2015年08月02日

2015.8.2 TOKYO IDOL FESTIVAL 2015 2日目 in お台場・青海周辺エリア各所

 TOKYO IDOL FESTIVAL、2日目に見たステージをレポします。今回は前置きなしで、早速書いていくことにします。

Silent Siren(HEAT GARAGE)
lyrical school(HOT STAGE)
吉川 友(HEAT GARAGE)
清竜人25(HOT STAGE)
永援・少女(ENJOY STADIUM)
さんみゅ〜(ENJOY STADIUM)
とちおとめ25(ENJOY STADIUM)
FES☆TIVE(DOLL FACTORY)
大阪☆春夏秋冬(DOLL FACTORY)
ベイビーレイズJAPAN(SMILE GARDEN)
9nine(SMILE GARDEN)
PASSPO☆(SMILE GARDEN)
アップアップガールズ(仮)(SMILE GARDEN)
Negicco(SMILE GARDEN)

Silent Siren(HEAT GARAGE)
 本番数日前にややサプライズに近い形で発表されたサイサイの名前。いくらルックスがかわいいと言っても明らかに彼女たちはアイドルじゃないというツッコミが。ただ思えば昨年はCyntiaが出演、今年も彼女たち以外にがんばれ!VictoryやらCaramelやらガールズバンドの方々もチラホラ。アイドルの祭典と言いつつ、実はガールズバンドにとっても重要なイベントになっているのかもしれません。前日はROCK IN JAPAN FESTIVAL、SOUND OF FORESTのステージに出演。メンバーだけでなく彼女たちを応援する方々もひたちなか・お台場の2連投。数十人単位でいるようでした。
 演奏された曲は3曲。「ラッキーガール」「ぐるぐるワンダーランド」「ビーサン」。楽曲も良し、すぅこと吉田菫のボーカルも演奏も良しで言うことなしでしたが、中でも際立っていたのがキーボード担当のゆかるんこと黒坂優香子。右手で演奏しながら左手でクラップやらワイパーやら促す姿で恐ろしく可愛かったです。151cmという小さな体もキュートさに拍車をかけていました。武道館ワンマンも満員で大成功させるほどなので、初々しさは良い意味でまるでなく貫禄さえも感じさせる内容。ロッキンでもLAKE STAGE、いや一番大きいGRASS STAGEに立っていても全く不思議ではない印象でした。
 さて彼女たちのツアーでは毎回ゲームコーナーがあり、そこで最下位になったメンバーが罰ゲームをするのが恒例になっているそうです。今回最下位になったのは先ほど話題にしたゆかるんらしいですが、罰ゲームが”PASSPO☆と一緒に振り付けと歌を完璧にコピーして共演する”という内容。それが決定したのは7月24日だったそうなのでまさに急遽という形。ちなみにサイサイとPASSPO☆は同じ事務所・プラチナム所属という縁があるようです。というわけで前日HOT STAGEのトリだったのに朝一で駆り出されるPASSPO☆の面々が登場。こちらとしては勝手に罰ゲームということになって甚だ迷惑という玉井杏奈のツッコミが入ります。元々2組とも仲は非常に良く、トークは非常に盛り上がります。その間に罰ゲームのゆかるんがPASSPO☆の衣装に着替えるという形。その着替えた姿の時点で早くもPASSPO☆に馴染んでいます。身長もメンバーで一番背が低い増井みおとあまり変わらない状況。
 演奏される楽曲は「マテリアルGirl」。この1週間必死に練習していたそうですがゆかるん自身は元々アイドル好きでパッセンでもあるという話。というわけでステージは割と冗談抜きで完璧な内容でした。振り付けだけでなくご丁寧に歌パートまで設けられていましたがこちらも十二分の歌唱力。こういうコラボは各イベントでチラホラありますが、ここまで完成度高いのはまず見れません。普通にそのままPASSPO☆加入で良いんじゃないかと思いました。もっとも実際はさすがにそうもいかずこのステージ限定。罰ゲームということでしたがPASSPO☆のメンバーも当のゆかるん自身も楽しんでいて罰ゲームになっていないというツッコミが多々。特に前回罰ゲームのすぅはバンジージャンプだったので若干納得がいかなかった様子も。もっとも他の3人はダンスが苦手ということだったので結果的にはこれで良かったという締めではありました。貴重な共演を見ることが出来たとともにステージのレベルの高さも段違い。1ヶ月後新潟でまたステージを見ることになる予定ですが、ワンマンも早いうちに足を運びたいです。


lyrical school(HOT STAGE)
 毎年着実に成長しているアイドルといえばやはりこの人たちになるでしょうか。TIF出場4回目にして初めてHOT STAGEのライブに漕ぎつけた彼女たち。昨年FESTIVAL STAGEで見た時点で既にもうそれに相応しいとは書きましたが、2ndアルバム『SPOT』をリリースした今年も絶好調。満を持してという言葉が実にしっくりくる今回のステージ、まずは初期曲「リボンをきゅっと」「PARADE」「プチャヘンザ!」のメドレーから。前身であるtengal6としての時代の頃も入っています。続く「photograph」も初期曲。まだ個人的にグループ初期の楽曲は未開拓なんですが、ライブを楽しむという点ではあまり問題なし。リズミカルに自由に動き回るステージング、あらためて聴くと6人・特に紫色ユニフォームminanの声量はかなりのもの。メロディーという概念がやや薄いヒップホップですが、確かな声量がないとやっぱり成立しないものだとあらためて感じます。
 後半は「FRESH!!!」、そして新曲「ワンダーグラウンド」を披露。もっと長く、もっと色々な曲を聴きたいというのが正直な感想でした。昼の暑い時間によくマッチしている彼女たちのステージですが、来年は夕方のSMILE GARDEN辺りで見てみたいです。この日は夜のSKY STAGEにも出演していて、時間の制約さえなければそちらにも足を運びたかったのですが…。


吉川 友(HEAT GARAGE)
 このステージの持ち時間は20分。まず最初に歌う「恋愛遠慕」はあっという間の短い曲でした。20分で2曲という説明の後歌われたのは、アイドル史上最も長い曲として話題になった「花」。17分25秒フルコーラスでガッツリ披露。この曲はまだ聴いたことなかったのであらためての初聴でしたが、1曲というより3曲を台詞で繋げて一体にした楽曲という感想を持ちました。歴史を辿ると浪曲に行き着きそうな感じですが歌詞はラブソング。他のステージでは持ち時間15分なので、歌うならやはりここしかなかったという状況でしょうか。1曲中に早替えも2度あり、ドレスに包まれた衣装は最終的にわがままボディー全開のセクシーさに。今年の彼女の持ち味をしっかり出していた良ステージでした。


清竜人25(HOT STAGE)
 Silent Siren同様こちらも前日ロッキン出演の2連投。TIFはこのHOT STAGEだけなので、今回どうしても外すことができないステージでした。清竜人と6人の妻で構成される一夫多妻制ユニット。その独自性とクオリティの高さでこの1年大きな話題を呼んでいて、今回満を持しての出演になります。
 最初に演奏されたのは「ラブ ボクシング」。ディスコサウンドに載せられるボクシングの振り付けと歌詞。清竜人の天才っぷりはこのユニット以前から言われていたことですが、あらためて見るとまさにその通り。このユニットを組むという発想も勿論ですが楽曲もそうですし、何より歌唱力がものすごかったですね。リズムといい声量といい真似できないほどの上手さに満ち溢れていました。「A・B・Cじゃグッと来ない!!」と2曲続けた後で自己紹介を兼ねたMC。MCは基本的に夫人6人の進行で、清竜人は舞台裏に掃けるという設定。亭主関白っぷりをアピールしているのか、あるいは体力的にキツイのかどうかは不明。一応夫人メンバーは”シャイだから”ということをおっしゃっていましたが。
 楽曲披露は全部で6つになるでしょうか。竜人が夫人のスカートをのぞく曲もあれば、冒頭から”YO! YO! スケベ!スケベ!”と言われる楽曲もあったり(「Mr.PLAY BOY」)して実にバラエティーに富んだ顔ぶれ。こうあらためて見ると夫人たちはあくまでも亭主である清竜人をサポートしている感じで、あくまでも主役は彼。女性アイドルが中心のイベントだからこそ彼の存在がより光っているような、そんな気もするようなしないような。いずれにしても9月初めに新しいオリジナルアルバムが発売されるようなので、こちらも是非チェックしたいです。


永援・少女(ENJOY STADIUM)
 思いっ切り初見かつ初聴なのでどんなものかと思いましたが、出てきたのは明らかに小学生と思える女の子が数名。そして大人で美人な女性ボーカルさんが出てきて熱唱していました。このグループ目的で来た人はおそらくほとんどいないようで、前方は次のステージ目当ての人が主でしたがその割には盛り上がっていたと思います。”もっと声を出して!”のコールはかなり多かったですが。なんだかアイドルのライブというより授業参観か文化祭に来ているような感覚でした。メインのお姉さんの歌唱力が結構なものだったので、ステージは割と良かったと思います。てっきり初出演かと思いましたが前回も出ていて、一応2年連続出演なんだとか。

さんみゅ〜(ENJOY STADIUM)
 こちらは2年前のTIFで見ているはずなんですがどんなステージをしていたのかまるで記憶になく。というわけで実質初見みたいなものですが、手を中心とした振り付けの憶えやすさに共感できる内容でした。これだとステージのみんなと一緒に盛り上がりやすい、的な感じで。
 セトリは「Live a Live!〜愛があれば大丈夫〜」「僕はココにいる」「トゲトゲ」「そっと、ぎゅっと、もっと、ずっと」とのこと。グループ名が示す通りサンミュージック所属ですが、10月に発売される予定の「トゲトゲ」は事務所の先輩・ベッキーの作詞作曲で作られた楽曲。最初の2曲は比較的清純なイメージの楽曲でしたが、こちらはなんだかSDN48が歌いそうな変な曲だなという印象でした。ラストの1曲は新メンバーと称してアイドリング!!!の2人が登場。一緒に踊っていました。コラボの出来に関してはサッパリ分からないですが。
 ちなみにSMILE GARDENでも彼女たちのステージはチラ見。「夏祭り」のカバーを聴いてようやく2年前のステージを思い出しました。フレッシュな印象だった2年前と比べて今はイントロをアカペラで歌うという演出。確かにしっかりと成長しているようです。今度見る時はあらためて曲を憶えて参加できれば、というところですね。


とちおとめ25(ENJOY STADIUM)
 栃木を拠点としたご当地アイドル。一応初見ですがなぜか2年前にシングル「GYO-ZA Party」をレンタルで入手していまして、個人的には完全にその曲のイメージでした。ですが実際に演奏されたのは「いちごパフェ」という曲と「ゆ」というタイトルの温泉の曲などなど。いちごの曲は複数やっていたような気もしますが。なんだか変な曲ばっかりの印象もありましたが、ステージは勢いがあってとても良かったです。栃木に足を運ぶ機会があれば是非会いたいですね。あと個人的に今回群馬のB-POPアイドル・リンダ3世がいなかったのがとても残念でした。2日にあった地元イベントを優先した形のようです。2年連続で斜め上なステージを見せられたので、出来れば今年も見たかったものですが。


FES☆TIVE(DOLL FACTORY)
 ステージどころかグループの名前も初見。下調べもなしに見たのですがなかなか賑やかなステージで良かったです。今年2周年を迎えたそうですがTIFは初出演とのこと。お祭りアイドルというコンセプトだそうですが、その通りに賑やかで激しく踊る楽曲を連発していました。オーディエンスがジャンプ連発してサークルがちょっとだけ起きる程度に盛り上がっていました。目指すはアップアップガールズ(仮)になるんでしょうか。間違いなく良いアクトになっていたと思うので、今後の活躍もおおいに期待できそうです。


大阪☆春夏秋冬(DOLL FACTORY)
 TIFの様子は多くのオーディエンスがTwitterで呟いているので当日見ていないステージも概ねの評判は推測できるのですが、その中で1日目に彼女たちのステージを見た人の反響がものすごいことになっていました。絶賛・絶賛・さらに絶賛の声が絶えない様子。1日目終了後に情報交換も兼ねて仲の良いフォロワーさんと話した中でもオススメという話がありましたので、急遽スケジュールに組み入れて足を運ぶことにしました。
 結論からいいましょう。反響は全くもって間違いありませんでした。ものすごいです。楽曲やダンスそのものも良かったのですが何よりメインボーカルの歌声。アイドルの歴史は小柳ルミ子・南沙織以来半世紀近くにまで遡り、ここ2年歌のうまいアイドルも生で結構な数を見ているつもりなんですがその中でも段違いの上手さだと思いました。発声がまず完璧ですしソウルフルな歌声は迫力も満点、声量もかなりのもの。日本だけでなく海外でも十二分に通用する存在で、アイドルの中で最上位に入る歌唱力の持ち主である森詩織・林愛夏・新井ひとみ辺りと比べても更に上。Superflyの越智志帆とかMisiaとか和楽器バンドの鈴華ゆう子とか、その辺りと比較したくなるレベルです。ユニット編成や歌唱力などを考えるともう21世紀型アイドルというより1990年代後半、SPEEDなどの沖縄アクターズスクール勢を彷彿させる部分の方が強いかもしれませんね。メインボーカルの名前は小川舞奈というそうです。今回のTIFで新たに憶える最重要の人物としてチェックしないといけないですね。
 セットリストは「C'mon」「カメレオン少女」「BABYCRAZY」「Let you fly」とのこと。曲に関しては後々開拓したいです。そして何よりグループ名が示す通り拠点は大阪。今年中にリリースイベントでも規模の小さいライブハウスでもいいので、なんとかもう一度あらためてチェックしたいところです。


ベイビーレイズJAPAN(SMILE GARDEN)
 前日に2つステージを見ましたがこの日もSMILE GARDENで彼女たちのステージを見ることに。SKY STAGEの並びも魅力でしたがこうなるとSMILE GARDEN一番最後のステージが堪能しにくくなりますからね。素直にSMILE GARDENで見ることにしました。バニラビーンズ、さんみゅ〜辺りから人は相当集まっていて、このステージはそれに続く形になります。
 新曲「Pretty Little Baby」、体操の「世界はチャチャチャ!」は結局このTIF全てのステージでやり切った形。ノルマ?みたいな感じで冒頭2曲をやった後は「チャリンコアイドル」「ベイビーレイズ」「夜明けBrand New Days」。「チャリンコ〜」はサークルまで起きていたようで、SMILE GARDENに舞う砂埃の量が相当なものになっていました。あとの2曲はベビレの歴史を繋ぐかのようなエモーショナル・ロックソング。素晴らしいですね。でも「世界はチャチャチャ!」にしても「夜明けBrand New Days」にしても元はと言えば「栄光サンライズ」のカップリング曲で、そう考えると表題曲の立場は…、と思ってしまった部分も少しだけあります。
 それにしてもワンマンライブも含めて考えると彼女たちは本当に急成長しましたね。本来の激しい路線においても、多様な見せ方という点においても歌唱力においてもビジュアル面においても。もしかするとこの1年で一番成長したグループかもしれません。武道館ワンマンの経験は確実にプラスだったと思いますが、それ以上のアルファが非常に大きいように思います。来年どこまで伸びるかあらためてまた期待したいです。そろそろSMILE GARDEN2日目のトリ付近を任せてもいい領域にはなっているように感じますね。


9nine(SMILE GARDEN)
 9nineはベビレよりも前に武道館単独公演を実現させていて、TIFも出演は2年ぶり、任されるステージもHOT STAGEとここだけ。今年で結成10周年でメジャーデビュー5周年ですからキャリアが違います。ただ2年前にSMILE GARDENで見た時はステージがよく見えない状況になってしまったのですが今回も前方に行けたとは言え似たような状況。あくまで個人的になんですが、なかなかじっくりと見る機会に恵まれません。
 というわけでセットリストは「With You/With Me」「MY ONLY ONE」「SHINING☆STAR」「SUMMER SUMMER SUMMER」「THE MAGI9AL FES.」。「MY ONLY ONE」は8月26日発売の新曲ですね。独特の振り付けをみんなで踊ったりタオルを回したりで盛り上がるステージを展開していました。EDMメインのサウンドは同事務所ながらベイビーレイズJAPANとは全く違う種類の音楽ですが、良い意味で好対照を成していたのではないかと思います。


PASSPO☆(SMILE GARDEN)
 SMILE GARDENもいよいよ大詰め、激しいロックテイストのアイドルが続く形で盛り上がりも最高潮に達します。前日同様この日も今年のアルバムの衣装で登場。お馴染み「Pretty Lie」から「ViVi夏」「夏空HANABI」「向日葵」の最強メドレーで「マテリアルGirl」で締めるセットリストも文句なし。熱気が張りつめるSMILE GARDENのステージを更に熱くするような内容で大変素晴らしかったです。
 さて、昨年のSMILE GARDENでは一部エリアが無法地帯と化していたのですが今年も残念ながらそれは変わらず。最初は風船が舞った程度ですがやがてリフトが数騎上がりサイリウムが真上に投げられ、「向日葵」ではサークルモッシュも起きて大変なことになっていました。そもそも始まる前、9nineのステージの時点で奇声を上げる人もいたりして若干気が散りましたが、それが終わった後に相当なモッシュが起こります。リフトをする人はロック界隈だと多少周りに気を配るものですが、少なくともこのステージにおいてそんな感じの人はいませんでした。概ね自分勝手に盛り上がってステージが終わると仲間内でハイタッチ。おかげで次のステージに入る頃には収まりましたが、ターゲットになった彼女たちにとっては迷惑行為に近いものがあって堪ったものではありません。メドレー形式のセトリでなければ途中でライブが止まっても不思議ではなかったと思います。
 今回は前回と比べて相当規制が厳しくなりました。客席にダイブしたアイドルは翌日出場停止になり、エリアによっては黙認もあったそうですがリフトした客は即刻退場処分。FESTIVAL STAGEではライブを止める場面もあったそうです。このステージが始まる直前にもかなり厳しい感じであらためて諸注意がありましたが、残念ながら全てが無駄だったようです。考えてみればTIFも残りあと2ステージ、ここで仮に退場になったとしてもされた側としてはあまり痛手ではありません。事故が起きてからでは遅い上に来年以降のTIF開催にも関わるわけですが暴れる人にとっては関係ないことでしょうからねぇ。あまりに自分勝手で困った話ですが。
 諸注意もさることながら、前回以上にメンバーもTwitterで多々苦言を呈しています。念のために言うと前日夜のHOT STAGEではそういうこと一切なく、むろんワンマンでもサイリウムを投げるような人はいません。ただ「向日葵」の振り付け自体、Bメロで騎馬を組むシーンがあったのが拍車をかけた部分もあります。また2年連続でこうなった以上、おそらく来年以降PASSPO☆は2日目夜のSMILE GARDENは外されるのではないでしょうか。アイドリング!!!が今年で最後と考えると、もしかするとHOT STAGEのグランドフィナーレを任される形になるかもしれません。PASSPO☆はTIFに無くてはならない存在ですし、外されることは活動休止でもしない限り100%ないはずです。色々ありましたがあらためて考えても彼女たちの実力はアイドルの中でトップクラスにあります。それはTIFで一度でもステージを見たことがある人なら共通認識なのではないでしょうか。


アップアップガールズ(仮)(SMILE GARDEN)
 PASSPO☆の後にこれまた激しいパフォーマンスをするアプガ。次のステージで出てくる方たちのことを考えると祈るような気持ちになりましたが、1曲目に演奏されたのは「サイリウム」。SMILE GARDENに上げられる無数のサイリウムの海。様々な色で彩られた光景はステージからどう見えていたのでしょうか。前ステージの危険な流れはこれで完全に清められました。感動的な場面です。
 そして「アッパーレー」で大暴れ。メンバーみんなで客席に水風船を投げつけます。ちなみに私、思いっ切り顔面に命中してしまいました。「チョッパー☆チョッパー」を経てラストはもちろん「アッパーカット!」。今年は7ステージ出演というフル稼働っぷりでしたが、最後はそれに相応しい大盛り上がり。もはやTIFの主と言っても差し支えないでしょう。来年はいよいよこのSMILE GARDENあるいはHOT STAGEのトリを任せられる存在になるでしょうか。


Negicco(SMILE GARDEN)
 今年は全国ツアーどころかわざわざ新潟の初ホールワンマンまで見に行った自分。TIF2日目に関して言うと、もう完全にこのステージを見に来たと言っても過言ではないほど。HOT STAGEではアイドリング!!!が終わりグランドフィナーレにあたる時間帯。SKY STAGEではトリのあゆみくりかまきのステージが終わって多くの人がSMILE GARDENに戻ってきています。同じエリアのDOLL FACTORY、ENJOY STADIUMもライブ終了。HEAT GARAGEでもでんぱ組.incのステージが既に終了して、その後でこちらに来た人もいたでしょうか。前方にいたので後ろの方は分からない部分もありますが、SMILE GARDENはまさに人が溢れると言わんばかりの凄い人数が集結していたそうです。直前のステージのロックテイストな盛り上がり。果たしてどういった形に仕上がるのか、正直思い入れが強いグループなだけに不安な気持ちもありました。
 SEが鳴り3人が登場、1曲目は「トリプル!WONDERLAND」。前日と同様衣装は青を基調とした鮮やかなもの。”せーの!”から始まる会場全体の大合唱。早くもSMILE GARDENの空気を掴んだと言える3人、心なしか3人とも涙が出そうになっているようにも見えました。ぽんちゃは本番前に感動で泣いていたようですが、ステージ前で泣いた分本番ではより頼り甲斐ある存在のようにも感じました。
 2曲目は新曲「ねぇ バーディア」。発売は9日後でライブ初披露は前日のHOT STAGE。いくらYoutubeにフルがアップされているとは言えこの一体感。そして池田貴史が作った美しいメロディーにじっくり作り込まれた歌詞。”あなたに あなたに あなたに会いに行きます””好きになってもいいのかな もう止まらないネギ”。ここで自分は完全に感動で涙で出てしまいました。一つのラブソングとしても、ライブでファンのために歌う曲としてもここまで完璧に成立している楽曲は類を見ないのではないでしょうか。そして3曲目は「さよならMusic」。5月の新潟のこと、Negiccoのこれまでのヒストリー、このTIFで起こった2日間のこと、そして今年のTIF自体が間もなく終わりを迎えそうなこと…。様々なことが頭の中に去来してきました。歌っている3人も幾分涙声になっているような。当然見ている私は完全に泣いています。ライブを見ていて感動で涙したステージは過去にいくつかありますが、多分それ以上に大泣きしていたかもしれません。
 そして遂にやって来た「圧倒的なスタイル」。今回Negiccoは4ステージに出演したそうですが、今年はここまで温存していました。となると2コーラス終わってやることはただ一つ。会場一斉のラインダンス。この規模も時の経過を追うごとにどんどん大きくなっていますが、おそらく今のところ最高人数だったのではないでしょうか。Negiccoだけでなく全てのアイドルファンが一体になったステージではありますが、おそらくそれが最も集結した瞬間だったのではないかと思います。圧巻という一言では到底片付けられることは出来ません。ラストは「ときめきのヘッドライナー」。発表から2年経って本当にTIFのヘッドライナーになった今、選曲するのはこの時しかないと言わんばかり。究極。この2文字がここまでしっくりくる場面はありません。2週間後の日比谷野外音楽堂ワンマン告知のみのMCでステージ裏に掃ける3人。かっこ良すぎです。
 本番前に”勝負の25分”と言い切ったこのステージ、もう何も言うことはありません。6回目を迎えたTOKYO IDOL FESTIVAL、何百あるいは1000以上のステージがこれまでに展開されていますがその中でも間違いなくトップクラス。伝説のステージと言い切っても過言ではないでしょう。2年前に初めてTIFに行った時に多くの素晴らしいアイドルがいた中で最終的に最も応援する存在となったNegicco、その選択に間違いはありませんでした。日比谷のワンマン、おそらくかなり盛り上がるのではないでしょうか。残念ながら私は行けないですが、SMILE GARDENでこのステージを見た人の多くがこの野音の購入することを祈りたいです。ステージは間違いなく素晴らしいものになるはずなので。




 というわけで遅くなりましたが2015年TIFで見たステージ全てをアップしました。最終的には完全にラストにNegiccoに集約された形になりますが、今年も本当に収穫の大きな2日間になりました。アイドルネッサンスと大阪☆春夏秋冬に関しては今後取り上げる機会が次のTIFまでにおそらく複数回出てくると思います。またSilent Sirenや清竜人25辺りもアイドルというより一アーティストとして素晴らしかったです。来年もおそらく足を運ぶ形になる可能性は高いと思います。それまでにアイドル界隈がどう新しく展開されていくのか、こちらも気になるところですね。そのために主催者のフジテレビさんにはもう少し頑張って頂きたいところです。最近色んなことが裏目に出まくっていて、その影響が若干こちらにも出てた印象があったので…。

posted by Kersee at 10:00| Comment(0) | 音楽フェスティバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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