえば今日誕生日の人、というMCもしていたなぁと早くもライブ序盤を思い出しながら。一つひとつの言葉も明瞭で、この時点では直後のハプニングは想定できませんでした。

 次はキーボードで弾き語りのコーナーに入りますが、急に喉の調子がおかしくなります。昨年末のRADIO CRAZYにおける稲葉浩志、NegiFESのNao☆ちゃんや以前見た音髭のサイサイ・すぅちゃんほどではなかったですが、まあまあのガラガラ声。本人もかなり困惑しています。この会場でのライブは6年ぶりですが、その時も途中喉を痛めて10分ほどの中断があったのだとか。また前日は撮影でUSJに行ったそうですが、その際に相当疲れてしまったようで翌日朝起きた時点で喉が痛かったとのことで…。ここで選曲されたのは「恋人同士」。サビ前で随分と高音のボーカル、高い技術が要求される楽曲です。

 低音〜中音に関しては元々の発声が良いので、喉の調子はあまり関係ありません。ただ高音はやはりそうもいかず、上がりきれない声に思わず”なにこれw"という言葉まで出てしまいます。というわけで演奏後、舞台袖からスタッフが出てきてストップを掛けます。やや強制気味にライブ中断、10分ほどのインターバルで再び本人が登場します。

 スタッフと本人のミーティングの結果、”スタッフによると聴けたもんじゃない””こんな声では多くのお客さんに聴かせられない”というわけで、まさかの延期&振替公演決定。何度もものすごく自分の不甲斐なさを責めていて、大変悔しそうでした。ただせっかく来てくれたのにこのままでは帰れない、ということで出来るところまでやると宣言。そのまま曲の演奏に入ります。

 5曲ほど演奏したでしょうか。「未来を拾いに」「恋の涙」「予告」「夢見る隙間」といったところ。「夢見る隙間」では紙テープ演出、バンド紹介も一緒にしていました。ラストは「ハナガサイタ」。声の調子が良くない中でも、ステージの端から端まで走り回ってオーディエンスに手を振る姿は普段のパワフルなライブと同じく。違っていたのは先述した通りの高音の出と、応援しようという気持ちがいつも以上に溢れていているオーディエンスの熱気でしょうか。Twitterのコメントやライブ中MCのやり取りを見ていても、aikoのファンは本当に優しくて良い人ばかり集まっているという印象がこの日はより強くなりました。延期のお知らせに際しても、それ自体にガッカリする人も勿論いたと思いますが、それより真っ先にaikoの体調を心配する人が間違いなく大多数だったように感じます。

 歌い終わる頃には中盤と比べて喉の調子は治りつつありましたが、やはり無理は出来ないということでバンドメンバーと挨拶。何度もオーディエンスに向かって謝りながら、今日のリベンジを強く誓っていました。というわけで代替公演も余程日程に無理がなければ足を運ぶつもりです。あらためて素晴らしいステージを見せてくれることを期待するとともに、ゆっくり休んで治して欲しいと心から願うところです。









posted by Kersee at 19:00| Comment(0) | ワンマンライブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: